悪名
約39年ぶりに勝太郎、田宮二郎の名作を的場・東でリメイク。 蘇る大和魂。日本男児のDNA復活。
2001年/日本/カラー/ビスタサイズ/118分 配給:イップ・エンターテインメント
2007年08月21日よりDVDリリース 2005年03月20日よりDVDリリース 2005年02月16日よりDVD発売開始 2001年7月28日より新宿東映パラス3、銀座シネパトス、大阪シネフェスタにて公開
(C)2001シネマパラダイス
公開初日 2001/07/28
配給会社名 0219
公開日メモ 勝新太郎、田宮二郎が絶妙なるコンビぶりを見せ、日本映画史に残る名篇として今だ語り継がれている。今回の『悪名』では、若いリニューアルされた朝吉とモートルの貞のキャラクターを今、人気絶頂の的場浩司と東幹久といった若手演技派が演じているのが新鮮だ。
解説
今東光原作の『悪名』は週刊朝日に連載され、大ベストセラーとなり、読者の中でもとりわけ若いヤング層に圧倒的な支持を集めた。
それは、主役の八尾の朝吉が、当時、誰知らぬ物がないアイドルとして一本立ちし、映画化に当たっては勝新太郎、相手役のモートルの貞役の田宮二郎が絶妙なるコンビぶりを見せ、日本映画史に残る名篇として今だ語り継がれている。
朝吉は暴れん坊だが、バカのつくお人好しの一匹狼、モートルの貞はクールな一面をのぞかせる家庭的な男と、互いに生き方を異にしながら、お互いに心を通じ合わせ、兄弟分となり、悪をこらしめていく。今回の『悪名』では、若いリニューアルされた朝吉とモートルの貞のキャラクターを今、人気絶頂の的場浩司と東幹久といった若手演技派が演じているのが新鮮だ。
さらに若手演技派・櫻井淳子、TVやバラエティーのさとう珠緒、香港映画『東京攻略』の遠藤久美子、北野武映画のトミーズ雅、元・CCガールズの青田典子、前田耕陽、プロレスラーの高木三四郎、歌手の日高正人、東映でならした美人女優夏樹陽子、ハリウッド映画や香港映画『風雲/ストームライダーズ』等の作品で好演、千葉真一らベテラン若手の俳優が数多く出演したオールスター大作である。
監督は多くの男っぽい映画を手がける和泉聖治。
21世紀幕明けにふさわしい青春群像アクション・エンターテイメント大作である。
ストーリー
《ヨワキヲタスケ、ツヨキヲクジク》
昭和初期—大阪河内郷八尾の名物男で、遊び人の朝吉(的場浩司)は、金貸しの女房お千代(青田典子)と駆け落ちし、追手から逃げていた。
村は祭りでにぎわい、当時流行った賭け相撲が行なわれていた。
朝市の村の仲間達は連敗で、賭け金がなくなり、みるにみかねた妹の時子(夏山千影)は、朝吉を追っかけ、呼び戻し朝吉を土俵に上げた。
朝吉とお千代は有馬温泉に逃げこんだ。そこで薬屋で博打の伊吹屋(トミーズ雅)と出会い、賭場にさそわれた。
朝吉の牛涯のライバルで兄弟分となる売出し中の極道、大阪松島・吉岡組の小頭、モートルの貞(東幹久)との運命的な出会いが待っていた。
運命的な出会いといえば、その後、松局の遊郭で美しい娼妓、琴糸(櫻井淳子)と出会うことになる。
琴糸は幸福薄い女で、朝吉は彼女のために力になることを約束する。
そんなおり、松局に因島のシルクハットの親分(千葉真一)が、市会議員選挙と大阪のヤクザとしての地がためのため、小倉組親分長吾郎をひきつれて、松島に乗り込んできた。
松島遊郭をしきっている吉岡組との対立がこの日を期に激しさをましていった。
朝吉と貞の付き合いから貞の女房お照(遠藤久美子)を知り、その友達である、後の朝吉の女房となるお絹(さとう珠緒)とも、このころめぐり逢うこととなる。
ひよんなことから朝吉は貞の協力を得て、遊郭から琴糸の足抜けを手伝うことになった。
スタッフ
監督:和泉聖治
原作:今東光
脚本:高田宏治
製作総指揮:夏山静香
製作:夏山昌一郎
企画:藤原裕之、高田宏治、加藤教夫
プロデューサー:飯島茂、八木欣也、岩清水昌弘
撮影:江原祥二
照明:土野宏治
録音:広瀬浩一
美術:原田哲男
音楽:義野裕明
企画協力:CAL、ジャパンアート
配給:イップ・エンターテイメント
協力協賛:劇団・華、日高音楽事務所、DDT
制作:イップ・エンターテイメント、松竹京都映画
製作:シネマパラダス
キャスト
朝吉:的場浩司
モートルの貞:東幹久
琴糸:櫻井淳子
お絹:さとう玉緒
お照:遠藤久美子
伊吹屋:トミーズ雅
お千代:青田典子
時子:夏山干景
中野英雄(友情出演)
前田耕陽
山本昌平
石倉英彦
梓陽子
高木三四郎(プロレスラー)
日高正人(歌手)
夏樹陽子(友情出演)
シルクハットの親分:千葉真一
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