ハッピー・エンド
原題:Happy End
あなたのからだが今も好き。
1999年12月11日韓国初公開
1999年/韓国/カラー/ヴィスタ/ドルビーデジタルSR/99分/ 配給:ギャガ・コミュニケーションズ/協力:ワーナーホーム・ビデオ
2004年08月06日よりDVD発売開始 2004年1月31日より新宿武蔵野館にてロードショー
公開初日 2004/01/31
配給会社名 0025
解説
『接続』『約束』『我が心のオルガン』と3連続大ヒットをとばし、“興行王女”とまで呼ばれた“清純派”“癒し系”チョン・ドヨンが、全裸シーンに挑戦するとあって、韓国マスコミは『ハッピーエンド』公開前から大興奮。チョン・ドヨンは先輩女優イ・ミスク主演の『情事』を見て以来、以前から「作品に必要であれば脱ぐことはいとわない」と発言していたのだが、『ディナーの後で』のカン・スヨンはひたすら肌を隠し、『情事』のイ・ミスクの全裸シーンは代役だったということもあって、「韓国トップ女優に全裸の勇気はない」という辛らつな見方もあった。
しかし、開けてびっくり。誰もが想像していなかった一糸まとわぬ姿での激しいセックスシーンに、シビアな韓国マスコミも脱帽。チョン・ドヨンの女優魂に「さすが!」と大賛辞を送り、ますます彼女の株を上げた。
そして本作での演技が、彼女の内に秘めたセクシーな魅力を決定づけ、2003年10月に公開され韓国史上No.1ヒットとなった『スキャンダル 朝鮮男女相悦之詞』出演につながったと言っても間違いないだろう。その最新作でチョン・ドヨンは4年振りに、今度は人気絶頂のペ・ヨンジュンを相手にオールヌードの情事シーンを披露し、『ハッピーエンド』の情熱的なセックスから、一転、「静かに激しい」ラブシーンで、観客の胸をしめつけている。
ストーリー
ソ・ミンギ(チェ・ミンシク)はリストラで銀行を首になってしまい、妻チェ・ボラ(チョン・ドヨン)の代わりに家事・育児をする凡庸な男。
毎日、古本屋に出かけては、好きな恋愛小説を読むのが日々の楽しみである。
失業中の夫に変わって一家を支える妻チェ・ボラは、子供英語学院の院長をつとめ、毎日仕事に忙しい。彼女には秘密があった。
大学時代に激しい恋に落ち、将来までを約束しあったキム・イルボム(チュ・ジンモ)と、結婚後に再会し、それ以来、不倫をつづけているのだ。ボラにとって、イルボムとのセックスには、夫とのセックスでは得られない快感がある。ボラとイルボムは、“からだが合いすぎる”のだ。
幾度、からだを重ねても、またその悦びにからだが引かれる。
キム・イルボムは、ずっとボラを想い続けていた。今は、ボラの学院のウェブ・デザイナーをしながら、彼女とその生後5ヶ月の娘と暮らすことを夢見ている。イルボムは、娘は、ボラと自分との間の子だと信じている。
気ままにイルボムの部屋を訪れては、セックスを重ねるボラだったが、不倫を始めた時から「私はあなたに何もできない。だから、何も残したくない。ただ通り過ぎて行きたい」が口癖だった。
だがある日、イルボムが彼女に合鍵を渡した日から、何かが変わり始めていった……。
妻が車に残した合鍵から、彼女の不倫に気づいたソ・ミンギは、意を決してイルボムの部屋におもむく。カギ穴にさしこむ。扉は、開いた。やはり、妻の不倫相手はイルボムだった。ショックを受けながらも、妻が情事を重ねているその部屋を眺めるソ・ミンギ。部屋の中には、自分がとうの昔に忘れてしまった妻の幸福そうな笑顔のポラロイド写真が何枚も、何枚も、大切そうにアルバムに貼られていた。
日頃とは様子が違う夫の態度に、ボラは不倫を気づかれたことを悟る。
そして、娘と3人の暮らしを願うイルボムの恋慕に、自分の罪を感じる。
「もう終わりにしなくては。もうだめよ、ボラ」。
自分に何度も言い聞かせ、不倫を終わらせることを固く誓った。
だが、彼らは既に戻ることの出来ない運命へと踏み込んでしまっていたのだった。どうにもならない三人三様の切なさ、恋情、嫉妬が絡み合い、やがて訪れる、結末。
ハッピーエンド− それは、幸福な結末?それとも、幸せの終わりなのだろうか?
スタッフ
監督・脚本:チョン・ジウ
キャスト
チェ・ミンシク
チョン・ドヨン
チュ・ジンモ
ファン・ミソン
チュ・ヒョン
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