原題:ROBOCON

ぼくたちに足りない部品はなんだろう。

2003年/日本/カラー/ 配給:東宝

2006年03月24日よりDVDリリース 2004年03月26日よりDVDリリース 2004年03月12日よりビデオレンタル開始 2003年9月13日より東宝邦画系にてロードショー

公開初日 2003/09/13

配給会社名 0001

解説



この秋、高専ロボコンを題材にした、新しい青春映画『ロボコン』が誕生します。“高専ロボコン”とは「全国高等専門学校 アイデア対決・ロボットコンテスト」の略称で、高専の学生たちがある条件の中で開発したロボットを、フィールド内で闘わせるトーナメント形式の大会。毎年、若き才能たちが、大きな手作りロボットに青春をかける姿に、感動した方も多いのではないでしょうか。映画『ロボコン』は、このコンテストにかける熱い青春をベースに、一昨年『まぶだち』でロッテルダム映画祭グランプリを獲得した新鋭・古厩智之監督がオリジナルのストーリーとして手がける注目作です。
物語の舞台は、山口県の山間に立つ高等専門学校(以下高専)。ロボコンは、各校2チームまでの出場が認められており、この学校にも第1ロボット部、第2ロボット部の2チームがあった。第1はチームワーク重視のエリート集団で、コンテストでは何度も賞を獲得している伝統ある部。かたや第2は、才能はありながらも集団行動の苦手な男子3人が集まるへっぽこグループだった。しかも、うち1人はユウレイ部員的存在ゆえに、ロボコン出場に必要な3人を確保できない状態。そこで、頭数を確保するために顧問が勧誘したのは、なんと、やる気ゼロの落ちこぼれ女子学生だった…。
この弱小第2ロボット部のメンバーに扮するのは、若手注目株の長澤まさみ(第5回東宝シンデレラ・グランプリ)、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史のフレッシュな4人。そして、彼らの担当顧問役を鈴木一真、学生たちを優しく見守る保健の先生を須藤理彩が演じます。また、ほかにも吉田日出子、うじきつよし、平泉成、荒川良々など、古厩ワールドを盛り上げる最高のキャスト陣が勢揃いしました。
撮影は山口県徳山市内でのオールロケ。

ストーリー




里美(長澤まさみ)は高専に通いながらも、いまひとつ好きな物がみうけられずにダラーンと毎日を送る校内の落ちこぼれ。課題の手作りロボットも、市販のキットに顔を描いただけの無味乾燥なもの。これは1ヶ月居残り授業確実の事態だったが、担任の図師(鈴木一真)から、これを免れる唯一の条件を出された。
「ロボット部に入って、ロボコンに出場するんだ!」
里美の通う高専には、ロボコン出場常連のエリート集団・第1ロボット部と、万年初戦敗退の第2ロボット部があった。第2ロボット部は、実力がありながらも集団行動が苦手なために、第1に居られない者たちの3人の集まり。しかも、うち1人はユウレイ部員的存在のため、ロボコン出場に必要な3人に満たない…、そう里美は数合わせのために、顧問の図師に狩り出された4人目のロボコン要員だったのだ。
居残り授業を免れたい一心で、渋々第2ロボット部に仮入部した里美。まずは、地方大会に参加した。だが、結果は初戦敗退。第1ロボット部から馬鹿にされ、里美は悔しくて仕方がない。ところが、万年初戦敗退に慣れきってしまったメンバーは、あっさりしたものだった。里美はそんな彼らの態度にも唖然。「ウチの部員、あんなので楽しいのかな…」
 しかし、表彰式で予想外の出来事が起こった。例年、優勝校以外に審査員の推薦で2校が全国大会に駒を進められるのだが、ユニークなアイデアが買われて、里美たちのロボットがその栄誉を受けたのだ!…だが、このままでは、ロボットは荒削りだし、チームワークもバラバラ。図師は思わずこう言った。「お前らどうする?このままじゃ、恥かきに行くだけかもな・・・」その言葉に、里美の奥深くに眠っていた生来の負けず嫌いが顔を出した。「先生、あたし、やります。勝ちたいんです!」
かくして、やる気のない男子達と里美は、ロボコン全国大会を目指すのだが…。

スタッフ

監督:古厩智之
製作:富山省吾
プロデューサー:宮川洋紀、堀口慎、前田光治
脚本:古厩智之
撮影:清久素延
美術:金勝浩一
編集:三條知生
音楽:パシフィック231
録音:斉藤禎一
チーフプロデューサー:鈴木律子
照明:望月秀樹
製作統括:植田文郎、古川一博、小松賢志
助監督:清水俊文

キャスト

葉沢里美:長澤まさみ
相田航一:小栗旬
四谷部長:伊藤淳史
竹内和義:塚本高史
図師先生:鈴木一真
保健室の笹木先生:須藤理彩
葉沢良行:うじきつよし
通称・オババ:吉田日出子
豪原:荒川良々
脇田先生:平泉成

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