やっぱドッジは最高っ! 日韓を舞台にドッジボールの楽しい映画が出来ました!!

2002年/日本/83min/アメリカンビスタ/SR 配給:アミューズピクチャーズ

2003年02月21日よりDVD発売開始 2002年7月27日より夏休み渋谷シネアミューズにて公開

(C)2002 アミューズ/サイダス/アミューズコリア

公開初日 2002/07/27

配給会社名 0008

解説



●子供の頃に親しんでいたドッジボールが迫力あふれるスポーツ競技としてブームになっていた!!

体育の時間や放課後、校庭に線を引いてコートを作り熱中したドッジボールの思い出を誰もが持っているはず。楽しさはそのままに、一方でドッジボールは立派なスポーツ競技に進化していました。平成3年の日本ドッジボール協会設立を機に競技の統一ルールが普及、全国規模の大会も定期的に行われるようになり、6万人もの小学生たちが、この試合を目指して練習に励むようになりました。5分間という凝縮した時間の中で、アウトにならず、内野に残った人数を競うという闘いは、息付く間もない大迫力!ボールの行方を追って一心に動く子供連の真剣さに目を見張ります。競技としての技術的な進化は躍進的ですが、基本はあくまでも「ボールを受け止めて投げる」こと、そして厳然たる勝ち負けの結果があること。大人から見ればまだ幼いと映る小学生の子供達ですが、自分たち自身で勝ち負けを受け止め、泣き、笑い、いずれもまた練習に励んでいく姿には真のスポーツマンシップを見せられる気がします。子供の遊びと侮ってはいけない、一緒になって手に汗握って応援したくなる、そんな映画になりました。

●舞台は日本か5一番近い国“韓国”。
その韓国と日本の子供達の友情を描くハートウォーミングな作品。

日本から一番近い国・韓国。今年はサッカーのワールドカップが両国で開催され、映画でも『シュリ』や『JSA』のヒットにより、身近な存在になりつつあります。しかし子供達にもともと国境や言葉の違いは関係なく、実際の映画の撮影でもすぐに仲良しになりました。彼らがドッジボールを介して友情で結ばれていく姿は大人が忘れていたものを思い出させてくれます。

●日韓14,491人の子供連が挑戦したオーディションから始まった。

日本では11,675名、韓国では2,816名の子供達が参加。大きな舞台でのびのび自分を表現した20名(日本)、17名(韓国)が合格しました。主役“ゆきこ”を勝ち獲つたのは静岡県から選ばれ、役柄と同じ小学6年生の田島有魅香。本来の子供らしさと確かな演技のカンは三原監督も絶賛するほど。そしてゆきこを囲むドッジキッズのメンバーも個性派が勢揃い。韓国サイドはテコンドーが特技の少女、ダンスの上手なヒップホップ少女、重いキムチの壷を楽々持ち上げる怪力少年など面白いキャラクターの子供達が選ばれています。

●個性豊かな大人のキャスト達

ゆきこの頼り無い父親、新一郎を演じるのは劇団「第三舞台」出身でドラマにバラエティに大人気の寛利夫。みなとドッジキッズとは因縁のライバルで強敵、山手ドッジファイターズの小出監督を演じるのは女優として初仕事の元全日本バレーボール選手の益子直美。みなとドッジキッズの山田監督は劇団「大人計画」出身の個性派俳優、温水洋一。その妻を演じるのは映画『avec mon mari/アベックモンマリ』で好演した板谷由夏。町内会長を演じるのは、とぼけたキャラクターの小倉久寛。ゆきこが通う釜山の小学校の校長先生を韓国通で知られる黒田福美が演じるなど、様々な個性溢れる大人の役者を起用しています。

●釜山フィルムコミッションの全面協力を仰いだ日本初の作品。

新一郎が野球にかける第2の人生を選んだ地、韓国、釜山。ロッテジャイアンツに入団したという事で本当の試合の直前に選手、観客を総動員した異例の協力を得ることが出来ました。他にも様々な観光名所は元より釜山の人々の日常が垣間見れる市場、小学校などが各シーンに盛り込まれ、まさにフィルムコミッションの協力があったからこそ実現出来たことばかり。釜山国際映画祭を開催しアジアを始め世界的にも映画の街としても知られるだけに、釜山の人々は映画に関して愛情が深くそれが近年韓国映画業界の活気の源になっています。

●あの『ウォーターボーイズ』を生み出した日本のヒットメーカー、
アルタミラピクチャーズとアミューズが強力タッグを組んだ!!

