イルマーレ
原題:The Lake House
2006年/アメリカ/ 配給:ワーナーブラザース
2009年07月22日よりDVDリリース 2007年09月07日よりDVDリリース 2007年02月09日よりDVDリリース 2006年9月23日(祝)、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc. - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda (C)2006 Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territories
公開初日 2006/09/23
配給会社名 0085
解説
それは2年の時を隔てた、世界でたったひとつの恋。
いつか必ず会えると、信じていてもいいですか。
今はまだ見ぬあなたへ——。
私は、ここにいます。
2004年と2006年。
違う“時”を生きるふたりの恋は、出会う前から始まっていた——。
「あなたと一緒に歩けたら……」
「時を超えても、必ず君のそばへ行く」
いくつ恋をしても、何かが違う——彼女は孤独の中にいた。
本当の自分の居場所はここではない——彼もまた迷いの中にいた。
そんな人生の曲がり角にいるふたりが、お互いを見つけたのは、
2年を隔てた時の向こう側だった——。
始まりは、お気に入りの「湖の家」から引っ越すことになった彼女が、2006年に次の住人にあてて書いた一通の手紙。その手紙は、2004年に「湖の家」で暮らす彼の元へ届いた。彼女から2年前にいる彼へ。彼から2年後にいる彼女へ。はじめはとまどいながらも、ふたりの間を行きかい始めた手紙。それは、さりげない日常の報告だったり、ふと感じる寂しさだったり、親しい人を失う悲しみだったり、時の向こうからの思いがけないプレゼントだったり……。手紙は時を超えて、ふたりの気持ちを運ぶ。けれど、ふたりが会うことはない。2年の時を隔てて、同じ本を読み、同じ景色を見て、同じ街を歩く。そして同じ気持ちを感じる。ふたりにとってそれが「一緒にいる」ということ。まだ出会ってさえいなくても、人生で一番大切な、かけがえのない恋はもう始まっていた。
「僕たちほど打ち解けあい、好みが同じで、心が通じ合うふたりはいない」——そんな相手を見つけたら、時を超えてでも会いに行く。いつか、きっと会える。そう信じるふたりの、ピュアな大人のラブ・ストーリーが、手紙に綴られたいくつもの言葉とともに、深く静かに胸を打つ。
ふたりの間に横たわる2年の時間のずれがもたらす不思議な出来事。それとは知らずにすれ違う偶然。ふたりの“時”が重なるとき、いくつもの偶然は、一本の線へとつながっていく。
主演は、『スピード』以来、12年ぶりの共演となるキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック。これまでにない役どころで再び顔を合わせるふたりが、自然体のままに、観る者を心地よく酔わせる世界を作りだし、彼女を想い続け、待ち続け、愛することを最後まで諦めない一途な男を演じるキアヌが、サンドラのみならず、すべての女性の心を抱きしめる。本作のオリジナルとなる韓国映画『イルマ−レ』は、チョン・ジヒョン主演で公開され、一緒に観にいったふたりは結ばれるという微笑ましいジンクスも生みだして、「幸運のデートムービー」と話題を呼んだ。そんなロマンチックなストーリー設定をもとに、まさにこれぞ本物というべきハリウッドメイドの極上のラブ・ストーリーとして生まれ変わったのが、本作『イルマーレ』だ。
ふたりが愛した「湖の家」に象徴される自然への回帰、メール全盛のいまの時代に手書きの手紙だけが伝えることのできる想い。現代人がスローライフを指向し始めたように、誰もがみな、何かに押し流されるのではなく、自分を本当にゆだねられる“居場所”を探している。そんな“居場所”を求めて、お互いを見つけたふたり。
自分がいるべき場所、そして一緒にいるべき相手。
運命の恋人との約束は、時の向こう側で、すでに交わされているのかもしれない。
いまはまだ見知らぬ誰かと、いつかどこかで、きっと出会える。
そんな恋の奇跡を信じさせてくれる、本物のラブ・ストーリーをこの秋、あなたに。
ストーリー
運命はいたずらもの。結ばれるはずのふたりに運命 が投げかけた解けない謎。
ふたりは時を超えて出会うことができるのか?
