ハダカの城〜西宮冷蔵・水谷洋一〜
2002年の“告発”から10年。 あの時、男が暴いたものは何だったのか…。
2007年 / 日本 / DV / 122分 配給:NUI.企画
2012年10月13日(土)〜26日(金) 10:20(一日一回上映)ポレポレ東中野にて 2007年4月22日(日)松戸・森のホール21 大ホールにて上映
公開初日 2007/10/27
公開終了日 2007/11/09
配給会社名 0839
解説
2002年1月。雪印食品による牛肉偽装詐欺事件が発覚した。結果、雪印食品は解散。そのきっかけを作ったのは、西宮冷蔵社長の水谷洋一による告発だった。しかし、告発者を締め出すかの様な、業界の相次ぐ取引停止により会社は倒産。その後、世間の支援により、2004年に会社は復活再建を果たすものの、いまだ以前の経営状態には及ぶべくもないというのが現状。また、会社だけでなく、事件当時、連日の加熱する取材、会社が倒産に追い込まれてゆく不安な生活は、個人としての水谷家にも大打撃を与えた。これだけの犠牲を払いながら成された「告発」であったが、その後、相次いで発覚する企業犯罪に対しても、内部告発は相変わらず不当な制裁・報復行為を誘発する恐れが高いままであり、結果、現在も東京電力、オリンパス光学を始め、企業の不祥事に対する隠蔽体質は変わっていないのが現状である。
今、改めて問う。「食の安全」って何?「偽装」って何?
東日本大震災に続く福島第一原発の事故により、今まさに食の安全が揺らいでいる。放射性物質の含有量はどれほどなのか、どこまでが「安全」なのか、産地も果たしてどこまで確かなものか、そしていつまで続くのか…。西宮冷蔵の告発から10年経った今、あの「告発」が今に投げかけるもの、何が変わり何が変わらなかったのかを、上映とイベントを通して再考するきっかけになる事を期待したい
ストーリー
スタッフ
監督・撮影・編集:柴田 誠
製作:『鳥類』/ Sei SHIBATA
配給・宣伝:NUI.企画 / 楠瀬かおり
録音・整音:岸本祐典 / 浅井佑介
音楽:米田みちのぶ
協力:ビジュアルアーツ専門学校・大阪
後援:山ドキュin大阪
キャスト
水谷洋一
水谷甲太郎
他
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