昨年、大ヒットした『ウォーターボーイズ』を始めとして『Shall We ダンス?』『がんばっていきまっしょい』等、いつも楽しい題材をテーマに笑いの中にも感動のある作品を作り続けてきたアルタミラピクチャーズが製作プロダクションとして参加。エンタテインメント界の雄としてサザンオールスターズ、福山雅治ら人気アーティストを輩出してきたアミューズとの初タッグとなりました。

●テーマソングは韓国の天才少女イ・ウネが作曲。

『ドッジGO!GO!』のエンディングに流れている軽快な曲「DRIFTER」を作曲したのは韓国の小学6年生、イ・ウネ。元気で爽やかな曲で、とても小学生が作ったとは思えない普遍的なメロディを作り上げました。彼女は音楽に情熱を注ぐ父親の英才教育のもと、5歳からピアノを習い、9歳で作曲の勉強を始めました。現在まで作曲した数は200曲以上、テレビや雑誌などでも紹介され天才音楽少女として韓国音楽業界でも大きな注目と期待を集めてます。元気いっぱいに歌うのは映画にも出演している日本の少女、樋井明日香・広重美穂・小山ひかるの3人。ユニット名は“LOVE&PEACE”。自然をテーマに口ずさんでいるうちに元気がでるようなアップテンポの曲を子供達が一生懸命に歌っています。

ストーリー


ゆきこは元気な小学6年生の女の子。“みなとドッジキッズ”というドッジボールチームの一員。友達のまりや陽介、さやかたちと一緒に頑張っている。
でも同じ町の強敵、“山手ドッジファイターズ”にいつも負けてばかり。しかも相手は全国大会優勝の日本一のチーム。キャプテンの俊太には、どじキッズとからかわれてばかりいる。
実はこのチームの監督同士は知り合い。“みなとドッジキッズ”の山田監督は、“山手ドッジファイターズ”の小出監督に小学生時代からドッジボール99連敗中!そのふたりと同級生だったのがゆきこの大好きなお父さん・新一郎。プ□野球選手だが、手首を故障して以来、2軍で球団のマスコットの着ぐるみ担当に甘んじている。
いよいよ、小学6年生のゆきこにとって最後のドッジボールの大会が近付いてきた。でもチームのみんなは、あきらめムード。ゆきこの引き止めにも係わらず、男の子たちは、サッカーチームに入ってしまったり、女の子たちも抜けていってしまう。さらに追い討ちをかけるように、練習場の取り壊しが決定するが、町内会長・芋森に頼み込み山手ドッジファイターズに勝つことを条件に取り壊しを中止してもらうことになった。ホッとしたのも束の間、このままでは1勝どころかメンバーが足りない!
メンバー探しに奔走するゆきこに運命の悪戯か、お父さんの韓国球団への移籍が決まり、韓国・釜山に移住することになってしまう…。ゆきこの頑張りを見てもう一度野球への勝負にでた新一郎は韓国の球団テストを受けていたのだ。ゆきこも、いつも勝手に決めてしまうパパなんて嫌い!と思いながら、やっぱり大好きなお父さんについていく決意をするのだった。
でも韓国に渡っても考える事はドッジボールのことばかり。ぼんやり歩いていた釜山の街で知り合ったドッジボール少女・ハンナラにメンバーに加入してもらい、さらに一緒にメンバー探しを手伝ってもらう。日本でもゆきこが一度断られていた有望株の男の子が新加入。韓国でも個性的なメンバーたちが見つかり、日本と韓国でメンバー12人がやっと揃った。メールで知った日本のメンバーが喜んだものの今度はゆきこたちが、日本に行く旅費が足りない!
試合当日になっても会場に現われないゆきこたち。果たしてゆきこは宿敵、山手ドッジファイターズとの試合に間に合うことが出来るのだろうか!!

スタッフ

監督:三原光尋
製作:大里洋吉、山本久、宮下昌幸、桜井省志
プロデューサー:市毛るみ子、佐々木芳野
アソシエイト・プロデューサー:キム ヨンボム、ロメオ ノウ、森重晃、牧野一茂
脚本:相良敦子
撮影:柴主高秀
照明:長田達也
録音:郡弘道
美術:磯田典宏
編集:宮島竜二
助監督:山口晃二
製作担当:鈴木嘉弘

キャスト

入江新一郎:筧利夫
入江ゆきこ:田島有魅香
小出里香:益子直美
山田潔:温水洋一
山田佐知恵:板谷由夏
風間由次郎:長島俊太
まり:大江沙良
陽介:新岡正崇
さやか:広重美穂
杏樹:石川沙樹
剛:久保山颯
伸吾:當山貴雄
ハンナラ:ファン ナラ
ジョ ジュノ:オ インヨン
イ ホドン:イ ホチョル
ミン サンミ:ハム ウンジョ
ミンジニ:サゴン ジン
用具係:花紀京
校長:黒田福美
トラック運転手:田中要次
魚屋:モロ師岡
応援団長:徳井優
芋森隆夫:小倉久寛

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