ビタースイート BitterSweet
(2005年/日本/58分) 配給:国映株式会社 新東宝映株式会社
ひかりとかげSELECTION@TOLLYWOOD 2008年2月14日上映
公開初日 2008/02/14
配給会社名 0291/0290
解説
監督は女池充。主にサトウトシキ監督作品の助監督を経て、 28歳でピンク映画デビュー。8作目の本作を撮り終え、文化庁の留学制度でニューヨークへ映画修行に出た。本年10月帰国予定。脚本は西田直子。田尻裕司、女池充ら若手のピンク監督らと多く組み作品を発表。本作は彼女の初期作品で以前より映画化を切望されていた、珠玉の名作と言われている。主演は本作が本格的な映画初主演となる向夏(こなつ)。おさえる事もできない恋愛感情に、正直に生きようとする女性の心理を初々しく表現。また、相手役の石川KIN(均)は、本業は監督(『JAM FILMS S/ブラウス』他)であるが、望月六郎監督初の一般映画『スキンレスナイト』での好演は、映画ファンの間では伝説となっている。他に、惜しくも2005 年6月急逝した林由美香が初の子持ちの主婦役を演じ新境地を見せたことも話題のひとつ。
なお、本作は2004年9月にピンク映画館で一度公開されているが、その完成度の高さからポレポレ東中野での公開が待ち望まれてのロードショーとなった。
ストーリー
それは、運命的な一夜の過ちから始まった。結婚を間近に控えた女は、狂おしくも恋の虜になり、妻子もちのレストランのオーナーは、女の盲目的な愛に戸惑いながらも人生の岐路に立つ。そして、その妻の人生を変える出来事に発展する。妻もかつて、夫に言えない過ちを犯していたのだった・・・。
本作は<セックスから始まる恋愛>を愛しくも切なく、そして官能的に描いた、大人の恋愛ドラマの傑作である。ビターとスイート、人生の苦味と甘さ。若い女のスイートな可憐さと、妻の今までの人生を感じさせるビターな気高さに、激しく揺れ動くもう若くない男のセンチメンタルな憧憬を、丁寧に切りとってみせる。
スタッフ
監督:女池充
企画:朝倉大介
脚本:西田直子
撮影:伊藤寛
録音:小南鈴之介
キャスト
向夏
林由美香
石川KIN
佐野和宏
福島拓哉
藍山みなみ
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