アフロサッカー
原題:Sagai United
2004年/タイ/カラー/103分/ 配給:アートポート
2006年11月24日よりDVDリリース 2006年6月24日、銀座シネパトスにてロードショー!
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公開初日 2006/06/24
配給会社名 0014
解説
爽快感200%のサッカーエンターテインメント!!
2006年、ドイツ・ワールドカップに沸きあがる日本列島に、『少林サッカー』を超える人類最強のサッカー・チームが緊急上陸する! ジャングルの奥地で生まれ育ち、アフロヘアが特徴的な彼らは、人並外れた身体能力とテクニックで、ド肝を抜く超人プレーの数々を繰り出していく! ベッカムの腰を抜かせ、オーウェンを震え上がらせる、謎のアフロ・イレブン—それが『アフロサッカー』!! 彼らにとって、フィールド上で何が起ころうと、不思議じゃない・・・・・・。
借金まみれの元サッカー審判・パオトゥーがジャングルの奥地で出会った、狩猟民族・サガイ族。流浪の生活を送りながら、サッカーを楽しむ彼らの超人的能力に目を付けたパオトゥーは、自らが監督・コーチとなって、最強のサッカー・チーム“サガイ・ユナイテッド”を結成する! キャプテンはバナナシュートの名手でもある、マムアン。族長の息子である彼のほかにも、ボールさばきの達人・ブルーや、最強の足技の持ち主・マイパイ、驚異の身体能力からオーバーヘッド・シュートを繰り出すガスー、掃除人〈スイーパー〉と呼ばれるセンターハーフのルークヤーンなど、個性豊かな面々が集結。もはや、コワいものなしのアフロ・イレブン=“サガイ・ユナイテッド”は、国王杯の優勝カップを目指し、いざ決戦の地である都会を目指す。だが、彼らを待ちうけていた試練は、対戦相手の強豪チームたちだけではなかった!?
“サガイ・ユナイテッド”を率いる、監督パオトゥーを演じるのは、スティーヴン・セガール主演作『沈黙の聖戦』(03)のポンパット・ワチラバンジョン。『バトル7』(02)や『風の前奏曲』(04)など、タイ映画界が誇る演技派として知られる彼が、サッカーチームでひと山当てようとするダメ男をコミカルに好演。また、“サガイ・ユナイテッド”イレブンを演じる、サムリット・マイケルセーンやカーン・ジャンノーイなど、全員がオーディションで選ばれており、映画初出演となる(ちなみに、実際のサガイ族出身者はガスー役を演じた、コムサン・スィーターントーのみ)。彼らの初々しい魅力を十二分に引き出した監督は、ホラーからコメディまで、さまざまなジャンルを手掛けるソムチン・スィースパープ。
04年12月に公開された、本国タイでは『Mr.インクレディブル』(04)に次いで、興収初登場第2位のスマッシュ・ヒットを記録。大いに笑って、手に汗握り、ちょっとホロリ。そんな奇想天外サッカー・エンターテインメントが、ついに日本のフィールド(劇場)でキックオフを迎える!!
ストーリー
先住民族サガイ族が繰り広げるアフロ☆ファンタジスタ!
