原題:jackass number two

あれから4年・・伝説のバカ映画ふたたび!

2006年9月22日全米公開

2006年/アメリカ/カラー/92分/ビスタ/DTS/SRD/SDDS/SR/5巻・8,270ft/2,520m/翻訳:桑原あつし/R-18 配給:UIP映画

2007年04月27日よりDVDリリース 2007年1月13日(土)より池袋シネマサンシャインほかにてロードショー!

公開初日 2007/01/13

配給会社名 0081

解説



WARNING!
この映画のスタントマンはただのバカです
ワルガキや幼稚な大人は絶対マネしないように

■ご期待にお応えして続編を作っちゃいました

「”何でもあり”でいいのか?」byワシントン・タイムズ
「人類を堕落させる映画」byトロント・スター
「あまりの酷さに涙が出る」byクリスチャン・スポットライト
「吐き気を催すほどに不快」byリチャード・ローパー氏 
(第1作公開時の批評より)

 世界中の名立たる批評家たちが嫌悪したあの『jackass』が帰ってきた。前作の大ヒットをバネに製作費も1,100万ドル超と大幅アップ。もちろんタイトルに恥じないようバカさ加減もウンコの量も大幅アップだ。興行成績も前作を遥かに凌ぎ、本国アメリカでは何と公開初日のみで製作費を回収、公開1ヶ月で7,000万ドルを超える大ヒットを記録している(10月末現在も続映中)。
 TVシリーズと映画を経て大スターとなったレギュラー・メンバーも”ほぼ”全員集合(公開直前に逮捕されちゃった人なんかもいるもので…)。相も変わらずスターにあるまじき行為を行っている。彼らにとってjackassでの挑戦の数々は「仕事」などではなく、「やらずにはいられない=性(さが)」なのだ(エンディングで後悔して泣きを入れているメンバーもいますが…)。
 ここ数年のデジタル機材の進化にともない映像のリアリティも大幅に向上。画面にあふれる血の色もウンコやゲロの質感も前作とは比較にならないほどに生々しくなった。もはや観客に痛みや匂いまでをも実感させる体験型ムービーである。もちろん挑戦するスタントの数々も観客の期待を大きく上回る。(バカさ加減に)笑えて(あまりの痛みに)泣けて、さらにはハリウッド大作顔負けの大掛かりなセットを駆使した感動のクライマックスを迎える。
 前作での日本ロケに続き、本作ではインドで無意味なロケを敢行。そればかりか、9・11以降最大の懸念事項である中東問題にも深く切り込むなど、『華氏911』『ユナイテッド93』など足元にも及ばない(<当社比)ほどに、世界で最も政治的に正しく、平和への祈りを捧げた映画なのだ。

ストーリー



■jackassって何だ?
 まるで公衆便所建築のために安いプレハブ建材が組み合わせられることが必然であるように、jackassのメンバーの出会いもまた必然であった。それは西海岸のスケート・マガジン『ビッグ・ブラザー』と東海岸のスケート・ビデオ『CKY』の運命的な出会いからはじまる。当時、ジェフ・トレメイン、ジョニー・ノックスビル、クリス・ポンティアス、スティーヴォー、デイヴ・イングランド、ウィーマンの面々は『ビッグ・ブラザー』でくだらなく破壊的なネタを披露していた。一方、バム・マージェラ、ライアン・ダン、ブランドン・ディカミロらが身近な友人と共にビデオ作品『CKY』シリーズを制作していた。つまりはバカ同士「気があった」ということだ。
 彼らは「俺たちでTV番組を制作できないか?」と思案し、TV局にアイディアを売り込むことにした。最高と最悪の双方を組み合わせた彼らの考えるショーはMTVの興味を惹き、結果、わずかながらの予算と撮影クルーを手にしたのだ。アイディアのひとつは直ぐに採用された。ゲロネタである。「ゲロゲロオムレツを作ろう」をはじめ様々なゲロが番組を彩った。「笑ってもらえればそれでいい」それだけをコンセプトに、2000年10月1日、『jackass』はスタートした。製作はビデオクリップ界の鬼才にして後に映画監督としてもヒットを飛ばすことになるスパイク・ジョーンズ。
 番組はクソガキや幼稚な大人の熱烈な支持を得てMTV随一の人気番組へと成長する。当然のごとく真似するバカどもが続出。死者まで出るなど(しかも死ぬシーンまでビデオで丁寧に撮影されている)マスコミからの避難は高まるばかり。MTVとしては「プロがやっている事であり、素人がマネをしてはいけない」と警告を視聴者に強く訴えるものの、そんなものは焼け石に水だ。もはやコントロール不可能な状態にMTVは音をあげつつあった。そんな中、ついにスパイクとジェフは「離れ退屈で制限だらけのテレビから離れ無法地帯で暴れまわろう」と映画版の製作をブチ挙げる。過激さ=人気でもあり、つまりは大きな予算を集めることも簡単だったからだ。製作費は500万ドル。ハリウッドメジャー配給の映画としては想像を絶するほどの低予算だが、「ビデオカメラで自らのバカさ加減を撮影するだけ」の映画には十分過ぎるほどだ。という訳でメンバーの面々は、日本やメキシコで観光とショッピングを楽しみ、フロリダでビールを飲み明かし、その合間に撮影を行うことにした。
 2002年10月。完成した映画は、想像通り批評家から「サイテー」の烙印を押される。が、待ち望んでいたファンはそんな映画評など気にもせず(字が読めなかっただけかも知れないが)、結果、想像を遥かに超える興行的成功を収める。なんとオープニングの3日間で2200万ドル、最終的にはアメリカ国内だけで約6500万ドル、全世界トータルでは8000万ドルを稼いでしまったのだ。
 日本では特別に編集された別ヴァージョンで公開。「許可無く撮影した日本でのフッテージが削られる」という地元映画としては話題性をそぐこと著しい「あるまじき編集」ではある上に、映倫による「青少年の育成に好ましくない」という判断によりR-18指定(18歳未満鑑賞禁止)とされたため公開劇場も限られてしまったが、これまで番組(地上波では放送されず、CSおよびCATVのみ)を知らなかった層にもアピールし、知名度を上げることに成功。TVシリーズ、映画版ともどもDVDで爆発的なヒットを飛ばした。メンバーの人気ももちろん急上昇。『ワイルドボーイズ』や『ビバ・ラ・バム』といった『jackass』以降のMTVの人気シリーズはもとより、旧作である『CKY』シリーズやスティーヴォーのビデオまでが片っ端からDVD化された。
 2006年、待望の続編が完成。全米では前作を凌ぐ大ヒットを記録している。日本では、またもやR-18に指定されちゃったものの、今回は正真正銘ノーカット版で2007年1月に公開が決定した。

スタッフ

監督:ジェフ・トレメイン
製作:ジェフ・トレメイン、スパイク・ジョーンズ、ジョニー・ノックスヴィル

キャスト

ジョニー・ノックスヴィル
スティーヴォー
バム・マージェラ
クリス・ポンティアス
ライアン・ダン
ウィーマン
プレストン・レイシー
デイブ・イングランド
エレン・マクーギー

LINK

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