原題:THE END OF VIOLENCE

狂おしい力が、愛を裸にする。

1997年/ドイツ映画/カラー/122分/ビスタサイズ/ドルビーステレオ/配給:松竹富士

2000年7月26日よりDVD発売 1998年8月25日よりビデオレンタル開始 1998年3月劇場公開

公開初日 1998/03

配給会社名 0003

解説

2000年劇場大ヒット作『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』や『パリ、テキサス』『ベルリン/天使の詩』の巨匠ヴィム・ヴェンダースが初めて挑んだ衝撃のサスペンス、待望のDVDリリース!!
最新作『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の大ヒットも記憶に新しいヴィム・ヴェンダース監督が初めて本格派サスペンスに挑戦、『パリ、テキサス』以来14年ぶりにロサンゼルスを舞台に撮った話題作。スリリングなドラマを通じて、映像と暴力のショッキングな関係を浮き彫りにし、97年度カンヌ映画祭で話題騒然、日本でも全国劇場ロングラン・ヒットを記録した。
ある日突然、謎の一味に襲撃されたバイオレンス映画のプロデューサー、マックス(ビル・プルマン)、彼の失踪を発端に、夫に不満を抱く美貌のベイジ(アンディ・マグダウェル)、都市ハイテク監視システムの開発者レイ(カブリエル・バーン)、事件を追う刑事ドグらの愛と孤独が並行して描かれていく。”暴力”をテーマにしながらも、いわゆるバイオレンス映画ではなく、ヴェンダースが独自のアプローチで暴力が人間に及ぼす影響を描いた問題作。豪華ハリウッド・スターをキャストに迎え、”全てが見られている”という『エネミー・オブ・アメリカ』を先取リしたような設定を盛り込むなど、ヴェンダースの新境地を感じさせる作品。『パリ、テキサス』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でもヴェンダースと絶妙なコラボレーションを見せたライ・クーダーが音楽を担当しているのも話題。

ストーリー

犯罪都市L.A.でバイオレンス映画を製作し続けるプロデューサーのマックスが理由も解らぬまま2人組の男たちに拉致された。激しい暴行を受け、銃口を突きつけられるマックス。虚像の暴力世界に生きる彼にとって、初めて直面する現実の暴力世界はどう映ったのか。一方、FBIが極秘に実験を進めていたハイテク犯罪監視システムがその現場を抑えていた。ところが、システムが突然停止し、モニタ−映像が一瞬中断してしまう、再始動したモニタには2人組の死体が映し出され、そこにマックスの姿はなかった。ほんのわずかな時間の中で、一体何が起こったのか?

スタッフ

製作・監督:ヴィム・ヴェンダース
音楽:ライ・クーダー
製作:ディーパク・ネイヤー
脚本:ニコラス・クライン
撮影:パスカル・ラボー
美術:パトリシア・ノリス
編集:ジム・スチューべ

キャスト

ビル・プルマン
アンディ・マクダウェル
ガブリエル・バーン
ローレン・ディーン
トレイシー・リンド
ウド・キア
サム・フラー
デイル・ダイ

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