過去に多くの大試合で審判を務めてきた、パオトゥー(ポンパット・ワチラバンジョン)。サッカー賭博で作った借金を理由に、余儀なく辞職させられた彼は、いまでも借金取りに追われる日々を送っていた。都会を離れ、タイ南部の村に逃げ延びた彼はサッカーで村のチームと対戦している、サガイ族のプレーに魅了される。
まったく自覚はないが、彼らはかけ離れた運動能力とサッカー・テクニックを持っており、それ以上に各選手の個性がチームを輝かせていた。三度の飯より女の子が好きで、ハンサムだと思い込んでいるフォワードのガスー(コムサン・スィーターントー)。誰よりも足が速いのに、臆病なセンターハーフのルークヤーン(アタポン・トーンコン)。ボール捌きはピカイチなのに、トラブルメイカーなミッドフィルダーのプルー(ルスミー・ローデン)など。そして、サガイ族の長の息子で、キャプテンのマムアン(サムリット・マイケルセーン)。これからバンコクで開催される国王杯に出場し、優勝賞金をモノにしようと考えた、パオトゥーは彼らと長を説得。ちょうどその頃サガイ族は謎の疫病に襲われ、長は国王杯の優勝カップが部族を救うと信じていた。優勝カップを手に入れることを条件に、パオトゥーは自ら監督兼マネージャーとなって、“サガイ・ユナイテッド”を結成。そして、イレブンは生まれて初めて、故郷から遠く離れることになる。
やがて、トーナメントが始まり、多くのサッカー・ファンはサガイ・ユナイテッドのイレブンに衝撃を受けることになる。これまでのサッカー選手のイメージを裏切る、全員が低い身長にアフロヘア。そんな彼らが試合開始のホイッスルと同時に、目を見張るようなスーパー・プレイを披露するからである。その珍しさに目を付けたテレビ局は先を争って、彼らにバラエティ番組へのゲスト出演を依頼。まったく無名だったサガイ・ユナイテッドは一躍時の人となり、マネージャーでもあるパオトゥーのもとに大金が転がり込むのだった。
さらに、都会には誘惑がつきもの。メンバーたちは、女性関係やドラッグなど、都会の甘い誘惑にハマり堕落していく。しかし、イレブンは強い結束力を武器に、順調に試合を勝ち進んでいく。次なる相手は、優勝候補でもあるブルー・ライオン。借金を返済するため、パオトゥーは負けさせようと八百長を企むが、チームの勢いは止まることを知らない。果たして、サガイ・ユナイテッドは見事優勝し、優勝カップを故郷に持ち帰ることはできるのか? そして、サガイ族のなかで広まる、謎の伝染病を治めることはできるのか? すべては、イレブンの裸足の足にかかっている!?
〜What’s サガイ族?〜
“森の王族”として知られるサガイ族は、タイ南部からマレーシアにかけての森に住む少数民族。地域によって、「森の人」や「現地の人」などさまざまな 愛称で親しまれている。サガイ族自身は、自分たちの事を「人間」という意味の言葉、「マニ」と呼んでいる。
サガイ族の身体特徴は、背が低く、肌が黒く、縮れ毛で、大きな鼻と分厚い唇と眉、黒く輝く瞳に、太い指。彼らの墓を調べてみると、6千年から1万年前の原始時代中期に存在した人類とよく似ていることからも、古くから存在する民族だと考えられる。独自の言葉を話すが、最近のサガイ族は多くの人と交流しているためタイ語も話す。
古くには、サガイ族の男性は遠吠えをしたり、女性は木の皮で体を隠していたりした。独身の女性は白い花で作った耳飾をつけ、竹で髪をまとめ、腕輪を身につけていた。既婚女性はロザリオを身に着けていた。現在では都市部に住む人たちと同じように、女性はサロン(腰布)、男性はズボンをはいている。サガイ族はとても信心深く、自然現象を非常に敬う。
スタッフ
監督:ソムチン・スィースパープ
製作総指揮:グリアングライ・チェットチョーティサック、スラチャイチェットチョーティサック
プロデューサー:ラーチェン・リムタラクーン、ジャンティマー・ラウィウスィリクン
脚本:ソムポップ・ウェーチャピパット
撮影監督:タマヌーンアー・タロプラユーン
編集:スニット・アザウィニクン
美術監督:ウィロート・ポンサディロック
キャスト
パオテゥー ・・・・ ポンパット・ワチラバンジョン
マムアン ・・・・ サムリット・マイケルセーン
マイパイ ・・・・ カーン・ジャンノーイ
ラン ・・・・ アングーン・サムージャイミット
ガスー ・・・・ コムサン・スィーターントー
ルークヤーン・・・・ アタポン・トーンコン
プワンプム ・・・・ セーリー・セータブッタ
サンティ ・・・・ ニポン・トゥイスィー
サーヤン ・・・・ レーワット・ルンルアン
コムサン ・・・・ ピエンサック・ゲーオガーム
ソラポン ・・・・ アッサマエル・ジェヘ
プルー ・・・・ ルスミー・ローデン
ソムバット ・・・・ キアティサック・ゲーブット
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