レッド・ファミリー
原題:Red Family 붉은 가족
第26回東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞授賞
2013年/韓国/カラー/99分 配給:ギャガ
2015年04月02日よりDVDリリース 2014年10月4日(土)新宿武蔵野館他全国順次公開
© 2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
公開初日 2014/10/04
配給会社名 0025
解説
幸せいっぱいに見える家族、その実は危険な使命を帯びた集団であった…。鬼才キム・ギドクが脚本と製作を手掛け、現代朝鮮半島の問題を鮮やかに描くドラマ。シリアスなテーマとユーモアの絶妙なバランスに心が揺さぶられること必至。
幸せそのものに見える平和な家族と、ケンカの絶えない、崩壊寸前の家族。前者は北朝鮮のスパイによる疑似家族、後者は資本主義に首まで浸かったリアルな韓国の家庭。双方の「家庭」の矛盾を描き、深刻なテーマと凄惨なシーンにユーモアが加わり、感動的な終盤に突入していく構成にキム・ギドクの脚本の冴えがいかんなく発揮されている。本作が長編デビュー作となるイ・ジュヒョン監督も安定した演出でアンサンブルキャストを上手くコントロールしている。『ボイス』(02)のキム・ユミ、名バイプレイヤーのソン・ビョンホ、フレッシュな魅力を見せる新人のパク・ソヨン等の役者陣にも注目したい。
ストーリー
誠実な夫、美しい妻、優しい祖父、愛らしい娘。人も羨む理想の家族。しかし一度家に入れば全てが一変。妻役をリーダーに、祖国の為に非情な任務を遂行する、北朝鮮のスパイチーム。隣の家からは犬も食わない家族げんかが、日々垂れ流されてくる。“資本主義の馬鹿どもが”と罵りながらも、喧嘩をしたり笑い合うお隣<ダメ一家>の自由な様に、スパイたちは淡い憧れを抱き、瞼の家族像を重ねていく──。そんな中、祖国の家族の犯した重罪が故に追い詰められていくスパイたち。リーダーは、名誉挽回、スタンドプレーに走るも、逆に大失態を犯してしまう。絶体絶命の4人に下された指令は「隣の家族の暗殺」だった—。全てを覆すべく彼らが仕掛けた、切ない芝居とはー?
スタッフ
監督:イ・ジュヒョン
エグゼクティブ・プロデューサー/原案/編集:キム・ギドク
プロデューサー:キム・ドンフ
撮影監督:イ・チョニ
美術:チョン・ヘウォン
編集:キム・フク
照明:パク・ジソン
美術:キム・ジヒョプ
録音:イ・ソクチュン
音楽:チェ・イニョン
視覚効果:イ・ジャンウク
衣装:キム・ジナ
キャスト
キム・ユミ
ソン・ビョンホ
チョン・ウ
パク・ソヨン
LINK
□公式サイト□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す