シークレット・ディフェンス
原題:Secret defense
テロリストと諜報部員の終わりなき戦いを、複雑に絡み合う人間模様とともに描くスパイムービー
フランス映画祭2009上映作品
2007年/フランス/35mm/カラー/1時間40分
公開初日 2009/03/14
公開終了日 2009/03/14
配給会社名 0475
解説
「9.11以降、約15のテロがフランスの諜報活動によって回避されている」と作中でも語られるフランスの諜報機関DGSE(対外安全総局)、あるいは世界中に張り巡らされたテロリスト・ネットワーク。謎に包まれたこのふたつの組織の内幕に迫るアクション・スパイ映画がフランスから届けられた。監督のフィリップ・ハイムは、シナリオ監修にイスラム学者や元・諜報部員らを招き、4年の歳月をかけて徹底的に細部を検証していったという。俳優陣は、テロリストのもとへ「甘い罠」として送り込まれる女スパイに『アデュー、ぼくたちの入り江』でバルドーの再来と絶賛されたヴァヒナ・ジョカンテ、危うく繊細なテロリストがはまり役のニコラ・デュヴォシェル。また若いふたりを裏で駒のように操る指揮官、ジェラール・ランバンとシモン・アブカリアンの渋さ全開の演技対決にも注目したい。
ストーリー
テロの脅威にさらされた現代、世界中の諜報機関とテロ組織は、わたしたちの見えないところで激しい情報戦を繰り広げている。フランスの諜報機関DGSEで「潜入部隊」を率いるアレックスと、イスラム系テロ組織の指揮官アル・バラドー—対立するふたりだが、使用する兵器という点では共通している。人間そのものを兵器に仕立て上げるふたりの巧妙なスカウトにより、学業に頓挫したディアーヌはスパイに、母の愛情を渇望するピエールはテロリストに、それぞれ引き込まれてしまう。「国家」のために、「使命」のために、ふたりの若者は自らをも犠牲にしてしまうのか…
スタッフ
監督:フィリップ・ハイム
製作:イヴ・マルミオン (UGC)
撮影:ジェローム・アルメーラ
編集:シルヴィ・ランドラ
キャスト
ジェラール・ランバン
ヴァヒナ・ジョカンテ
ニコラ・デュヴォシェル
シモン・アブカリアン
ラシダ・ブラクニ
オレリアン・ウィイク
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