ひばり捕物帖/かんざし小判
東映黄金時代劇・沢島忠の世界
京都市民映画祭新人賞(沢島)
1958/東映京都/85分/カラー/シネスコ/
2005年03月21日よりDVDリリース 2001年三百人劇場にて、5月19日(土)AM11:15、5月26日(土)PM1:30、 5月28日(月)PM7:00、5月29日(火)PM2:30、6月3日(日)AM11:00、公開
解説
美人コンテストに出場した目明しお七は、小町娘を狙った連続殺人事件に巻き込まれる。
沢島は脚本をミュージカル調に大改篇し、全く新しい時代劇を創造。ひばりは歌って踊る七変化を見せ、相手役の千代之介は豪快な演技で新生面を開いた。沢島&ひばり初顔合わせとなった監督3作目。
京都市民映画祭新人賞(沢島)
1958年に日本映画が最も多くの観客を動員するその前夜、大映からは増村保造が、日活からは中平康、今村昌平が、そして時代劇のメッカとなった東映京都撮影所からは沢島忠が鮮烈なデビューを果たしました。「彼以前の時代劇は、極めて定型化された表現に束縛されていた。良心的なリアリズム作家は勿論、二流三流の商売用時代劇作家でもいわゆる時代劇の面倒なお約束の束に自由を奪われていた」(増村保造)といわれるほどに、沢島は時代劇を解放し、中村錦之助、美空ひばりたちと「映画の青春」を謳歌しました。
それはまさしく錦之助・ひばり・千代之介らが躍動する晴れ渡った青空=ピーカンのイメージ。大胆に取り入れられたミュージカル・シーンや錦之助のイナセな江戸っ子ぶりを、自在なカメラワークとスピーディーなテンポで、現代感覚豊かに仕上げた沢島の作品群は今もその輝きを失っていません。
ストーリー
スタッフ
監督:沢島忠
脚本:中田竜雄
撮影:松井鴻
音楽:高橋半
キャスト
美空ひばり
東千代之介
里見浩太郎
堺駿二
尾上鯉之助
薄田研二
円山栄子
星十郎
杉狂児
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