人生劇場/続・飛車角
東映黄金時代劇・沢島忠の世界
1963/東映東京/96分/カラー/シネスコ/
2001年三百人劇場にて、5月19日(土)PM6:00、5月21日(月)PM2:30、 5月24日(木)PM7:O0、5月25日(金)PM4:45、公開 196年05月25日
公開初日 1963/05/25
解説
前作から4年。出所した飛車角は最愛の女おとよを捜すうちに、偶然おとよとうりふたつの女と出逢う。その女・お澄に心魅かれ始めた飛車角だったが、おとよが満州で再び娼婦に身を落としていると知り、すべてを捨てて海を渡る。
村田英雄の歌う名主題歌に彩られる大ヒット映画の続篇。
1958年に日本映画が最も多くの観客を動員するその前夜、大映からは増村保造が、日活からは中平康、今村昌平が、そして時代劇のメッカとなった東映京都撮影所からは沢島忠が鮮烈なデビューを果たしました。「彼以前の時代劇は、極めて定型化された表現に束縛されていた。良心的なリアリズム作家は勿論、二流三流の商売用時代劇作家でもいわゆる時代劇の面倒なお約束の束に自由を奪われていた」(増村保造)といわれるほどに、沢島は時代劇を解放し、中村錦之助、美空ひばりたちと「映画の青春」を謳歌しました。
それはまさしく錦之助・ひばり・千代之介らが躍動する晴れ渡った青空=ピーカンのイメージ。大胆に取り入れられたミュージカル・シーンや錦之助のイナセな江戸っ子ぶりを、自在なカメラワークとスピーディーなテンポで、現代感覚豊かに仕上げた沢島の作品群は今もその輝きを失っていません。
ストーリー
スタッフ
監督:沢島忠
脚本:相井抗
撮影:藤井静
音楽:佐藤勝
キャスト
鶴田浩二
佐久間良子
月形龍之介
梅宮辰夫
村田英雄
平幹二朗
長門裕之
東野英治郎
山本麟一
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