ドリフト
原題:TIME&TIDE
ハリウッドを越えた 香港アクション映画の金字塔! ニコラス・ツェー主演・最新作!!
2000年トロント国際映画祭出品 2000年ベニス国際映画祭出品
2000年10月19日香港公開
2000年/香港/112分 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2007年08月29日よりDVDリリース 2004年09月08日よりDVD発売開始 2001年12月7日DVD発売&レンタル開始 2001年12月7日ビデオ発売&レンタル開始 2001年6月2日より、スバル座ほか全国順次ロードショー
公開初日 2001/06/02
配給会社名 0042
公開日メモ もうこの流れは、誰も止められない!《野望》《闘争本能》《掟》《愛》が四つ巴となって回転する《21世紀仕様》のハイパー・バイオレンス・アクション!
解説
もうこの流れは、誰も止められない!《野望》《闘争本能》《掟》《愛》が四つ巴となって回転する
《21世紀仕様》のハイパー・バイオレンス・アクション!
もうこの”流れ”は誰にも止められない!若きボディーガードVS凄腕の元コマンドVS非情なヒットマン組織!アウトローの世界に憧れた男、アウトローの世界から抜け出そうとした男。彼らの野望と夢が逆回転し、巨大な犯罪都市を揺るがして、闘争本能が奔流となって押し寄せる時、非情な組織の掟が逆流し、女たちの愛が還流する!
《野望》《闘争本能》《掟》、そして《愛》。男の行動の根幹を形成する要素が四つ巴となって、スパークし、ハリウッドを遊撃挑発するハイパー・バイオレンス・アクション最新超特作!それが「ドリフト」だ。
命を賭して愛する者を守り抜く『ボディーガード』のハート、冷徹な銃口が標的を捕らえる『ジャッカル』のテンション、抜けることを許さぬ非情な組織との対決に『レオン』のタッチを見る思い。ここに完成!”21世紀仕様”のハイパー・アクション!
製作・監督はツイ・八一ク。キレ味鋭いアクションと意外性のあるサスペンス演出、そして愛、野望、意地怒り、絆など人間のエモーショナルな部分に訴えかけることに長けたビッグ・ネームであり、この作品の大きな魅力であり、看板になっている。言うまでもなく「北京オペラ・ブルース」「男たちの挽歌」シリーズ、「チャー二一ズ・ゴースト・ストーリー」シリーズなどで”香港のスピルバーグ”として長年アジア映画界に君臨し、ついにはジャン=クロード・バン・ダム、デニス・ロッドマンが主演したアクション超大作「ダブル・チーム」でハリウッド進出を見事に成功させ、息つくひまもなく同じくバンダム主演の「ノック・オフ」でアクション連打をブチかましたことでも記憶に新しい。娯楽映画の真髄を今回もとことん見せまくっている。頼もしい限りだ。
ストーリー
タイラーは香港のバーで働く21才の青年。彼には密やかな夢があった。いつか町を離れ、南米の楽園で幸せな生活をすることだ。彼は、ナンバした若い女性ウォンが麻薬売人を探る潜入ポリスだったことにビックリするが、その後、彼女が妊娠していたことにもっと驚く。責任を感じた彼は、手っ取り早く大金を稼ぐため、闇のボディガード組織の一員となる。上司のアンクル・ジーは厳しくヤリ手の男で、一目置かれる存在だった。男に襲われたという口うるさい女性を空港まで送る退屈な仕事をやったりして稼いだ金を、出産費用として渡しにウォンの元を訪ねるタイラーだが、彼女は金を受け取らない。それどころか、もう私に近寄らないで、と拒絶するのだった。
一方、ジャックは35才の屈強の男で、彼はブラジルの密林で傭兵として凄絶な経験をして、2年前に香港に舞い戻ってきた男だった。彼にはジョーという妻がいて、2人は愛し合っていたが、彼女の父である香港金融市場の大物ホンは、それを歓迎していなかった。タイラー、ジャック、ジョーは旧知の仲で、皆で騒いだ楽しい思い出を胸に秘めていた。
やがて、ホテルで大々的に行われたホンのパーティーで、ホン暗殺を企てる殺し屋が給仕に化けて潜入したとの情報が入る。幸いそれは未遂に終わったが、ホンの命が狙われているキナ臭い匂いはまだ消えていなかった。
ジャックはある悩みを抱えていた。彼がかつて属していた傭兵組織につきまとわれていたのだ。その傭兵組織は、今や金のためなら手段を選ばないヒットマン集団となりはてていた。ボスのパブロ・サントーサは香港までやってきて、ホンに近づいていた。その真の目的は、新たな旅行ビジネスを展開するために邪魔者となるホンを暗殺することにあった。愛する妻ジョーの命を救いたければ、義父ホンの暗殺計画に手を貸さなければならないジ
ャックなのだ。
パブロとホンの会談のため、タイラーたちのボディーガード組織が雇われた。アンクル・ジー率いるプロたちは機敏な行動で会場の警備にあたる。不審な男をみつけたタイラーは、必死で追撃した。エスカレーターと、リネン室での激闘の中、不審な男は絶体絶命のタイラーになぜかトドメをささなかった。その男と顔見知り、あの男はひょっとして?立体駐車場でのチェイスを経て、男は消火ホースをアクロバティックに使って、逃走してしまう。タイラーは男を取り逃がしたため、相手がトドメを刺さなかったため、グルではないかと疑われ、厳しい取り調べを受ける。やがて、信頼するアンクル・ジーに、その男は変装はしていたが恐らくあのジャックであることを告白する。
タイラーは依然として、ウォンのために金を彼女の部屋のドアの隙間から投げ入れていたが、それを見た大家が、彼女は出産のため入院中であることを告げる。一方、こちらも身重のジョーの命を守るため一旦は彼女を病院にかくまったジャックだが、殺し屋たちの近付く影を感じ取って、ホンの実家に連れて行くことを決めるジャックは九龍駅のロッカーのキーを彼女に渡し、もし自分の身に何かあったら、中のものを頼むと強く言い切った。
それぞれの愛する女性の身を案じながら、運命の奔流に身を焦がしてゆく男たちは、ついに”危険水域”へと突き進んでゆく。
そして、その凶悪な姿を現したヒットマン集団は、一般市民も巻き込んでのテロ行為を始めようとしていた。電車を、コンサート会場を標的にして。ヒットマンの凶弾から警察側の隊長の命を救ったことで信頼を得たジャックは、自分しかヒットマン組織の暴虐を止められないと談判した。はたして、ジャックはスゴ腕ヒットマンとのデスマッチを制することが出来るのか?一方、ジョーの出産の手伝いをするはめになったタイラーは、迫り来るヒットマンを迎撃しながら、ジョーと産まれてくる赤ん坊を守ることが出来るのか?
スタッフ
監督・プロデューサー:ツイ・八一ク
脚本:コアン・ヒュイ
撮影:コー・チウ・ラム
撮影:ヘルマン・ヨウ
音楽:トミー・ワイ
キャスト
タイラー:ニコラス・ツェー
ジャック:ウー・バイ
アンクル・ジー:アンソニー・ウォン
ミゲル:ジョベンティーノ・コウト・レモティーギュ
ジョー:キャンディ・ロー
ウォン:キャシー・チュイ
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