Needing You
原題:孤男寡女
2000年東京国際映画祭・香港映画祭出品 第20回香港電影金像奨5部門ノミネート作品
2000年6月22日香港初公開
2000年/香港/カラー/104分/協力:香港政府観光局 配給:グルーヴコーポレーション/配給協力:アースライズ
2002年06月25日DVD発売 2002年06月07日よりビデオ発売&レンタル開始 2001年11月10日より新宿ピカデリー4にてロードショー公開 2001年11月10日より渋谷シネパレスにてレイトショー公開
『Needing You』アテレコレポート::http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=136
公開初日 2001/11/10
公開終了日 2001/12/06
配給会社名 0031
公開日メモ 香港映画最大のメガヒット作!ウォン・カーウァイ監督も絶賛のキュートなラブストーリー
解説
香港映画最大のメガヒット作!
ウォン・カーウァイ監督も絶賛のキュートなラブストーリー
香港ノワールの継承者であり、いま香港で最も熱いジョニー・トー監督が、硬派な男の世界や犯罪とは無縁の、なんとも軽やかで楽しいラブストーリーを監督した!
その面白さに『花様年華』のウォン・カーウァイ監督も大絶賛。
本作『Needing You』は、良質なエンターテインメント作品の製作を目指し、ゴードン・チャンらと香港返還後に設立した製作会社「一百年電影(Milky Way Images)」の記念すべき第1作。香港で同時期に『M:I-2』『トイ・ストーリー2』『パーフェクト・ストーム』『東京攻略』の公開する中、それらを上回る興行成績をあげ、2000年に公開された香港映画最大のヒットとして興行収入3500万香港ドルを樹立、ここ2年間で最高のメガヒットとなった。
サミー・チェンとアンディ・ラウ。
この最高の顔合わせは、ラジオドラマから始まった…
原作は、香港の人気脚本家シンディ・タンによる同名(孤男寡女)のラジオドラマ。車の中でラジオドラマを聞いた監督が、これは面白い、と映画化を買って出た。主演のサミー・チェンとアンディ・ラウはラジオドラマでのキャスティングのまま映画でも生かされた。
ヒロイン、キンキーを演じるサミー・チェンは、香港のNo.1シンガーであり、ファッションリーダーとしても絶大な人気を誇っている。普段のクールなイメージを覆すキュートなコメディエンヌぶりが絶賛され、この映画が以降、出る映画すべてがヒット。男優主導だった香港映画界で初めてお客が呼べる女優としての地位を確立、映画界に新風を吹き込んだ。また、彼女が歌う主題歌「感情線上」も大ヒット、作品を盛り上げている。本作が日本初公開となる。
日本でも多くのファンを持つ香港の大スター、アンディ・ラウは、これまで演じてきた寡黙なヒーロー役とは一変、スーツ姿も決まったバツイチでプレイボーイのアグレッシブな営業マンを演じ、他の映画では見られない、親近感溢れるかっこよさを全開している。
さらに、アンディの今までの主演作のパロディ(『アンディ・ラウの逃避行』(原題:天若有情)等)もふんだんに盛り込まれ、映画をより楽しいものにしている。
都会に生きる現代の男女のロマンスをキュートに描いた、心温まるラブストーリー『Needing You』。サミー・チェン演じる、真実の愛を求めずにいられないキンキーの姿は、20〜30代の働く女性に人気の「アリーMY LOVE」を妨佛させ、きっと日本の女性たちの共感も得られるはず。
ストーリー
恋の神様!たまには私に微笑んで!!
