2003年/日本/61分/ 配給:ロサ映画社、OPALUC

2004年07月23日よりDVD発売開始 2003年11月8日〜21日までCinema ROSAでレイトショー

公開初日 2003/11/08

公開終了日 2003/11/21

配給会社名 0421/0422

解説

昨年の水戸短編映画祭グランプリ作品『VICUNAS』によって青山真治、安部和重らの絶賛を受けた冨永昌敬の最新作『亀虫』が、まさかの公開決定!
元々は、監督の冨永、撮影の月永雄太、音響の山本タカアキを中心としたグループ、OPALUCが「気が向いた時に気が向いた作品を撮る」というイイカゲンなコンセプトで撮っていた連作で、冨永自信、「まさか公開されることになるとは思わなかった」と言う。だが、逆にそのシンプルな形式ゆえ、青山真治に「パドックだけで財布の金をはたいてみたくなる」と言わしめた彼らの技術の確かさと発想の豊かさがもっともわかりやすく提示されている。現在黒沢清や石井聰亙の初期作品が伝説化されているように、10年後に『亀虫』が伝説として語られるのは間違いない。

ストーリー

東京都内を東西に横切り、果ては関越道へと接続する「目白通り」。『亀虫』は「目白通り」沿いに繰り広げられる、ある「兄弟」の、「嫁」の、「妹」の物語(「亀虫の兄弟」、「亀虫の嫁」、「亀虫の妹」、「亀虫の性」、「台なし物語」以上5篇)。
夫婦喧嘩の末、家を飛び出した「かー君」は復讐を誓って帰還するが、宿敵である妻の姿はなく、代わりに、上京してきた幼馴染みの「たかお」と再会することになる。しかし、突然かー君を訪ねて来たたかおには、いったい何の目的があるのか。怪しいことが一杯である。
しらばっくれるたかお、訝しがるかー君。日が暮れるまで押し問答を続けた挙げ句、「亀虫」に変身したたかおの口から衝撃の事実が告白されるのだった。

スタッフ

監督:冨永昌敬
撮影:月永雄太
音響:山本タカアキ
音楽:ノーシーズ
制作:OPALUC

キャスト

かー君:杉山彦々
嫁:安産麻理絵
妹:木村文
たかお:尾本貴史
ヘルパー:笠木泉

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www3.ocn.ne.jp/~rosanet/
ご覧になるには Media Player が必要となります