原題:TWO LOVE

〜浜田省吾が奏でる美しい音楽から生まれた二つの愛のSTORY〜

2005年/日本/カラー/43分+57分/ 配給:ウィルコ

2006年6月10日、シアターN渋谷にてレイトショー 2005/1/13(金)〜1/15(日)大阪・大阪ビジネスパーク 円形ホールにて公開 2006/1/6(金)〜1/8(日)東京・TOKYO FM ホール にて公開 2005/1/7(土)札幌・共済ホール (座席数:650)にて公開 2005/1/6(金)〜1/9(祝)名古屋・東建ホールにて公開 2005/1/7(土)〜1/9(祝)仙台・メディアテーク スタジオシアター にて公開 2005/1/6(金)〜1/9(祝)広島・クラブクアトロ (座席数:200)にて公開 2005/12/23(祝)〜12/24(土)横浜・はまぎんホールヴィアマーレ にて公開 2005/12/22(木)〜12/24(土)福岡・イムズホールにて公開 2005/12/16(金)〜12/18(日)新潟・LOTSにて公開 2005/12/10(土)〜12/11(日)長野・NBSホールにて公開 2005/11/25(金)〜11/27(日)東京・品川プリンス クラブeXにて公開 2005/11/19(土)〜11/20(日)東京・二ッポン放送イマジン・スタジオにて公開

公開初日 2006/06/10

配給会社名 0450

解説



2005年。アルバムデビュー30周年を迎えニューアルバム「My First love」をリリースした浜田省吾。
彼の楽曲をもとに短編映画を作成するという初の試みが実現しました。
アルバムに先行して6月に発売された「I am a father」、10月に発売される「Thank you」。
この2枚のシングルに呼応する形で、二つのショートストーリーが誕生したのです。
『TWO LOVE〜二つの愛の物語〜』と名付けられたそれらのストーリーは、その名の通り、
世代も環境も異なる二つの愛の形を鮮やかに切り取った作品となりました。

『キャッチボール』は親子愛の話。
ベースとなった「I am a father」の歌詞にインスパイアされ、子供を想い、妻を想いながら遠く離れた地で必死に働く父親の姿を描いた話です。
6月のある日曜日、父を驚かせようと内緒で単身赴任先に向かう二人の子供たち。
同じ頃、仕事上のトラブルを処理するために、数少ない休日であるにも関わらず仕事場へ向かう父親。
子供たちの道中と父親の仕事ぶりが交錯する一日を描いた、心暖まるストーリーが繰り広げられています。

一方、『君と歩いた道』は人生で初めて抱く恋心を描いた話。
「Thank you」の歌詞に登場する二人の5年前の物語、15歳の夏が描かれています。
孤独な少女と、その唯一の理解者になろうとする少年のひと夏の出来事。とある地方の美しい田園風景をバックに、思春期の一瞬が凝縮された物語となりました。
なお、「Thank you」のビデオクリップの中では、20歳の二人の姿が描かれるという構成になっており、映画とビデオクリップを合せて二人の成長が見えるという趣向が凝らされています。

二作品ともメインの舞台に地方都市を設定し、オールロケを敢行。
素朴で美しい背景を味方につけるとともに、物語に普遍性を持たせることに成功しました。
殺伐とした世相を呈する現在、ともすれば忘れがちな静かな愛情の形を、
心に染み込むように伝えてくれるストーリーが新たに誕生しました。

ストーリー

『キャッチボール』
 6月のある日曜日、母親に見送られ、野球のユニフォームに身を包んだ康汰と綾佑は、単身赴任の父に会いに行くため駅へと向かう。胸を高鳴らせながら、二人は電車に飛び乗り、父の住む新潟へと初めての二人旅に出るのだった。

 その頃、息子達が自分に会いに来る事など想像もしていない父・山田隆夫は、仕事上のトラブルで取引先である材木店へ向かっていた。納品物を積んだトラックが事故を起こしてしまったのだ。八方に手を尽くす隆夫だが、刻々と時間だけが過ぎていく。

 一方、初めての経験に戸惑う康汰と綾佑。失敗を繰り返しながらも、なんとか父の家に辿り着いたのは、すでに日が傾く頃だった。しかし、いるはずの父は家にはいない。不安な気持ちで父を捜しに出かける二人。そんな時、彼らの目に写ったのは、野球場だった。

『君と歩いた道』
 中学3年生の夏休み明け、宿題の「将来の夢」という作文を書けずに始業式を迎えた大吾。彼には「将来の夢」と言えるものがなかった。

 そんな二学期のある朝、一人の少女が転校してくる。黒髪の美しい少女、真琴。クラス中が転校生である彼女に注目する中、真琴は大吾にとっても気になる存在となる。そんな周囲の視線を浴びながらも、彼女は常に孤独を守っていた。

 ある日、大吾は真琴の家に隠された暗い事情を垣間見てしまう。彼女は思うようにならない自分の暮らしに耐えていた。真琴を守りたいと望むのに何もできずに悶々とする大吾。縮まりも遠ざかりもしない2人の距離。しかし大吾と真琴との時間は終わりに近づいていた。

スタッフ

監督・脚本:橋本直樹

キャスト

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