キンキー(サミー・チェン)は20代半ばの普通のOL。家族からは結婚を催促され、自分でも本当に愛してくれる人を探している。度重なる失恋に臆病になっている不器用なキンキーは、恋の神様に祈り、愛してくれる人から言って欲しい言葉をお守りに託し、願いをかけるのだった。
新しい部署に配属された初日、キンキーは上司・アンディ(アンディ・ラウ)のオフィスから勝手にかけた電話で、彼氏と口論になる。気持ちのおさまらないキンキーはトイレに立てこもり、更に早退したいと騒ぎを起こす。唖然とするアンディを後に、キンキーはショッピングモールへ直行し、ストレス解消とばかり夢中で洋服を買い捲くる。そこで彼女の目に飛び込んできたものは、彼氏が別の女性とデートしている光景だった。ショックを受けながらも家にたどり着くと、今度は年下のいとこが結婚するという電話が。「どうして私だけ…」ダブルに落ち込むキンキー。
ある昼休み、キンキーはランチに行った先で、偶然、アンディと隣り合わせになる。アンディのランチはなんと牛のペニスがトッピングされた麺。アンディが食べる瞬間、キンキーは軽蔑とおぞましさのあまり店を飛び出し、大切な恋のお守りをなくしてしまう。神様のいたずらかお守りはアンディの靴の裏を経て彼の車の中へ…。
アンディが会社に戻ると、社内はランチの噂でもちきり。「絶倫ボスが共食いを…!?」etc.
撫然とするアンディ。「言いふらしたのは、あの生意気なキンキーか!?」
女性問題で離婚した彼のプレイボーイぶりは社内でも有名で、キンキーがたった一人の同僚にもらしたランチの話が、おもしろおかしく広まってしまったのだ。
そんな時、キンキーのミスが原因で、中国本土の大事な取引先のコウ社長との商談が壊れる。しょげかえるキンキー。彼女は、損失を取り戻そうと、無謀にもひとりで本土へと向かう。
それを知ったアンディは、彼女には無理な仕事だ、と、自ら取引先へ。コウ社長は、アンディの巧みな弁舌に気をよくし、取引再開を約束する。慣れない場所でタクシーの運転手に騙されたキンキーが、やっと取引先へ着いた時には、全てが終わっていた。
落ち込むキンキーと怒り心頭のアンディ。そんな二人をコウ社長は夕食に誘う。その席で次々と出てきた料理は、トカゲのスープや亀の頭など、ゲテモノ料理。困惑するキンキーを庇い、そしてコウ社長の機嫌を損ねまいと、吐き気をこらえて必死で飲み、食べるアンディの姿を見て、キンキーは、彼の誠実さを感じる。
厳しい上司に生意気な部下。何かと反発し合う二人だったが、.次第に、二人の距離は近くなっていく。
一見横柄な態度の奥に潜むアンディの優しさに惹かれていくキンキー。彼氏の浮気に悩むキンキーに、プライドをもつことの大切さや、男心の攻略法を伝授するなどのアドバイスを親身になってするアンディ。
キンキーの一途で一生懸命な姿と、損得勘定無しの純粋さに触れ、彼にとっても、彼女の存在は、今までの女性とは異なるものになりつつあった。
しかし、アンディとよりを戻そうとしている別れた恋人フィオナ(フィオナ・リヨン)の計略で、アンディは、彼氏と別れたキンキーに、リッチな青年実業家、ロジャー(レイモンド・ウォン)を紹介するハメになる。互いの中に誠実な気持ちを見つけ、必要としていること、内心惹かれ合っていることに気づき始めた不器用な二人なのに、またもや気持ちはすれ違って…。
果たしてキンキーは、本当に愛する人から、恋のお守りの言葉を言ってもらうことが出来るだろうか?
そして、その言葉とは…?
スタッフ
製作:チャールズ・ヒョン
監督:ジョニー・トー、ワイ・カーファイ
脚本:ワイ・カーファイ、ヤウ・ナイ・ホイ
原作:シンディ・タン
撮影:チェン・チュウキョン
美術:ジェロムワォン
編集:ロー・ウィンチョン
音楽:キャシーヌ・ウオン
主題歌:「感情線上」サミー・チェン
製作:ワンハンドレッド・イヤーズ・オブ・フィルム(一百年電影有限公司)
制作:ミルキーウェイ・イメージ〈ホンコン〉プロダクション(銀河映像〈香港〉有限公司)
キャスト
キンキー:サミー・チェン
アンディ:アンディ・ラウ
フィオナ:フィオナ・リヨン
ロジャー:レイモンド・ウォン
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