原題:GIMME DANGER

2016年/アメリカ/英語/108分/アメリカンビスタ/カラー、モノクロ/5.1ch/ 原題: /日本語字幕:齋藤敦子   提供:キングレコード、ロングライド 配給:ロングライド

2017年9月2日(土)、新宿シネマカリテほか全国順次公開

© 2016 Low Mind Films Inc

解説

『トレインスポッティング』(96)の鮮烈なオープニングを飾る楽曲「ラスト・フォー・ライフ」で知られる 〈ゴッドファーザー・オブ・パンク〉イギー・ポップ。そして、『パターソン』(8月26日公開)も控えるインディペンデント映画界の鬼才ジム・ジャームッシュ。熱烈なイギーファンであるジャームッシュは『デッドマン』(95)、『コーヒー&シガレッツ』(03)で彼を役者として起用するなど長年に渡って親交を深めてきた。ある日イギーはジャームッシュにオファーする。
「俺たちストゥージズの映画を撮って欲しい」と―。

ザ・ストゥージズは米国ミシガン州で67年に結成された4人組バンド。
攻撃的で実験的なサウンドとなによりもフロントマン、イギー・ポップの危険で過激なステージングでそれまでのロックの概念を破壊。半裸でのクレイジーなパフォーマンスから日本では“淫力魔人”なる邦題もつけられた。
あのデヴィッド・ボウイがイギーに惚れ込み、ロック史に残る友情を築いたことも知られている。しかし、当時ストゥージズは評論家から「下品で退廃的」と叩かれて正当な評価を得ることはなく様々な問題を抱え、たった3枚のアルバムを残し74年に解散する。だがその後、セックス・ピストルズやラモーンズ、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、名だたるバンドがストゥージズからの影響を公言。現在では、パンクやオルタナ・ロックの出発点となったバンドとして再評価されて、2010年にはロックの殿堂入りを果たした。

ジャームッシュはメンバーと本当に近しい関係者にのみ取材する方法を選んだ。
イギーを軸に、当事者たちの言葉だけで語られるストゥージズの華々しくも混乱に満ちた日々、デヴィッド・ボウイとの出会い、メンバーたちの波乱万丈な人生、30年後の奇跡の再結成、そして永遠の別れ―。

ストーリー

1967年、ミシガン州アナーバーで結成されたバンド、ザ・ストゥージズ。
過激で危険なフロントマン、イギー・ポップを中心にバンドは活動を始めるが、その型にハマらない音楽はキワモノ扱いされ思うように活動できない中、彼らにいち早く注目したのはイギリスで人気絶頂だったデヴィッド・ボウイだった。
ボウイに呼び寄せられストゥージズは渡英。しかしたった3枚のアルバムを残し、74年にバンドは解散する―。セックス・ピストルズ、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど後の音楽シーンに多大な影響を与え伝説となったストゥージズ。彼らがロック・ファンを惹きつける理由は何なのか。
イギー・ポップを軸に、メンバーと、本当に近しい関係者のインタビュー、そして新たに発見された貴重な映像や写真で、ストゥージズの真実が明らかになる。

スタッフ

監督:ジム・ジャームッシュ
提供:キングレコード、ロングライド 配給:ロングライド 
オリジナル・サウンドトラック:ワーナーミュージック・ジャパン

キャスト

イギー・ポップ、ロン・アシュトン、スコット・アシュトン、
ジェームズ・ウィリアムスン 他

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□IMDb
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https://youtu.be/2ijTcFOdPkI
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