許されたわずかな時を生きるふたりの 永遠なる愛の約束

2006年/韓国/カラー/107分/ 配給:東芝エンタテインメント

2006年09月06日よりDVDリリース 2006年4月15日、日劇3系ほか全国ロードショー

(c)2006 TAEWON Entertainment Inc. ALL RIGHTS RESERVED

公開初日 2006/04/15

配給会社名 0008

解説


<全ての人に愛の涙を贈る—韓流映画に新たな伝説が誕生>

イ・ビョンホン、ペ・ヨンジュン、イ・ヨンエ、クォン・サンウと韓流をリードする俳優陣の主演映画が続々と公開される中、満を持して登場するのが「冬のソナタ」のチェ・ジウ主演作『連理の枝』。”涙の女王”とも呼ばれる彼女が選んだ新作は、韓国映画が最も得意とする正統派ラブストーリーだ。
死を目前にしながらも残された人生を明るく楽しく生きようとする女性へウォン(チェ・ジウ)。そんな彼女に出会って、はじめて本当の愛を知る男性ミンス(チョ・ハンソン)。二人は残されたわずかな時間の中で、その愛を深め、育てていく。残して逝く者と残される者、お互いが相手を思いやり、相手の抱える傷を癒したいと願う・・・そしてそこに美しい秘密が生まれる。
もしも愛の終わりが最初からわかっていたら、大きな痛みを伴うことがわかっていたら、どのようにしてその愛を貫くのか。悲しみや苦しみをどうやって幸せに変えていくのか。へウォンとミンス、二人の予測もしない愛の結末は涙を誘い、私たちに「愛」とは何なのかを問いかける。そしてその答えを見つけた瞬間、誰かを思う温かい気持ちが心に根ざしていくのを感じさせる。
2006年、『僕の彼女を紹介します』『四月の雪』『私の頭の中の消しゴム』を越えて、すべての人が涙する美しくも哀しい悲恋の物語が生まれた。

<”涙の女王”チェ・ジウが映画で魅せる初の悲恋の物語>

昨年は日韓親善大使として、そして今年一月からは、アジア各国でも放映が決まったTBS系ドラマ「輪舞曲—ロンド—」で主演をつとめるなど、その活躍の場をますます広げているチェ・ジウ。「冬のソナタ」「天国の階段」で”涙の女王”ともよばれる彼女だが、驚くことに映画では『誰にでも秘密がある』のようにコミカルな役どころが多く、悲恋の物語の主演は本作が初となる。
同じ悲恋の物語といっても、ドラマと映画ではそのヒロイン像はかなり異なる。今までの受身的なキャラクターではなく、『連理の枝』のヘウォンはどちらかと言えば男性をリードしていく、明るく溌剌とした茶目っ気あふれる役だ。更に、その明るさは残された時間の短さへのおびえの裏返しであり、笑顔の向こうに涙を感じさせるという難しい役どころでもある。
チェ・ジウ自らが「大好きなジャンル」と語るラブストーリーで、 “涙の女王”の本領を発揮させる『連理の枝』は、彼女の代表作となることは間違いない。

<次世代韓流スター、チョ・ハンソンの魅力>

チェ・ジウの相手役に抜擢されたのは、ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、クォン・サンウに続く新たな韓流スターとして注目されているチョ・ハンソン。174cmのチェ・ジウが「私が華奢に見える」と思わずもらすほどの身長、爽やかな笑顔と醸し出すワイルドな魅力で、女性陣のハートをわしづかみにしている。
映画デビュー作『オオカミの誘惑』の”都会的な反逆児”のイメージから一転、本作では、愛する人を失おうとする恐れと悲しみ、傷つけまいとするための秘密を抱えながらも、彼女のために限りない献身と愛を見せる男”ミンス”を演じる。
「何度も現場で語り合い、お互いの演技を相談しあった」と語るように、チェ・ジウとの息もぴったりで、永遠の愛を生み出す恋人同士を見事に演じきっている。
『連理の枝』によって、チョ・ハンソンが次の韓流スターとしてブレイクすることは必至。

<完成前から話題沸騰!見事なシナリオと美しいロケ地>

『連理の枝』はチェ・ジウ、チョ・ハンソンという2大スターの共演、そしてシナリオの完成度の高さから、アジア各国の配給会社から問い合わせが殺到した。シナリオを手がけたのは監督も務めるキム・ソンジュン、助監督時代に築き上げた確かな腕で長編監督第一作『連理の枝』を作り上げた。”連理の枝”とは、白楽天の有名な漢詩「長恨歌」の一節で、永遠の愛を意味する。この映画を通して”愛と死”を描きたかったと語る彼は、<運命的な出会い、訪れる試練、それを乗り越えてさらに強い絆で結ばれる二人>とラブストーリーの王道を貫きつつも、誰も予測できない結末で深い余韻を残すというまったく新しい、見事なラブストーリーを生み出した。
タイトルでもある”連理の枝”は韓国で一番美しい島と言われる済州島から、船で20分ほどの牛島という小さい島に実物大の二本の連なった樹をつくり撮影された。どこかアイルランドの自然を思わせる風光明媚な場所も見所のひとつである。そのほかにも全羅南道スンチョン、ソウルなど全国各地でロケを行っている。
また主題歌を『猟奇的な彼女』のシン・スンフンが手がけ、切ない曲調でこの美しい物語を盛り上げている。

