ジュテーム〜わたしはけもの
2008年/日本/カラー/109分/R-15 配給:角川映画、アンプラグド
2009年02月27日よりDVDリリース 2008年11月22日(土)〜12月5日(金)角川シネマ新宿2にて期間限定公開
(c)2008『ジュテーム〜わたしはけもの』製作委員会
公開初日 2008/11/22
公開終了日 2008/12/05
配給会社名 0058/0712
解説
見知らぬ男に抱かれる私。
けもののように愛してあげる
大都会の真ん中に、生きることに疲れた若い女性がいた。
美貌と魅力的な肉体を持つ彼女は、
さまざまな男たちとの出会いを通じて、
本能的で激しい感覚を取り戻す。
すべての男たちは彼女の体に夢中になっていく。
そして都会をさまよう彼女のもとに、
傷ついた一人の男が現れた・・・。
“けもののように”男を愛する女は、
“けもののように”感性を頼りに生きる、
強くて美しい女へと変身していく。
「金曜日の妻たちへ」「29歳のクリスマス」など、数々のヒットドラマの脚本を手掛けた鎌田敏夫が描く、現代の愛と性のドラマ。
“自分の責任のもとに、自分の力で生きていく”、という決意を持った若い女性の生きざまを、『鴨川ホルモー』(09)『カムイ外伝』(09)など期待作が並ぶ芦名星が演じる。
主人公の人生を変える相手役には加藤雅也「アンフェア 」が扮し、この夏『アシンメトリー』で初主演を果たした若手注目の和田正人も共演。「29歳のクリスマス」でも鎌田とコンビを組んだ星田良子の映画初監督作!
ストーリー
100円ショップでアルバイトをしながら、淡々とした生活を送っている由佳(芦名星)。
ふとしたことでビルの屋上から飛び降り自殺をした女性を目撃してしまう。
屋上には「私を勝手に理解しないでください」という書き置きが残されていた。
由佳もまた、自分が思い描く自分像とかけ離れている状況に悩んでいた。
ある日、街で山藤(洞口依子)という女から「人生を嫌々送っていると、人間は汚れていく。キレイになりたいと思わない?」と、声をかけられる。自分を変えてみたいと思った由佳は、未知の世界に足を踏み入れることを決意する。それは、高級コールガールの世界だった…。
コールガールを始めてから、昼はアルバイト、夜は様々な男に抱かれる毎日を過ごしていた。大学を経営している男、車椅子の青年、裸の女2人にベッドで抱き合うよう命令する青年実業家…。
地味で内気だった由佳が、鮮やかな衣装を身にまとい、真っ白な肢体を露わにして、男を魅了する美しい女に変身していく。
接する男たちの孤独や滑稽さを目の当たりにしていきながら、あらゆる欲望に応えていくことに喜びを感じ始めていた。
そんな折、派遣された先で出会ったのが有名代議士・進藤(加藤雅也)だった。だが進藤は、「コールガールは呼んでいない」と言い放つ。いつもとは違う客の態度に由佳は困惑する。
将来を約束された地位にありながら、何かに脅えているような進藤。興味があるのかないのか、いつまでたっても自分を見ようともしない進藤に由佳は話しかける。彼は身に覚えのない政界トラブルに巻き込まれて行方を追われている身であった。コールガールが来たことも、敵対組織からの罠ではないかと疑心暗鬼になっている。静かに本音を語り出した進藤に対して、次第に心を許し始めた由佳は好意を抱くようになるが、そんな由佳を残し彼は部屋を出て行ってしまうのだった…。
1人で朝を迎えた由佳は、進藤が拉致されたという事をテレビのニュースで知る。
彼を助けたい、という思いで由佳は部屋を飛び出した。
スタッフ
監督:星田良子
原作・脚本:鎌田敏夫(小説:角川書店刊)
企画:中山和記
プロデューサー:貸川聡子
撮影:川田正幸
照明:高山喜博
美術:鈴木浩二
録音:竹中泰
映像:植木康弘
音楽:松浦有希
編集:平川正治
キャスト
芦名星
加藤雅也
和田正人
洞口依子 ほか
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