故郷の春
原題:Spring in My Hometown
カンヌ国際映画祭監督週間出品作品 東京国際映画祭・東京ゴールド賞 テサロニキ国際映画祭最優秀芸術貢献賞
1998年/121min/カラー/配給・シネカノン
1999年5月29日から6月11日まで渋谷シネアミューズにて公開 大阪シネマ・アルゴ梅田ほか、7大都市を中心に順次開催
公開初日 1999/05/29
公開終了日 1999/06/11
配給会社名 0034
解説
朝鮮戦争が人々の暮らしに暗い影を落とす1952年、夏。戦場からは遠く離れた小さな村。無二の親友のソンミンとチャンヒは、アメリカ兵が廃屋となった水車小屋で女性と過ごすのをのぞき見しては喜んでいた。ある昼下がり、二人はチャンヒの母親がG.I.の相手をし、その取り持ちと見張り番をソンミンの父親のチェイがしていることを知ってしまい衝撃を受けるのだった…。
優美な自然を色鮮やかに映しとりながら語られる小さな村での出来事…。イ・グァンモ監督は、8年の歳月を費やしこの作品を完成したが、発表するや各国の映画祭で高い評価を得て韓国映画の成熟した豊かさを世界に知らしめた。少年の日記と政情が平行して語られる本作は、イデオロギーの違いから血を流し合うかっての隣人同士、離散を余儀なくされる家族、そひて、無邪気な少年たちまでが知ることになる残酷な運命を映し出していく。戦時下を懸命に生き抜こうとする人々の姿は、苦しみや痛みの中にあっても人間を生へと向かわせるものは何かを痛烈に問いかける。
ストーリー
スタッフ
監督・脚本:イ・グァンモ
製作:チョン・テソン、カン・スンギョ 撮影:キム・ヒョング
編集:ハム・スンウォン 録音:イ・スンチョル 音楽:ウォン・イン
キャスト
アン・ソンギ、イ・イン、キム・ソングン
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