原題:Eight Below

もう一度 逢いたい人がいる。もう一度 聴きたい声がある。

2006年/アメリカ/カラー/120分/ 配給:ブエナビスタ インターナショナル(ジャパン)

2010年10月20日よりDVDリリース 2006年08月23日よりDVDリリース 2006年3月18日より【春休み】全国ロードショー!

©WALT DISNEY PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2006/03/18

配給会社名 0069

解説


極寒の大地に取り残された、8つの命。
      生きるすべもなく、力尽きていく仲間たち。
     それでも彼らは待ち続けた。
     「必ず戻る」──
     ただ一言の《約束》を信じて…。

 1983年に公開され、当時の映画興行記録を塗り替える一大ブームを巻き起こした『南極物語』──極寒の大地に取り残された犬たちの大自然との闘いと、彼らを置き去りにせざるを得なかった人々の心の葛藤を描いたこの映画は、日本中を涙と感動で包み込み、映画史に残る名作として今なお語り継がれている。 
そして、2006年──この不朽の《生命の讃歌》に、ディズニー・スタジオが総力を結集して挑む。奇跡のサバイバルを成し遂げた“犬ぞり犬”たちの偉大なる実話を基に綴られる、新たなる感動の叙事詩。健気に、ひたむきに、そして逞しく…仲間と助け合いながら、必死に過酷な運命に立ち向かう8匹の犬たち。荘厳な美しさに満ちた大自然を舞台に、21世紀最高の生命と絆のドラマが幕を開ける──!

全米科学財団・南極基地──ここで働くジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、超一流の南極ガイドとして知られていた。大自然に関する深い知識、的確な判断力、勇気溢れる行動力、それにも増して、素晴らしい8匹の“犬ぞり犬”とのパートナーシップが、これまで様々な困難や危機を克服し、奇跡のような冒険を可能にしてきた。だが、南極が記録的な猛吹雪により脅威にさらされた時、ジェリーらスタッフは一時的に基地から全面退去させられる。
 自らも重い凍傷にかかっていたジェリーは、後ろ髪を引かれる思いで犬たちを後に残し、南極を後にした。「必ず戻る」と約束を残して。
 だが──
天候は益々悪化し、もはや南極に近づくことすら不可能だった。基地につながれたままの犬たちは、飛行機が飛び立った方角をじっと眺めながら、ジェリーの帰りを祈りをこめて待っていた。だが、いくら待ってもあの優しい笑顔は戻って来ない。
 1週間がたち、ついに犬たちは立ち上がった。首輪と鎖との飽くなき格闘の末に、ようやく体の自由を手に入れた犬たちは、真冬の南極の大地を歩き始める。その行く手には、壮絶なる大自然との闘いが待っていた──!

監督は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや「シックス・センス」など数々の大ヒット作のプロデューサーとして名をはせ、「生きてこそ」の監督も務めたフランク・マーシャル。主演は、「ワイルド・スピード」や「イントゥ・ザ・ブルー」など、アクション俳優として躍進目覚しいポール・ウォーカー。本作では主役の探検ガイド、ジェリー・シェパード役に挑戦し、最愛の犬たちを置き去りにして苦悶する男の内面を見事に演じて、新境地を開いている。そして何より特筆すべきは、本作品最大の主役である8匹の犬たち。南極という苛酷な状況下で、飢えと寒さに震えながらも、主人との再会を信じて懸命に生き抜こうと奮闘する彼らの姿は、観る者の胸を熱く揺さぶるだろう。

ストーリー

全米科学財団・南極基地で働くジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、超一流の探検ガイドとして知られている。大自然に関する深い知識、的確な判断力、勇気溢れる行動力によって、ジェリーは幾多の困難な状況を乗り越え、奇跡の冒険を成功させてきた。だが、彼の活躍を可能にしたのは何よりも、素晴らしい“犬ぞり犬”のチームがいたからである。 チームのリーダーは、雌ハスキー犬のマヤ、チーム内の最長老は、シベリアン・ハスキーのジャック、真っ白な毛並みが美しいショーティ、双子のトルーマンとデューイ、大きい赤毛のアラスカンマラミュートのバックと、グレーのシャドウ、そして、若くていたずらが大好きなマックス。8匹の犬とジェリーは強い信頼関係で結ばれていた。

雪と氷に覆われた極寒の大地・南極に、まもなく厳しい冬が訪れる…。犬ぞり犬たちとの探検も、しばしの休息を迎えるはずだった。しかし、小型飛行機が運んできた新しい客、デイビス・マクラーレン博士とともに、ジェリーと犬ぞり犬たちはシーズン最後の探検へと出かけることになる。博士の目的は隕石の採取で、その目的地は、南極でも最大の難所のひとつであるメルボルン山だった。自他共に認めるNO.1ガイドのジェリーにとっても、その道行きは困難の連続で、一行は何度も危機に陥るが、ジェリーと素晴らしい犬たちのチーム・ワークで乗り越えていく。そんななか、無線で最悪のニュースがもたらされる。脅威的な嵐が急接近しているため、直ちに基地へと戻り、速やかに南極を離れるようにとの指示が出されたのだ。急いで基地に引き返そうとするジェリー達。しかし、予期せぬアクシデントが彼らを襲う。帰途のなか、誤って足を滑らせた博士が、クレパスへと落下してしまったのだ。犬たちの協力を得て、辛うじて救出には成功したものの、彼は足を骨折しており、その激痛から意識を失っていた。

重傷を負った博士を抱え、基地へと戻ってきたジェリーと犬ぞり犬達。彼らは体力をはげしく消耗し、疲労し切っていた。しかし、今もなお嵐はその勢力を増し続けており、ジェリーや基地に残っていたスタッフたちは、一刻も早く基地から全面退去せねばならない状況に陥っていた。自ら重い凍傷にかかりながらも、犬たちとともに避難すると必死で訴えるジェリー。しかし、小型飛行機では、彼らすべてを乗せて飛び立つことはできない…。すぐに別のチームがやってくる。犬たちが置き去りにされるのは、たった半日だけの予定だと説得され、ジェリーは後ろ髪を引かれる思いで犬たちを残し、南極を後にした。「必ず戻る」と約束を残して…。

凍傷にかかり、丸一日意識を失っていたジェリーが目を覚ましたとき、彼に恐ろしい事実が知らされる。嵐の猛威は益々荒れ狂い、そのために基地は放棄され、犬たちだけが置き去りにされたままなのだ。ジェリーの懇願もむなしく、基地からは人間を避難させるだけで精一杯で、犬のために引き返す余裕などなかった。

一方、基地につながれたままの犬たちは、飛行機が飛び立った方角をじっと眺めながら、祈りをこめてジェリーの帰りを待っていた。だが、いくら待ってもあの優しい笑顔は戻って来ない。1週間がたったある日、ついに犬たちは立ち上がった。首輪と鎖との飽くなき格闘の末に、体の自由を手に入れた犬たちは、次々と真冬の南極の大地を歩き始める。しかし、老犬のジャックには、もはや闘志は残っておらず、マヤの励ましに応じることもできなかった…。

スタッフ

監督:フランク・マーシャル
脚本:デイヴ・ディジリオ
Suggested by the Film : 『南極物語』
製作:デヴィッド・ホバーマン
   パトリック・クロウリー
製作総指揮:トッド・リーベルマン
      角谷 優
      フランク・マーシャル
      ロイ・リー
      クリスティーン・イソ
      ゲイリー・バーバー

キャスト

ポール・ウォーカー
ブルース・グリーンウッド
ムーン・ブラッドグッド
ジェイソン・ビッグス

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