百年の時計
2012年/日本/カラー/105分/ 配給:太秦
2013年5月25日よりテアトル新宿にてロードショー!ほか全国順次公開
(C)さぬき地産映画製作委員会/真鍋康正 小松尭 大久保一彦 金子修介 金丸雄一
公開初日 2013/05/25
配給会社名 0864
解説
2011年に路線開業100周年を迎え、現在も高松市内を走る“ことでん”(高松琴平電気鉄道)は、大正時代に製造された貴重な車輌が今でも運行し、「鉄道の歴史遺産」と言われています。そんなレトロ電車で育まれた切ない初恋の記憶を、『デスノート』、『ゴジラ』『ガメラ』両シリーズほか『ばかもの』で名高いヒットメーカー・金子修介監督があたたかく描きだしました。
主人公は、本作が長編映画初主演となる木南晴夏。『20世紀少年』や「勇者ヨシヒコ」シリーズなどで個性的な実力派として注目される最旬の女優です。そして、最期の時を迎える前に過去と向かい合おうとする芸術家をミッキー・カーチス、若き芸術家と恋に落ちた人妻を中村ゆり、主人公を大きな愛情で包み込む父親役に井上順、鉄道の運転士で主人公の幼馴染役に鈴木裕樹などが脇を固め、大切な人と共に刻む人生の豊かさに気づかせてくれる香川発のハートフル・ストーリーが誕生しました。
音楽を手掛けるのは、世界を股にかけて活躍するピアニスト中村由利子。「NO MORE CRY」「ALWAYS」など大ヒットを記録したD-51の新曲「めぐり逢い」が主題歌として華を添えています。
ストーリー
新米の学芸員の神高涼香(木南晴夏)は、憧れの芸術家である安藤行人(ミッキー・カーチス)の回顧展を担当することになった。数十年ぶりに故郷に戻ってきた行人に新作を依頼した涼香だったが、年老いた行人はすでに創作意欲がなく、回顧展に消極的だった。落胆する涼香に、行人は百年の時を刻み続ける古い懐中時計を見せる。故郷を離れた若き日、琴平鉄道の列車で見知らぬ女性から貰い受けたものだと打ち明け、その持ち主の女性を探して欲しいと頼むのであった。「持ち主が分かれば新しいアートが生まれるかもしれない」と語る行人に、戸惑いながらも人探しを手伝い始めた涼香。母を亡くしてから関係のぎくしゃくしていた父(井上順)や幼馴染みの健治(鈴木裕樹)の助けを借り、涼香は元の持ち主を突き止めるのだが・・・。
列車が授けた出会い、そして許されない恋に落ちた男女。百年の時計に秘められた叶わぬ初恋の物語が明らかになるとき、止まっていた時がゆっくりと動きだす。
スタッフ
監督:金子修介
脚本:港岳彦
撮影:釘宮慎治
音楽:中村由利子
キャスト
木南晴夏
ミッキー・カーチス
岩田さゆり
近江陽一郎
宍戸開
水野久美
井上順
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す