海賊八幡船
東映黄金時代劇・沢島忠の世界
1960/東映京都/105分/カラー/シネスコ/
2001年三百人劇場にて、5月17日(木)PM12:15、5月20日(日)PM3:45、 5月22日(火)PM2:30、6月1日(金)PM12:15、6月3日(日)PM6:OO、公開 1960年09月18日公開
サブ題名 (ニュープリント版)
公開初日 1960/09/18
解説
戦国時代を舞台に、当時中国沿海からタイ・フィリピンに掛けて交易を繰り広げた海の男たちと、海賊・倭寇との宿命の対決を描く異色の大作。特撮だけでなく、実際に建造された八幡船による海戦が大スケールで描かれる。『ベン・ハー』と同じ年に封切られた日本製海洋スペクタクル映画。
1958年に日本映画が最も多くの観客を動員するその前夜、大映からは増村保造が、日活からは中平康、今村昌平が、そして時代劇のメッカとなった東映京都撮影所からは沢島忠が鮮烈なデビューを果たしました。「彼以前の時代劇は、極めて定型化された表現に束縛されていた。良心的なリアリズム作家は勿論、二流三流の商売用時代劇作家でもいわゆる時代劇の面倒なお約束の束に自由を奪われていた」(増村保造)といわれるほどに、沢島は時代劇を解放し、中村錦之助、美空ひばりたちと「映画の青春」を謳歌しました。
それはまさしく錦之助・ひばり・千代之介らが躍動する晴れ渡った青空=ピーカンのイメージ。大胆に取り入れられたミュージカル・シーンや錦之助のイナセな江戸っ子ぶりを、自在なカメラワークとスピーディーなテンポで、現代感覚豊かに仕上げた沢島の作品群は今もその輝きを失っていません。
ストーリー
スタッフ
監督:沢島忠
脚本:鷹沢和善
撮影:伊藤武夫
音楽:鈴木静一
★脚本の鷹沢和善は、沢島忠と富久子夫人の共同ペンネーム。
キャスト
大川橋蔵
丘さとみ
入江千恵子
岡田英次
月形龍之介
大河内伝次郎
桜町弘子
円山栄子
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