素肌の涙
原題:THE WAR ZONE
何もなかったの。パパとは。 『海の上のピアニスト』の主演ティム・ロス第1回監督作品!!
1999年サンダンス映画祭ワールドプレミア上映 1999年ベルリン国際映画祭パノラマ部門・芸術映画国際連盟審査員賞受賞 1999年カンヌ映画祭・監督週間正式出品 1999年エジンバラ映画祭・マイケル・パウエル・アワード最優秀英国映画賞受賞、他
1998年/イギリス映画/カラー/トルビーデジタル/1:2.35スコープサイズ/上映時間:100分/ 字幕翻訳:松浦美奈/ 協力:ザ・ボディショップ/後援:ブリティッシュ・カウンシル/配給:日本ビクター 15歳未満の方はご覧になれません。
2005年10月21日よりDVDリリース 2001年2月23日DVD発売/2001年2月23日ビデオ発売&レンタル開始 2000年9月2日よりシアター・イメージフォーラムにてオープニングロードショー!
公開初日 2000/09/02
配給会社名 0059
解説
監督ティム・ロスの誕生!
恐るべき監督が誕生した。彼の名はティム・ロス。大ヒットしたトルナトーレ監督の「海の上のピアニスト」では大西洋で生まれ、一度も船を下りたことのないピアニストを演じ、世界中の人々の涙を誘った。これまでもタランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」、アカデミー賞助演男優賞ノミネートの「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」など個性的演技派として世界の映像作家、映画ファンに愛されそきた彼が、遂にメガホンをとった!俳優ティム・ロスがどうしても監督として映画化しなければならないと思ったアレキサンダー・ステュアートの原作“THE WAR ZONE”は、近親相姦というテーマに真正面から挑み、イギリスの権威ある文学賞ウィットブレッド賞を受賞したにも関わらず、授賞式直前に撤回され、一大センセーションを巻き起こした作品である。
胸に突き刺さる少女の心の痛みと孤独
近親相姦という議論を呼ぶテーマにチャレンジし、しかも父と分別のつく年頃である18歳の娘という設定をあえてとりながら、“あってはならない”というメッセージを、ティム・ロスはシネマティックにドラマティックに、そして誠実に語りかける。凛とした美しさと愛らしきを備える18歳のジェシー。その姉に対する弟トムの思慕。父との近親相姦という事実を否定するジェシーに対し、トムはそれを追究し、家族は崩壊へ向かってすべり落ちていく。ジェシーの疑惑全てを覆い隠す強さ、美しさ、その心の奥底にある深い悲しみ。強いけれと弱いという、二面性を持った思春期の少女の心情、18歳の少女の孤独と隠された慟哭がイギリスデヴォンの美しくも荒涼とした風景をバックに深く静かに響きわたる。
驚異の新人女優ララ・ベルモント
物語の争点となる最も微妙な役、少女ジェシー役は、2500人のオーディションの過程では見つからず、ポートベロ・ストリートでシュッピング中だったララ・ベルモントがスカウトされた。彼女は全く演技経験がなかったにも関わらず、ティム・ロスの指導のもと天性め演技力を発揮し、1999年ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードのベスト・ニューカマー賞を受賞している。父役には、「ニル・バイ・マウス」で高い評価を受けたレイ・ウィンストン。母役は「オルランド」のティルダ・スウィントン。そして、物語の推進役である弟には新人フレディ・カンリフ。
深く透明感ある撮影と音楽。UKの一流スタッフが結集!
製作総指揮に「コーリャ 愛のプラハ」のエリック・エイブラハム。緊張感を含み、かつ透明感ある映像の撮影は、「ウィンター・ゲスト」「バタフライ・キス」のシーマス・マクガーヴィー。イギリスデヴォンの冬の曇り空、荒涼とした海、それを見渡す丘。室内の閉鎖的な暗さを強調するのではなく、雄大な光景を含むことで、心の荒涼が浮かびあがっている。音楽は「シャロウ・グレイブ」のサイモン・ボスウェル。スタッフは一丸となり、本作の中心となる感情の激しさを強調するために、映画に叙事詩
的な美を注いだ。
世界の映画祭、映画賞で受賞。マスコミが大絶賛!
本作は、1999年のサンダンス映画祭ワールドプレミアを皮切りに上映され、ベルリン映画祭パノラマ部門芸術映画国際連盟賞受賞、カンヌ映画祭監督週間正式出品、エジンバラ映画祭マイケル・パウエル・アワード最優秀英国映画賞受賞ほか、多数の受賞に輝き、マスコミが大絶賛していることは、ティム・ロスの新人離れした監督手腕が本物であることを証明している。
ストーリー
15歳のトムと18歳の姉ジェシーは両親とともに、ロンドンからテヴォンの田舎へ引っ越したばかり。ふたりは思春期に入ってもソファでじゃれつくほど仲のよい姉弟である。ある日、母親とのショッピングから帰宅したトムは、父と姉ジェシーの恐るべき秘密をかいま見てしまう。ジェシーは頑なに否定するが…。
スタッフ
監督:ティム・ロス
原作:アレキサンダー・ステュアート“The war Zone”
プロデューサー:サラ・ラドクリフ、ディキシー・リンダー
エグゼクティブ・プロデューサー:エリック.エイブラハム
撮影:シーマス・マクガーヴィーBSC
音楽:サイモン・ボスウェル
キャスト
ジェシー:ララ・ペルモント
トム:フレディ・カンリフ
父:レイ・ウィンストン
母:ティルダ・スウィントン
©(c)Film Four Limited MCXCVIII
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http://www.warzone-themovie.com/
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