研修を終えて、シカゴの病院に着任することになった女医のケイト・フォースター(サンドラ・ブロック)は、湖岸に建っている慣れ親しんだガラス張りの一軒家から引っ越すことになった。この湖の家こそが、本当の自分でいられる場所。ここを去るのは名残惜しい。荷物をまとめ、郵便受けに次の住人へとメッセージを残した。
——新しい住人さん、新居へようこそ。
前の住人からひと言、
ここでの生活を楽しんでね。
郵便局に住所変更届を出したけど、きっと配達ミスがあるわ。
その時は新しい住所に転送して下さる?
お願いするわ。
住所は下に書きます。
ありがとう。
追伸
入り口の犬の足跡は前からありました。
屋根裏の箱もです。——
湖の家へ引っ越してきたアレックス・ワイラー(キアヌ・リーブス)は、郵便受けに奇妙な手紙を見つけた。ずっと空き家になっていた懐かしの我が家。この家は遠い昔、著名な建築家の父が、今は亡き母のために建てた家だ。アレックスは家族の思い出が詰まった、この家を買ったのだ。しかし、家庭を顧みず仕事に没頭した父のせいで、家族はバラバラになってしまった。そんな父親に反発し、今ではすっかり疎遠になっている。アレックスは建築家だが、父の経営する事務所の世話になりたくないがために、その才能を平凡なマンション設計の仕事に費やしていた。
「犬の足跡? 一体、何の話だ?」
アレックスは新居を片づけ始めた。家の外でペンキ塗りをしていると、一匹の犬がやってきた。追いかけると、ペンキ塗りたての橋の上を駆け抜け、ペンキの足跡を点々とつけて、玄関へと入っていってしまった。
——手紙を読みましたが、何か誤解があるようです。
この湖の家は長いこと空き家でした。
湖の南、サンドバーグ荘の間違いでは?
ここは何年も人が住んでいません。
犬の足跡のことは不思議です。——
——ワイラーさん
サンドバーグ荘に住んだことはありません。
湖の家はあの山荘の何倍も広いです。
もう一度、言います。
わたしは湖の家に住んだ後、越しました。
現住所はシカゴのノース・ラシーン通り1620番。
手紙が来たら転送して下さい。
ちなみに今は2006年です。
だれにでも聞いてみて。——
「2006年? 何のことだ?」
今は2004年のはず。アレックスは返事を届けようと、ケイトの手紙に書いてあった住所に行ってみると、そこには建物はなく、建設現場だった。完成までは優に1年半はかかる。
ふたりの間には、なぜか二年の隔たりがあるようだ。運命のいたずらだろうか。なかなかこの現実を受け入れることができないふたり。だが、2004年の4月3日、季節はずれの雪が降ったというケイトの手紙どおり雪が降り、この奇妙な現実を受け入れざるを得なくなった。そして、どうやら同じ犬を飼っているようだ。ふたりは自己紹介から始まり、趣味の話や悩みなど、手紙で心の内を語り合うようになった。そして、たびたび文通を重ねるうちに、互いの存在こそが、これまで求めていたものだということを知る。
「どうしてもあなたに会いたい!」
「場所を決めて必ず行く。明日でどうだ?」
ケイトの時間で“明日”会うことを決意するふたり。ケイトの明日はアレックスの2年後。ふたりは、なかなか予約が取れないことで有名な、街で一番人気のレストラン「イルマーレ」で会うことを約束するのだが……。
時を超え、ふたりは本当に出会うことができるのだろうか——。
運命を変えることはできるのだろうか——。
スタッフ
監督:アレハンドロ・アグレスティ
脚本:デイビッド・オーバーン
製作:ダグ・デイビソン、ロイ・リー
製作総指揮:アーウィン・ストフ、デイナ・ゴールドバーグ、ブルース・バーマン、メアリー・マクラグレン
撮影:アラー・キビロ
美術:ネイサン・クローリー
編集:リンジー・クリングマン、アレハンドロ・ブロデルソン
共同製作:ソニー・モールハイ
音楽:レイチェル・ポートマン
キャスト
キアヌ・リーブス(アレックス・ワイラー)
サンドラ・ブロック(ケイト・フォースター
クリストファー・プラマー(サイモン・ワイラー)
ディラン・ウォルシュ(モーガン)
ショーレ・アグダシュルー(アナ)
エボン・モス=バクラック(ヘンリー・ワイラー)
ヴィレケ・ファン・アメローイ(ケイトの母)
リン・コリンズ(モナ)
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