北の狼

小沢仁志「実録広島やくざ戦争」VS清水健太郎「実録・絶縁」。
“実線シリーズ”を凌ぐ臨場感！
“昭和任侠映画”の浪漫が今蘇る！
錆びれた漁師町。そこでは地元を仕切る及川組と、シマの横取りを企む佐波連合・星川組がにわかに敵対していた。そんな町に一人の男が辿り着く。名は木崎竜二。彼は、ひょんな事を切っ掛けに知合った漁師・省吾の漁の手伝いをする事に。省吾の妹・美里、小料理屋女将の春江、漁師仲間の建造や博士らと交流を深める竜二だが、決して自分の事を語ろうとはしない。その頃、星川組の小柳が及川組の組長を親書する事件が起き、本格的な抗争へと発展する。及川組の一男と付き合っていた美里は、小柳に殺害される。妹の仇を取ろうとした省吾、竜二が星川組に乗り込む。木崎竜二。彼は極道の世界では伝説渡世人。自分の舎弟を捨て駒にし、襲名を勝ち取った親を、襲名披露で殺害したという過去を背負う男…。竜二は、漁師町を救えるのか？そして美里の仇を取り、星川組を潰せるのか？！壮絶な戦いの火蓋が切っておとされた…。