恋愛回遊魚
この関係が、私の酸素。
2001年シンガポール国際映画祭正式出品 2000年台北金馬映画祭正式出品 2000年釜山国際映画祭正式出品
2000年/台湾/カラー/スタンダード/16ミリ/60分/モノラル 配給:グアパ・グアポ
2002年08月23日よりDVD発売&レンタル開始 2002年08月23日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年3月23日より大阪・扇町ミュージアムスクエアにてモーニング&レイトショウ公開 2002年3月9日より22日までシネマスコーレにてモーニングショウ公開 2002年2月9日より3月29日までユーロスペースにてレイトショー公開
(C)AYA TAKAKO,kaikaikiki/HIROPON FACTORY 2001
公開初日 2002/02/09
配給会社名 0231
公開日メモ ウー・ミーセン監督は、大胆なアングルや意表をつく色づかいで「今」を描き、やさしさや切なさが漂う空気感で魅了する。『恋愛回遊魚』は台湾であることを意識することなく、誰もが共感するワンシーン、そんな日常を切りとった風景なのである。
解説
ウー・ミーセン監督が贈る、台湾的新感覚映像
エドワード・ヤンやホウ・シャオシェンを世界に送りだしてきた台湾から、まったく新しい映画が誕生した。
ウー・ミーセン監督は、大胆なアングルや意表をつく色づかいで「今」を描き、やさしさや切なさが漂う空気感で魅了する。
『恋愛回遊魚』は台湾であることを意識することなく、誰もが共感するワンシーン、そんな日常を切りとった風景なのである。
台北の街のいたるところで生まれている、恋の叙情詩
「あなたと別れて15分、寂しい?私はとても…」
いつまで一緒にいられるかわからない。それでも今はふたりでいる時間が心地よい。
不安定な恋をくり返し、少しずつ大人の女性へと成長しながらも、少女のような あどけなさをあわせ持つ女子高校生ミャウミャウ。彼女を中心にくり広げられる不思議な男女の関係は、恋心を繊細に映しだす。
現在TVドラマやCMで活躍中のチャン・ジャーホイが、移り気な主人公ミャウミャウを表情豊かに好演し、舞台俳優として確かな演技を魅せるツァイ・ツェンリャンや、映画監督のイー・ツーイェンが、独特な個性を発揮している。
ストーリー
ワンは医大を卒業したもののまともな職に就かず、スチュワーデス(ア・メイ)と同棲中の30歳目前のダメ男。ミャウミャウはテレビCMに出演したことのある、自称レズビアンの魅力的な女子高生。二人はラーメン屋で知り合い、なんとなく付き合い始める。
ある真夜中。ミャウミャウはア・メイとTVゲームに興じていたワンを電話で呼び出す。相手の浮気が原因でガールフレンドに失恋したばかりなのだ。
「シーソーの上に3人は多すぎる」ワンが現れてもただ泣き続けるミャウミャウ。一晩中一緒にいた彼は、「レズビアン」と「男」である二人の関係に不思議なリアリティを感じ始める。そして、ア・メイが フライトでいない間の二人の無邪気な日々がスタートした。
ミャウミャウは、一足早いワンの誕生日プレゼントに、憂鬱な曲のオルゴールを贈る。「ふたりの関係は誕生日まで続かないかも…」とつぶやきながら。
「憂鬱になったらこれを聞いてね。憂鬱にならないおまじないよ」。
手帳を見ながらもの思いにふける青年は、手帳を残し消えてしまったミャウミャウを探し続けている。手がかりのひとつ、彼女がアルバイトをしていたラーメン屋でも、無愛想に彼女の姿を探し求める青年。ラーメン屋のTVにはミャウミャウが出演したCMが映し出される。CMの中で彼女とキスしている共演者はその青年だった。
学校で物思いにふけるミャウミャウ。彼女の中でもその青年の存在が大きくなり始めている。「別れ方はいろいろだけど、別れる理由はひとつ。ワンも気にしないはず」。
またひとつのシーソーのバランスが崩れようとしていた。
ワンの誕生日、ミャウミャウの「ハッピーバースデイ」の歌声で目覚め、猫の様にじゃれあう二人。学校に向かうバスの中、彼女は彼への手紙を綴り続けている。彼女の忘れ物に気付き、ミャウミャウを追いかけ、バス停に向かうワンに起こる奇妙な出来事。彼に一体何が起こったのか…。
スタッフ
監督・脚本:ウー・ミーセン
製作:ツァン・チンラッ、ヤン・ホォイウン、ワン・イーホワー
撮影:ルーク・チェン
美術:ホワン・メイチン
音楽:ジェフリー・チェン
キャスト
チャン・ジャーホイ
ツァイ・ツェンリャン
イェ・シャオフー
イーツーイェン
ユェン・ウェンピン
チャン・ズォンズォン
ワン・シンユェン
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