2008年再編集作品/製作 Ragos/85分 配給:KOKIHI INC.

2010年06月04日よりDVDリリース 2008年6月7日(土)〜6月27日(金)、渋谷アップリンクXにてロードショー 2008年6月21日(土)〜7月5日(土) 、横浜 ジャック&ベティにてロードショー 2008年7月26・27・8 月2・3・9・10日、ポレポレ東中野にて公開

公開初日 2008/06/21

公開終了日 2008/07/05

配給会社名 0975

解説


この作品には一個人の目線による、素顔のチベットが描かれている。
報道では絶対に知りえない、家長のような素顔のダライラマ14世とごく普通の心穏やかなチベットの人々の生活の変化や彼らの想いを知ることが出来る。
かつて世界の各地で起っていた異民族支配の歴史。
民族性や文化を奪うということは、こんなにも人を変えてしまう現実と共に、命をかけて自らの民族性を守ろうとする人々の生き様をも私達は目撃する。
在日コリアン3世というアイデンティティを持つ監督は、導かれるようにチベットへ向かい、やがて自分自身の問題とも向き合うことになる。

「私達には第三の道がある。そう予感させる映画」田口ランディ(作家)コメント
怒りはとてもやっかいな感情です。理不尽な加害者に対して被害者は闘うとこによって謝罪を求める。
相手をねじ伏せ打ち負かそうとする。でも、それは何故かむなしい。在日韓国人3世として生まれた<金森太郎こと金昇龍>はそのむなしさを知っていたと思う。勝ち負けを超えた「祈り」によって迫害を乗り越えようとするチベット民族が、この少年をどう変えたのか。ささやかだけれど、私達には「第三の道」がある。そう予感させる映画です。

ストーリー







在日韓国人3世として長く民族教育を受けた結果、韓国嫌いになった僕は日本に帰化すべきかどうか揺らぐアイデンティティを胸に秘め、 ビデオカメラを片手に先ずは祖国韓国へ旅立ち、その後行き先を決めない世界旅行に出かけた。。。

旅の途中、モンゴル遊牧民のテントで見かけたダライラマ14世の写真。
中国の弾圧からチベットの民族性を守るためにインドに亡命しているダライラマに興味を覚える。
僕は答えを求めて一路インドへ。そこで多くの亡命チベット人とふれあううちに、チベットの受難とそれが今なお続いていることにショックを受ける。

『この問題を少しでも多くの人に伝えたい』
この想いはチベット亡命政府に届き、ダライラマ14世への10日間に渡る同行取材をも可能にした。
さらに旅は本当のチベット(現・中華人民共和国チベット自治区)へと続く…..

スタッフ

監督 キム・スンヨン(金昇龍)
プロデューサー:キム・スンヨン、田中瑠佳
編集:梶愛、比嘉賢史
音楽:大久保智之
協力:チベット亡命政府、ルンタプロジェクト

キャスト

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