ディバイド DIVID
一人で生きられるほど強くない…。誰でもいい、そばにいてほしい…。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2006出品作品 ハンブルグ映画祭2006正式出品 トロントリールハート国際映画祭2006正式出品
2005/Japan/DV/16:9/Color/Stereo/80min/ 配給:辻岡プロダクション
2006年09月22日よりDVDリリース 2006年5月13日(土)より、渋谷シネ・ラ・セットにてレイトショー
公開初日 2006/05/13
配給会社名 0730
解説
普通に生きたい、…。どうして離れ離れになるんだろう…。
一人で生きられるほど強くないから、誰かに寄り添っていたい。でも誰を信じてどこに向かっていけばいいのかわからない。子供たちは答えを出せずに気が狂う。流れるままにやさしくしてくれるところへ飛び込んでいく。
やがて、心は痛んでいく。「生きていたいけど一人では生きられない。誰でもいい。そばにいてほしい…」
[DIVIDE]は両親を失い、消息不明の妹を探していく中で、都会の荒波に巻き込まれながら、新たな自分を発見していくプロセスを描いた青春映画。
都立高校3年生で母子家庭の紗希は、母親の病死によって運命は狂い始める。家族を失った紗希は担任の先生によって養われ、両親の離婚で離れてしまった妹に関心を持ち始める。出版社に勤めている恋人の翔に、妹の居所捜索をお願いしているが難航している。施設育ちの2年生の由希は、龍が率いる東京を制圧する、ストリート・ギャング団に属し、クラスメイトに売春をさせている。紗希は自分と対照的で力強く生きる由希に心は惹かれ、交流を深めていく。2人は東京に渦巻く、大人たちの欲望に巻き込まれながら、心と体は破滅していく。東京のストリート・ギャング団たちの激しい縄張り争いの中で、両親がいない孤独や不安を抱えた紗希と由希の壮絶な生き様が展開していく。
監督は『ロスト・バイ・デッド』で軽快で過剰な暴力に満ちた10代の子供たちの姿を描き、23歳という異例の若さで鮮烈なデビューを果たした辻岡正入。『DIVIDE』は25歳で完成させた第二作目。東京に生きる、現代の高校生の実態と、揺れ動く心情を叙情的で繊細なタッチで綴っていく。若い世代の監督がグラビアアイドルたちとタッグを組み、等身大でリアルに成長していく高校生の姿を描いた、21世紀の日本を象徴する青春映画の誕生だ。
ストーリー
あなたに、あいたい…。生きることで精一杯…。
都立高校3年生の紗希。勉強も運動も優秀で、出版社に勤める心の病を抱えた年上の恋人・翔との交際も順調。気がかりなのは幼少の頃、両親の離婚で離れてしまった、妹のこと。翔は妹の居所捜索に協力してくれている。紗希は妹を連れてこなかった母親を恨んでいるが、そんな母親が病死する。両親を失い悲しみにくれる紗希を、施設育ちの2年生の由希が挑発。由希は、龍が率いる東京を制圧する、ストリート・ギャング団に属し、クラスメイトに売春をさせている。紗希は母親の死後、昼は学校、夜はクラブで働き始め、担任の先生宅で居候生活が始まる。クラスメイトとの交流もなくなり、クラブでのイジメによって紗希の心は崩れていく。そんな彼女を、由希はストリート・ギャング団へ勧誘する。紗希は両親がいなく、施設で育ってきたたくましい由希に惹かれていき少しずつ心を開いていく。龍は反抗するギャング団への制圧を加速させ、由希に更なる勢力を求め始める。しかし、由希はクラスメイトから反旗を翻され、紗希は担任の先生から痛烈な裏切りにあう。翔は、紗希の妹と自分の心の病の原因を究明していくことで、恐るべき真実を発見する。
スタッフ
撮影監督・照明甦督・美術監督・撮影・編集・プロデューサー・脚本・監督:辻岡正人
プロデューサー:高橋靖
オープニングミュ・一ジック:あーすまん
エンディングミュージック:ごとういっき
助監督:池田梨絵/西谷雄一
照明:遊佐綾人
録音:降播剛志
ヘア・メイク:高橋亜紀
制作・英訳:小浜公子
制作:長井くみこ
キャスト
倉貫まりこ
吉川綾乃
大澤真一郎
田中愛里
日生綾音
樋口真未
金井アヤ
橋本彩
木嶋のりこ
前川杏衣梨
華彩なな
高木加織
平山久能
ボブ鈴木
三城晃子
湖田翻子
御茶漬海苔
木下ほうか
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