原題:CHAOS

2005年/アメリカ/107分 配給:アートポート

2008年02月08日よりDVDリリース 2006年11月4日、シネマGAGA!、K's CINEMA、銀座シネパトス他にてロードショー

A CANADIAN-UK CO-PRODUCTION © 2005 CHAOTIC PRODUCTIONS LTD AND CHAOTIC FILMS UK LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2006/11/04

配給会社名 0014

解説


『トランスポーター』シリーズで、次世代アクション・スターとして大きな注目を浴びる、ジェイスン・ステイサム。いま、ハリウッドで“タフガイ”の呼び名がふさわしいワイルド&セクシーな彼が『ブレイド』シリーズのウェズリー・スナイプス、『クラッシュ』のライアン・フィリップとともに、夢の競演を果たした。それがノンストップ・アクション・サスペンス『カオス』だ!

 武装した強盗団によって、シアトルの銀行が襲撃され、多くの人質が取られた。警察に包囲され、逃げ場を失ったリーダーのローレンツは交渉人として、ある事件を機に謹慎処分になっているコナーズ刑事を指名。新米刑事デッカーとコンビを組み、犯人の交渉に当たるコナーズだったが、彼の指示を無視してSWATチームが強行突入を決行! その瞬間、銀行内で大爆発が起こり、人質たちが逃げ惑う。そんなパニック状態のなか、犯人たちは行方をくらましてしまう・・・・・・。次々と起こる不可解な状況から、内通者の存在に気付いたコナーズらは、執拗なまでの捜査から容疑者をひとりずつ追いつめていく。だが、それは10億ドルと男のプライドを懸けた、ローレンツからの前代未聞の挑戦状だった!!

 コナーズ刑事を演じるジェイスン・ステイサムは、これまでの作品で魅せたワイルドさに加え、冷静かつ頭脳明晰というキャラクターをプラス。彼の相棒・デッカー刑事を演じるライアン・フィリップは、熱血漢溢れるルーキーを好演。そして、2人に挑戦を挑む、強盗団リーダー・ローレンツを演じるウェズリー・スナイプスは、カリスマ性を秘めた悪役というように、主演の3人は新たな魅力を披露する。また、紅一点となる女刑事・ギャロウェーを『ドラキュリア』のジャスティン・ワデルが演じ、セクシーな魅力をふりまくほか、『ミッション:インポッシブル』『今そこにある危機』のヘンリー・ツェーニーら、名バイプレイヤーが脇を固めている。

 ひとつの事件は不可解な謎を呼び、観る者を混沌へと引きずり込む。そんなパズルのように二転三転し、想像を絶するラストまで、先の読めない脚本とともに、監督を務めるのは、第二次世界大戦を舞台にした潜水艦アクション『Uボート 最後の決断』の俊英・トニー・ギグリオ。大きな話題を呼んだ前作同様、観る者の息をもつかせぬスピーディーかつ、キレのある演出を魅せている。そのほか、撮影を『恋におちたシェイクスピア』でオスカー候補になった、リチャード・グレートレックス、編集を『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』『永遠のマリア・カラス』のショーン・バートンが担当。また、緊迫感溢れる音楽を『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』『亡国のイージス』のトレヴァー・ジョーンズが手掛けるなど、まさにハリウッドの超一流スタッフが結集したといえよう。

ストーリー

 武装した黒づくめの5人の強盗団がシアトル・グローバル銀行を襲撃した。従業員らを人質に立てこもった彼らだが、仲間のミスから数分で警官隊が到着し、完全に包囲されてしまう。冷静沈着なリーダー、ローレンツ(ウェズリー・スナイプス)は警察に対し、交渉人として、クエンティン・コナーズ刑事(ジェイスン・ステイサム)を呼ぶよう要求する。コナーズは以前、担当していたパール橋事件で人質を殺害してしまうという失態をおこし、相棒を辞職に追い詰め、謹慎処分となっていたのだ。

 コナーズの上司である、ジェンキンス(ヘンリー・ツェーニー)は彼の謹慎を解く代わりに、新人のデッカー(ライアン・フィリップ)をコナーズの新たな相棒として組ませることを提案。早速、現場に向かい、交渉を始めるコナーズに対し、ローレンツは“混沌<カオス>の中にも秩序はある——”という謎めいた言葉を発した。その後、この硬直状態を続けられないと判断したコナーズは、慎重に銀行に乗り込もうと計画。だが、SWATチームの身勝手な行動から予定外の爆破を引き起こし、瞬く間に銀行は戦場になってしまう。人質のほとんどは混乱の中から救助されたが、コナーズは重大なミスに気付いた。混乱に紛れ、強盗たちは逃げ出してしまったことに・・・・・・。

 だが、不思議なことに、銀行では1ドルの現金も盗まれていなかった。コナーズは元恋人のギャロウェー刑事(ジャスティン・ワデル)らとTVカメラマンが撮影したテープをチェックし、過去に犯罪歴のあるリチャーズの姿を発見。デッカーは銃撃戦の末、バイクでリチャーズを追跡し、コナーズの協力もあって、なんとか逮捕。その際、別の事件で押収され、署の証拠保管室にあるべき5万ドルを発見する。そこで、コナーズはSWATの不可解な行動や強盗が逃亡できた理由は、警察に内通者がいることを推理。その後、2人が容疑者である汚職刑事・カーロの自宅へ行くと、彼の殺害死体が転がっていた。そこに、「お前はクビを免れた。俺が罰する」という、ローレンツからコナーズへ挑戦状が叩きつけられる。

 さらに、ローレンツのもとに共犯者が集まるというリチャーズの情報を得たコナーズとデッカーに、大きな罠が襲い掛かる。爆発から逃げ遅れて、殉職を遂げてしまったコナーズ。彼の死を胸に、決死の捜査を続けるデッカー。

やがて、明らかになる強盗団の真の目的と、ローレンツの正体・・・・・・。
カオス理論をヒントに、デッカーはこの難事件を解決することができるのか?
“混沌<カオス>の中にも秩序はある——。”
すべての謎はローレンツが放った、この言葉に隠されている!?

スタッフ

監督・脚本:トニー・ギグリオ
撮影監督:リチャード・グレートレックス

キャスト

ジェイソン・ステイサム
ウェズリー・スナイプス
ライアン・フィリップ
ジャスティン・ワデル

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す