シビル・アクション
原題:CIVIL ACTION
「この事件は金になる」 一本の電話が弁護土の運命を変えた……
1998年アメリカ映画/115分/カラー/シネマスコープ/ドルビーステレオ/配給:UIP
2007年08月24日よりDVDリリース 2005年03月25日よりDVDリリース 2002年10月25日よりDVDレンタル開始 2000年2月5日より シャンテシネにて公開決定
公開初日 2000/02/05
配給会社名 0081
解説
訴訟社会といわれるアメリカの法廷の裏側を鋭く描いた『シビル・アクション』は、1989年、法廷で対決が操り広げられた実際に起こった話である。ジョン・シュリクマンが富も名声も得ていた当時、作家のジョナサン・ハーは公私の場を間わず制限なしにシュリクマンを自由に取材できる権限を与えられていた。ハーが書く本はすばらしい栄光の記録になるはずだった。しかし、シュリクマンの担当した河川汚染の裁判は、思わぬ展開で大苦戦し、彼自身の人生を破滅に導くことになる。一人の人間の挫折とそこから真実を追求する情熱を生々しく”CIVIL ACTION”に著わした。そして、その著作は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに2年間に渡って首位の座にランクされた。
映画化権はタッチストーン・ピクチャーズが獲得、ロバート・レッドフォードのワイルドウッド・エンタープライズヘもたらされた。監督/脚本は、『シンドラーのリスト』でアカデミー賞にノミネートされているスティーブン・ザイリアン、撮影は『明日に向かって睾て』でアカデミー賞を受賞したコンラッド・ホール、主演は近年演技派として、評価の高いジョン・トラポルタ。彼と法廷で息詰まる対決を繰り広げる企業側の弁護士役には、本作品により99年度アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたロバート・デュバル。共演には、シュリクマンの事務所の会計係を演じる「ER」「ファーゴ」のウイリアム・H・メイシー、河川汚染により息子を失った母親に『アポロ13』でアカデミー賞にノミネートされたキャサリン・クインラン、『ガープの世界』のジョン・リスゴー、大企業の重役に映画監督として名高いシドニー・ポラックが演じる他、多数の演技派俳優が脇を固めている。
ストーリー
4人のパートナーとボストンで法律事務所を経営しているジョン・シュリクマン(ジョン・トラポルタ)は、次々と勝訴をものにしている敏腕弁護士だ。彼にとって、裁判はゲームのようなもの。彼は多額の報酬をものにし、地位と名声を手に入れていた。だが、ラジオの法律相談に生出演中にかかってきた一本の電謡が、途方もない事件を引き起こし、シュリクマン自身の運命が大きく変わっていくことになる。
ニューイングランドの田舎町に端を発した河川汚染の裁判に金の匂いを嗅ぎ付けたシュリクマンは住民側の弁護につき、医学的検査と科学的検査のために、260万ドルを彼自身が負担し、多額の和解金を手に入れるはずだった。しかし、企業側の弁証士、シューリー・フェイチャー(ロハート・デュパル)の狡猾な手中にはまり、裁判に敗れ、シュリクマン自身の人生、そしてパートナーたちの人生を破滅に導くのだった。
パートナーとの信頼関係を失い、絶望と多額の負債だけが残されたシュリクマンだが、彼の心の中にはプライドと正義は残っていた。彼は住民のために、そして彼自身のために再び法廷に立つ。
スタッフ
製作:ロバート・レッドフォード、スコット・ルーディン、レイチュル・フェファー
原作:ジョナサン・ハー
監督・脚本:スティーブン・ザイリアン
撮影:コンラッド・L・ホール
キャスト
ジョン・トラボルタ、ロバート・デュバル
キャサリン・クインライン
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