仮面学園
藤原 竜也第1回主演映画
2000年/日本映画/ 配給:東映
2001年3月9日DVD発売/2001年2月9日ビデオ発売&レンタル開始 2000年8月5日より全国東映系ロードショー 同時上映:『死者の学園祭』(深田恭子主演、赤川次郎原作)
公開初日 2000/08/05
配給会社名 0004
解説
誰もが抱きながら、それでも向かい合わなければならない負の感情。嫉妬・悔恨・恐怖・不安・劣等感…だがそれらから一瞬にして逃避できる“仮面”。一見画期的に見えるこの方法が、自分自身の理性をも覆い隠してしまう危機に、まだ誰も気づいていなかった…。
原作は宗田理の「2年A組探偵局 仮面学園殺人事件」(角川文庫刊)。宗田理の作品は“ぼくらシリーズ”をはじめとし、総販売部数2000万部を記録。作品のテーマは一貫して「大人社会のインチキ・嘘を打ち砕け!」というものだ。
その方法として、「ティーンエイジの団結=友情」、「ユーモアのあるいたずら=冒険」などティーンズならではの知能犯アクションが重要な要素となり、中・高校生を中心に絶大な支持を得ている。
85年に刊行された大ベストセラー「ぼくらの七日間戦争」は88年、91年と2度にわたって映画化され大ヒット、一大ブームを築いている。 今作品も人気シリーズ「2年A組探偵局」の最新作となる。
妖しくも美しい仮面を作る青年・主人公の堂島暁役を演じるのは、デビューを飾った舞台「身毒丸」ロンドン公演で早くもマスコミの大絶賛を浴び、今回が映画初主演となる、藤原竜也。
そして仮面の謎を追うヒロイン・川村有季役には今春公開映画『ブギーポップは笑わない』出演で人気急上昇中の黒須麻耶。
また、仮面ブームのカリスマとなるモデルHIROKO役は、『死国』の第1回ミス東京ウォーカー、栗山千明。有季と共に事件を追う同級生、貢役を、21世紀ムービースターオーディション準グランプリの石垣佑磨が扮する。
そして監督は、一貫してエンターテインメント性を追求した作風で知られる小松隆志。
大学在学中に早くも『いそげブライアン』(86)でPFFに入選、注目を集め、現在は映画『どつきどつかれ』(98)やテレビ・CM・ミュージックビデオと幅広いジャンルで活躍する若手成長株の映像作家。
作品は2000年3月4日にクランクイン、約1ヶ月の撮影期間を経て、今夏全国東映系劇場にてロードショーとなる。同時上映は深田恭子主演、赤川次郎原作の『死者の学園祭』。
97年『失楽園』、98年『不夜城』、99年『金融腐蝕 列島 呪縛』と、常に時代のテーマに光をあててきた角川書店、東映、アスミック・エースに、更にホリプロが加わり、2000年夏、仮面に隠された少年達の素顔を描く。
ストーリー
私立光陽館高校に通う2年A組の川村有季と芦原貢は、ある日中学時代の元同級生でかつて内気な少年だった殿村秀治から仮面パーティの案内をパソコンメールで受ける。
時を同じくして二人の通う学校でも奇妙な事が起こり始めた。有季のクラスメートで登校拒否を続けていた段田徹が突然学校に姿を現した。
かつていじめられっ子だった彼は毅然とし、まるで別人のように変わっていた。が、それ以上に周囲を驚かせたのは、彼の顔を覆っていた不気味な…仮面。
その日を境に、一人またひとりと校内では仮面を着け別人に生まれ変わった生徒が増え、それはいつしか若者の変身願望を取り込み、仮面ブームという社会現象にまで広がっていった。
そんな中、殿村が遺体で発見された。
元同級生の死について不審を抱いた有季と貢は、有季の親戚で週刊誌記者の矢場の協力で事件の真相を探るが、その前に現れたのは、妖しくも美しい仮面作りに魅せられた青年・堂島暁と、一連の仮面現象に関わる様々な人々…。
仮面ファッションで一躍有名になったデザイナーのDAIMONとその娘で仮面ファッションモデルのHIROKO、同じく仮面男性モデルでHIROKOに寄り添う美しい瞳のTOSHI、そして事件の度に仮面愛好者の集うホームページに暗躍する…イニシャル“D”。
堂島を中心に、複雑に絡み合う人間の理性と欲望が学園と仮面ファッションショーを舞台に第二第三の悲劇を生む。
スタッフ
プロデューサー:柘植 靖司
石矢 博 原作:
宗田 理
『2年A組探偵局 仮面学園殺人事件』(角川文庫刊)
脚本:橋本 裕志
監督:小松 隆志
撮影:高瀬 比呂志
照明:赤津 淳一
録音:武 進
美術デザイナー:内田 哲也
編集:足立 浩(ワインド・アップ)
製作プロダクション :
アスミック・エースエンタテインメント
『仮面学園』製作委員会
配給:東映
キャスト
堂島 暁:藤原 竜也
川村有季:黒須 麻耶
堂島レイカ:栗山 千明
青い睫の女:小野 麻亜矢
芦原 貢:石垣佑磨
矢場 守:渡辺 いっけい
DAIMON:麿 赤兒
城之内雄一郎:大杉 漣
柴田刑事:本田 博太郎
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