消えたフェルメールを探して/絵画探偵ハロルド・スミス
原題:Stolen
2005年/アメリカ/カラー/83分 配給:アップリンク
2009年02月06日よりDVDリリース 2008年9月27日、渋谷アップリンクXにてロードショー
公開初日 2008/09/27
配給会社名 0009
解説
現存するフェルメールの作品35点。
しかし『合奏』と題された1点だけ、誰も見ることができない・・・
1990年春、ボストンにあるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館に警察官に扮した二人が侵入し、アメリカの美術品盗難史上最高額5億ドル相当(当時)の美術品13点を盗んだ。レンブラントの『ガリラヤの海の嵐』、そしてフェルメール—遺されているたった35作のうちのひとつ、『合奏』である。ガードナー美術館は、500万ドルの懸賞金を出した。しかし時が経っても、どれひとつとして戻ったものはない。かつて名作のあった場所には、空の額だけがかけられている。
いったい誰が何の目的で盗んだのか。盗難事件に関わった者として、アイルランド系地下組織の大物や美術品泥棒から米国上院議員、元大統領の名までが挙げられ、日本人コレクターによる依頼だという説もあったという。手がかりは些細な情報と、これまでの探偵稼業で培ったコネクションのみ。ハロルド・スミスの捜索とともに、美術品犯罪の全貌が垣間見えてくる。映画監督のレベッカ・ドレイファスは、少女の頃に『合奏』に出会い、その神秘的な美しさに圧倒された。『合奏』の盗難を憂いたドレイファス監督は、世界的にも有名な絵画探偵ハロルド・スミスに電話した。彼女の留守電にスミスからの伝言が残っていた。
「レベッカ、よく考えてみました。これは絶好の機会だと思います。あの事件以来、絵の所在が気になって夜中でも目が覚める。この機会に絵の在りかを突き止めましょう」
そして撮影は始まり、事件の真相に近づいていく。
この映画は、フェルメールの盗まれた絵画を、絵画探偵ハロルド・スミスが生涯をかけて犯人捜索にあたったドキュメンタリーである。
*フェルメールの作品数については諸説あり、真偽が問われている作品も含めると、32〜37点と言われている。
ストーリー
スタッフ
監督:レベッカ・ドレイファス
撮影:アルバート・メイズルス、レベッカ・ドレイファス
編集:マーカス・ピーターズ、リズ・ルデン
音楽:ピーター・ゴラブ
脚本:シャロン・ガスキン
プロデューサー:スザンナ・ルドウィグ
キャスト
ハロルド・スミス
グレッグ・スミス
マイルス・コナー
マイケル・サリヴァンディック・エリス
キャサリン・ウェーバー
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