2017年/日本/91分/配給:シグロ

2017年8月26日

(C)2017 siglo

解説

「ぼくの指に きみの指が触れたとき そこに言葉が生まれた」
目が見えなくて耳が聞こえない人のことを、盲ろう者といいます。盲ろうの人たちは、指で触れあうことで世界とつながっています。
地域で支えあいながら暮らしている盲ろうの人たちを、全国各地に訪ねました。
この作品は盲ろう者の人たちをめぐる映画ですが、同時に人びとは誰も皆いろいろな可能性を持ってつながっていて、そのつながりの中から常に希望の糸を紡いで暮らしていることを伝えたいと思いました。
人は独りではない=その瞬間をつかまえるような作品を目指して、盲ろう者と周囲の人たちとの関係性をまじろがず カメラで見つめました。
私たちが生きていくことの原点が、盲ろうという“障がい”の中につまっていることを、この映画から発見してほしいと願っています。

ヘレン・ケラーのように−—−
「盲ろう」と共に生き、人とつながり、この世界を変えていく
宮崎、宮城、広島、新潟、東京など本作に登場する、盲ろうという障がいと共に生きている多くの人たち。あのヘレン・ケラーを思い出す人も多いでしょう。東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智さんは盲ろうというハンディを抱えながら日本で初めて大学進学を果たし、障害学やバリアフリー論研究の第一人者として、障がい者の福祉増進を目指す活動に取り組んでいます。福島さんは語りかけます。「盲ろう者の人生をどう意味あるものにしていくか考えた時に、やはり広い意味での人の力だと思っています」と。

『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』の西原孝至監督が人生の本当の豊かさをみつめる
本作の監督は、学生団体SEALDsの活動を追った『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』が大きな注目を集めた西原孝至。前作に続き、不安を抱えながらも手探りで新しい一歩を踏み出そうとしている人々の姿を、透徹した柔らかい眼差しで見つめている。

ストーリー

スタッフ

製作:シグロ
企画:NPO法人バリアフリー映画研究会
企画・製作:山上徹二郎、大河内直之、北岡賢剛
プロデューサー:小町谷健彦
監督:西原孝至
撮影:加藤孝信
   山本大輔

キャスト

LINK

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https://www.youtube.com/watch?v=5orCfSERcLg&feature=youtu.be
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