ストーリー



これが私にとって生涯最後の恋になる・・・
今日もいつものように息苦しい病院を抜けだしました。
柔らかい雨と爽やかな空気を体いっぱいに受け止めたとき、
彼と出会いました。
その瞬間から私は彼に恋をしました。
彼を愛すれば愛するほど、一緒にいたいと思いは募ります。
決して望んでも叶わない願いだとわかっていても・・・。

彼女に出会って初めて恋を知った・・・。
何の悩みもなくただ前に走ってきた日々、虚ろな毎日だった。
突然の雨がそんな僕のすべてを激しく揺さぶった、
その混沌の真ん中に彼女がいる。
僕はそのまま彼女に恋をした。
彼女の秘密を知っても、僕の愛は変わらない。
お互いを愛しているこの瞬間があまりにも輝いているから・・・。

残された時間を幸せだけで埋めてあげたい・・・・だから君には言えないことがある

若き青年実業家ミンス(チョ・ハンソン)は、女性たちの憧れの的でありながらも、愛をゲームとしか思えず、しばらく楽しんではすぐ飽きる無意味な出会いを繰り返すだけだった。今日も二股がばれて女性から詰め寄られるが気にもしていない上に、運転の最中でも隣の女性ドライバーにアプローチをして、追突事故を起こしてしまう。親友のキョンミン(チェ・ソングク)に無理矢理、病院に連れて行かれる途中で、にわか雨で立ち往生しているヘウォン(チェ・ジウ)と出会う。水を跳ね上げてしまったお詫びに車で送ることを申し出たミンスは、早速ヘウォンを口説き始めるが、彼女は目的地の病院でさっさと降りてしまう。落胆するミンスだったが、車のシートにヘウォンの忘れていった携帯電話を発見する。
ヘウォンはお茶目さで病院の人気者だ。今日も厳格な看護士長(ジン・ヒギョン)の名をかたって、彼女が片想いをしている医者(ソン・ヒョンジュ)への恋心をラジオの生番組で訴えていた。それを聞きつけた看護士長の逆鱗に触れ、あわてて近くの病室に逃げ込む。そこはヘウォンを追って検査入院しているミンスの病室だった。近づく看護士長の足音にあせるヘウォンをからかいながらも、ミンスは医者と一緒に機転を働かせて、窮地を救う。
ミンスは、ヘウォンの携帯電話をなくしたと嘘をつき、弁償するために買い物に誘う。携帯を選びながらころころと表情の変わるヘウォンを楽しげにみつめるミンス。難癖をつけてきたチンピラから逃げるのさえも楽しそうな二人。そのままお互いの親友キョンミンとスジン(ソ・ヨンヒ)も呼び出して、一緒に飲むことになるが、スジンは思わぬ誤解からキョンミンを痴漢と間違えてしまう。そんな気の強いスジンにキョンミンは一目ぼれをし、スジンも不器用ながらも優しいキョンミンに好感を抱く。そしてミンスもヘウォンの外見からは想像もつかない飲みっぷりに新鮮な印象を受ける。
検査入院を終えたミンスは、ドライブインシアターや釣りへとヘウォンを病院から連れ出してはデートを楽しんでいた。純粋で明るいヘウォンと会ううちに、ミンスの心の中に、今まで知らなかった感情が生まれてくる。それは彼にとってはじめての「恋」だった。
ある雨の日、二人で出かけた動物園でヘウォンが突然倒れる。緊急治療室に運ばれた彼女を呆然と見つめるミンスに医者が静かに語りかけた。
・・・・・・・・・

スタッフ

監督・脚本:キム・ソンジュン
主題歌:シン・スンフン("I Believe"「猟奇的な彼女」)
ガイドDVD:ポニーキャニオン
オリジナルサウンドトラック:ポニーキャニオン
ノヴェライズ本:小学館
コミックス:小学館フラワーコミックス
写真集:角川書店
協賛:コリアンエアー
提供:ポニーキャニオン、東芝エンタテインメント、フジテレビジョン、博報堂DYメディアパートナーズ、関西テレビ放送
配給:東芝エンタテインメント

キャスト

チェ・ジウ
チョ・ハンソン
チェ・ソングク
ソ・ヨンヒ

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す