原題:EROTICA

どんな女の手が素敵って? それは....気まぐれな少女、淫ら女性…。 ワイルドで..成功をおさめている女性..官能的で..快楽と危険が好きな.... 乱れたベッドの似合う....望みのある女性。

1997年カナダ映画/カラー/76分/16mm/ 配給:アップリンク

2002年02月22日よりDVD発売&レンタル開始 東京:99年5月15日よりアップリンク・ファクトリーにて公開! 大阪:99年5月22日シネ・ヌーヴォにて公開

公開初日 1999/05/15

配給会社名 0009

公開日メモ どんな女の手が素敵って? それは....気まぐれな少女、淫ら女性…。ワイルドで..成功をおさめている女性..官能的で..快楽と危険が好きな....乱れたベッドの似合う....望みのある女性。

解説


静かに何の前触れもなく、女性たちは自らの性的欲望を公の場で語り始めた。大きな書店でさえ、おカタい内容の本を隅へ押しやり、棚にはドギついタイトルの官能小説を堂々と並べている…。近年、女性はポルノ写真など性描写のあらわなモノに興味を示し始めています。これは今までには無かったことです。例えばアダルト・ビデオ店のオーナの話では現在、店を肪れる客の2割を女性が占め、アダルト・ビデオを借りる男性客の5割以上がパートナーと共にビデオを見るとの調査結果もあります。
新世代のフェミニストたちが論ずるのは、もはや「いかにポルノグラフィーを撲滅するか」ではなく、「いかに、いいポルノを作るか」となっています。女性のセクシュアリティに対すろ人々の態度も急速に進化し“ポルノグラフィー”と“エロティカ”の間にあった従来の境界線が曖昧になっています。女性をターゲットとした本や雑誌の編集者、映画製作者、ビデオ店、また性玩具の存在が、この急激な変化を反映しているといえるでしょう。今では女性による、女性のための、まったく新しいタイプの“エロティカ”が求められ、その需要は高まっています。メッセージは明白。女性は性に受け身な“対象”というより、性に積極的な存在なのです。
“女性のエロティカ”この言葉はその昔、矛盾する言葉でしたが、最近になって、ようやく社会的に認知されてきています。この言葉は非常に広い意味を持ち、わかりやすい言葉で女性の動向を知るための道標であり、これからも進化を遂げていくことでしょう。

ストーリー

『エロティカ』は我々を喚起する、審美的かつ祝賀的、しかも時に暗い、女性の性的空間を通じての探求の旅である。
パリを訪れ、そこで世捨て人同然の『O嬢の物語』の原作者と独占インタビューする。残酷でありながら、同時に詩的でもあるこの小説は、その大胆さにおそらく作家は男性だろうと想像されていた。しかし数年前、ドミニク・オーリ(ペンネーム:ポーリーヌ・レアージュ)は『ニューヨーカー』に自分の正体をあかした。
また、キャンディダ・ロイアルと新しい“フェミニスト・ポルノ”の舞台裏に迫る。ニューヨーク在住の彼女は、女性のためのアダルトビデオを初めて大量生産した会社“ファム”の代表兼プロデューサーだ。
ほかにも、この作品では10人の女性にスポットをあて、シーンの舞台裏に潜入している。彼女たちはそれぞれに、内なる性的願望や心の奥底にある秘密をカメラの前で赤裸々に語っている。彼女たちは映画、写真、パフォーマンス、小説の分野で刺激的な作新品を生み出しながら、自らのエロティシズムを芸術的かつ私的に表現している。製作、監督、編集はもちろんのこと、撮影もすべて女性クルーによるこの作品は、パリ在住のSMの女王によるSM儀式から、サンフランシスコのレズビアンが集うナイトクラブまで、“女性の好奇心をくすぐる”様々な場所を映像に捉えている。『エロティカ』では、これら10人の女性が私生活や仕事上において女性だからこそ味わった心の葛藤や苦悩を語っている。その結果、女性としてのセクシャリティが、いかに複雑なものか、また変わり行く現代社会における女性のセクシュアリティ位置付けが浮き彫りにされている。観るものは、きっと自分自身を探す旅へと駆りたてられるであろう。

スタッフ

監督: マヤ・ガルス
プロデューサー: ジュリア・セレニー
編集: キャシー・ガルキン
撮影監督: ゾエ・ダース
音楽録音: ジャスティン・ピムロット
音楽: セリーナ・キャロル&チップ・ヤーウッド
歌: メアリー・マーガレット・オハラ

キャスト

キャンディタ・ロイアル
アニー・スプリンクル
ポーリーヌ・レアージュ
ジャンヌ・ド・ベルグ
アリーナ・レイアス
ベッティナ・ランス
フィリス・クリストファー
カーリン・ロトニー
アンジェリック・バンクストン
ロニリン・パスティル

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