原題:Johnny Mad Dog

リベリアの元少年兵たちを起用し、アフリカ史上まれに見る過酷な内戦における恐怖を描く

フランス映画祭2009上映作品 2008年カンヌ映画祭「ある視点」部門HOPE賞受賞 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009出品作品

2007年/フランス・ベルギー・リベリア/35mm/カラー/ドルビーSRD/1時間33分 提供・配給:インターフィルム 宣伝・配給協力:エスパース・サロウ

2011年01月17日よりDVDリリース 2010年4月17日(土)よりシアターN渋谷他、全国順次ロードショー!!

C) 2008 - MNP ENTREPRISE - EXPLICIT FILMS

公開初日 2009/03/12

公開終了日 2009/03/12

配給会社名 0475

解説


内戦渦巻くアフリカにおける少年少女たちの現実を鬼気迫るタッチで描き、2008年のカンヌ映画際で多くの観客に衝撃を与えた問題作。監督は新鋭ジャン=ステファーヌ・ソヴェール。2003年にはドキュメンタリー作品『Carlitos Medellin』において、同様に、犯罪に追いやられる少年たちの姿を描いている。本作では、悲痛な暴力描写から目を背けることなく、あくまで忠実に映像化することを自らに課したのだという。そのために、本物の元少年兵たちをリベリアの地でオーディションし、集まった600人のうちから15人がキャストとして選ばれている。彼らの信頼を得るために、ソヴェールは撮影の一年前から元少年兵たちと共同生活を営み、彼らの心の傷に配慮しながら、撮影に必要な準備をしたのだという。また、撮影後、内戦で苦しむ子供たちのためにジョニー・マッド・ドッグ基金が設立されている。

—かつて内戦で少年兵として戦った子供たちをキャスティング!
これぞ世界が注目する体感型リアル・ヴァイオレンスだ!—
2010年サッカーワールドカップの開催地として注目度高まるアフリカ。ここの国々が抱える歴史上のダークサイドを映し出した『ジョニー・マッド・ドッグ』は、国連本部で上映されたことでその名を世界に知らしめ、カンヌ国際映画祭ではHOPE賞を受賞するなど日本での公開が待たれていた話題作だ。この作品に鬼気迫る緊迫感と圧倒的なリアリティをもたらしたのは、500〜600人の中からオーディションにて選出された15人の元少年兵たち。実体験に基づいて体現される彼らの凶暴性と炸裂するパワーは、観る者に戦場の恐怖と混乱をダイレクト突きつける。

ストーリー



相次ぐ内戦で混乱するアフリカ。そこには反政府軍を名乗り、虐殺・レイプ・強盗など暴虐の限りをつくして人々を恐怖に陥れる少年兵のコマンド部隊があった。“マッド・ドッグ”と呼ばれ、部隊のリーダーである15歳のジョニーは、彼の右腕“ノー・グッド・アドヴァイス”ら荒くれ者たちを率いて、ありあまるエネルギーを戦闘で暴発させていた。彼らにとって戦場は遊び場。機関銃片手にゲームのごとく建物に侵入、残酷な殺戮を繰りかえしながら大人さながらに隊長から受けた命令を遂行していくのだが…。

スタッフ

監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
製作:マチュー・カソヴィッツ、ブノワ・ジョベール
撮影:マルク・コナンス
原作:エマニュエル・ドンガラ「JOHNNY MAD DOG」

キャスト

クリストファー・ミニー
デージ・ヴィクトリア・ヴァンディー
ダグベー・トゥエー

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