原題:Maradona par Kusturica

2008 年カンヌ映画祭 アウト・オブ・コンペティション ミッドナイト部門 正式出品作品 2008 年ヘルシンキ国際映画祭 正式出品作品 2008 年コペンハーゲン・ドキュメンタリー映画際 正式出品作品 2009 年グアダラハラ国際映画祭 正式出品作品 2009 年シアトル国際映画祭 正式出品作品

2008年/フランス・スペイン/カラー/90分/ 配給:キングレコード、日本出版販売

2011年10/1(土)〜10/7(金)/10/15(土)〜10/21(金)シアターN渋谷にてロードショー 2010年06月09日よりDVDリリース 2009年12月 12日よりシアターN渋谷にてロードショー

公開初日 2009/12/12

配給会社名 0109/0434

解説


神の子と呼ばれた男は、1人の人間だった。
このドキュメンタリーは、ヒストリーでもなく、英雄譚でもない。
クストリッツァだから、“神の子”マラドーナが“人間”に見える。

アルゼンチン国民の英雄、ナポリの救世主、稀代のエンターテナー、そして薬に溺れた堕ちた偶像・・・。 20 世紀スポーツ界もっともスキャンダラスなスーパースター。“神の子”ディエゴ・アルマンド・マラドーナ48歳。名匠エミール・クストリッツァ監督が、ブエノスアイレスからナポリ、ベオグラードへと“魂の反逆児”の真実を追う。

今までのドキュメンタリーとは全く違うマラドーナがここにいる。

マラドーナのドキュメンタリーは、数多リリースされているが、この映画はヒストリーでも英雄譚でもない。クストリッツァがマラドーナに限りなく接近し、全てありのままのマラドーナの言葉で語られる。そして、我々がマラドーナに向きあえたときクストリッツァ作品が愛される理由。そして我々日本人が失ってしまったものにさえ気づき始める。
栄光と挫折を繰り返す“神の子”ディエゴ・アルマンド・マラドーナ48歳。

数え切れないゴールを決めた“魂の反逆児”が狙う人生のゴールはどこにあるのか !?
彼が 10 代の若さで世界に登場した時、我々は“神の子”と崇め、奉り立てた。 86 年メキシコ W 杯で頂点を極めた後は、数々のピッチ上での美しいドラマとは裏腹にピッチ外でのスキャンダルにより次第に神の輝きを失っていった・・・堕落していく様を知りながらも我々の心の中にいつまでも残るピッチでの躍動、ゴールの笑顔、悔しさに人目をはばからず涙する姿。ひとたび彼のプレーを目にした全ての人は、なぜだか今も彼の魅力の虜になっている。

マラドーナ
あなたは何でそんなに素直なんですか?
あなたは何でそんなに自分を苦しめるのですか?
あなたは何で人生を諦めようとしたのですか?
そんな質問を何度もしたくなる人。
引き裂かれた国。旧ユーゴスラビア、セルビア共和国出身。カンヌ映画祭で 2 度のパルムドール(最高賞)に輝いた映画界の巨匠エミール・クストリッツァもそんな彼の熱狂的なファンの1人。クストリッツァの祖国セルビアとマラドーナの祖国アルゼンチンは戦争や貧困という共通点を持っている。マラドーナは、クストリッツァに最高のプレーを見せ、遠い異国から夢を与えた。今では世界中の人に愛されるクストリッツァの作品と貧困から栄光と挫折を味わったマラドーナ。クストリッツァだから話せるマラドーナの今まで聴くことの出来なかった告白。名作を撮り続けてきた男の夢 “マラドーナを撮る” が遂に結実した。

反アメリカ!反大英帝国!反資本主義!反 FIFA !サッカー界の SEX PISTOLS !カストロ将軍とチェ・ゲバラのタトゥー!バラエティ番組の名司会者!愛する両親!愛する妻クラウディア!愛する娘ダルマとジャンニーナ!マラドーナを読み解くキーワードには限りが無い・・・ いま ” 映画界のマラドーナ”ことクストリッツァが全てを紐解く。
挿入曲:
「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」 SEX PISUTOLS
「映画『アンダーグラウンド』のテーマ」エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ
「神の手 原題:Inri(L a Mano De Dios )」ディエゴ・アルマンド・マラドーナ

ストーリー

スタッフ

監督:エミール・クストリッツァ
配給:キングレコード、日本出版販売
配給協力:コミュニティシネマセンター
後援:在日アルゼンチン共和国大使館、 在日セルビア共和国大使館

キャスト

ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
エミール・クストリッツァ
マラドーナ・ファミリー
カストロ将軍
エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ
マヌ・チャオ

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