原題:go

NPG〔New Power Generation〕 NPGと呼ばれるティーン・アイドルたちが今のハリウッド映画の主流。 <アメリカのティーン・カルチャーをリードするショー・ビジネス界のニュー・ウェーブ> である彼らの主演作が続々とヒット中。 本番は、3amから。 バイトにH、ドラッグ、クラブ…中毒になりそな ノンストップ・クライム・ムービー

1999年/アメリカ映画/コロンビア映画作品/ソニー・ピクチャーズエンタインメント配給/ スコーピサイズ/全5巻/2,801m/102min/SDDS・ドルビーSR/字幕翻訳:小寺陽子

1999年10月16日より新宿ピカデリーにて公開

公開初日 1999/10/16

配給会社名 0042

解説

止まるな、GO!3組のグループが絡まりあって、クリスマス・イブのロサンゼルスを駆け巡る!
LAとラスベガスを舞台に繰り広げられるクリスマス・イブの24時間、型破りの構造が斬新なノンストップ・クライム・ムービーの登場だ。下手な麻薬取引に巻き込まれた、明らかに普通の人とはズレている3組の視点からそれぞれの出来事が語られる。運勢が下降線をたどっているレジ係のロナ、パッとしない昼メロ俳優のアダムとザック、衝動的なイギリス人サイモン——彼らはみな、自分たちの手に負えない事件に巻き込まれていく…。
登場人物たちが繰り広げるハチャメチャなアドベンチャーの中で、授けてくれる教えはサマザマ。マルチ商法の素晴らしさから、タントラ教のセックスのハウ・ツー、アスピリンを使って手っ取り早く稼ぐ方法に至るまで、まさに人生の知恵袋?!若者たちの災難がぶつかり合う、ロサンゼルスの騒々しいアンダー・ワールドが描かれる。
才気溢れるシナリオに惚れ込んで、監督を買って出たのは、96年の『スウィンガーズ』で大好評を博したダグ・ライマン。本作品でも撮影を兼任し、スピード感溢れるストーリーを、キレのいい映像で見せてくれる。
ロナを『スウィート・ヒアアフター』のサラ・ポーリー、ロナの親友クレアを『アイス・ストーム』のケイティ・ホームズ。昨年はローリングストーン誌の表紙を飾るほど人気を得ている注目株だ。ザックを『ザ・エージェント』のジェイ・モーア、アダムを『白い嵐』のスコット・ウルフ、またサイモンに本作品がアメリカ映画初出演となる、イギリスの実力派デスモンド・アスキュー。他、『普通じゃない』のティモシー・オリファント、『アルマゲドン』のウィリアム・フィクナー、『ダンス・ウィズ・ミー』のJ・E・フリーマン、など個性派&曲者そろい!明日のトップ・スターをチェックできる楽しみも十分だ。

ストーリー

〔ロナ〕
家賃滞納でクリスマス・イブにアパートから撤去を言い渡されたスーパーのレジ係のロナ(サラ・ポリー)は、友人とラスベガス旅行に出てしまった同僚サイモン(デスモンド・アスキュー)の代わりに、生まれて初めて麻薬取引に挑戦する。
それは簡単な仕事のはずだった。サイモンのディーラー、トッド・ゲインズ(ティモシー・オリファント)からエクスタシー20回分を手に入れ、レジで出会ったハンサムで人のいいアダム(スコット・ウルフ)とザック(ジェイ・モーア)に売りつければいいだけなのだ。だが、そう簡単に事は運ばない。友達のクレア(ケイティ・ホームズ)が‘人質’としてトッドのアパートに残され、頼りにしていた友達のマニー(ネイサン・ベクストン)は幻覚症状を起こして、パートのおばさんとマカレナは踊るわ、猫と会話するは…(全部、頭の中で)、らんちき騒ぎが繰り広げられるパーキング・エリアで、アスピリンをエクスタシーと称して売って、一度はイイ線まで行くロナ。だが彼女に騙されたと知ったトッドが、クラブまで追ってきた!ロナは麻薬の囮捜査官、怒り狂った麻薬ディーラー、それに猛スピードで走っていく車のテールライトに激突するハメになる…。

〔サイモン〕
ロナの話から枝別れして、ラスベガス旅行に出かけていくサイモンの後を追う。
レストランで食事を楽しみ、トッド(ティモシー・オリファント)のカードで支払を済ませたまではよかったが、4人のうち2人は食中毒にやられてしまう、サイモンと常に冷静なマーカス(タイ・ディッグス)は2人きりになってしまう。
カジノに繰り出す2人。マーカスに財布をとられたサイモンは、仕方なく街をブラつく。偶然もぐり込んだ結婚パーティで、チャーミングで気さくなサイモンは、2人の若い美女に気に入られ、今度はドラッグ・パーティに誘われる。まるで磁石のようにトラブルを引き付けるサイモン、彼が3Pを楽しむベッドの傍らで、紅蓮の炎がカーテンを包んでいた!間一髪、裸で部屋を飛び出したサイモンは、カジノにいたマーカスと共に、盗んだ車で逃走、行き着いた先はストリップ・バーだった。だが店の奥の“ジェントルマン・クラブ”でお楽しみ中、サイモンが“禁断のルール”を破ったことから、またもトラブル。かくしてラスベガスの街を舞台に、ド派手なカー・チェイスが始まった!?

〔アダムとザック〕
最後のエピソードはロナの幻の商売相手、アダムとザック。2人の正体は麻薬保持の疑いで逮捕状の出ている昼メロの俳優だったのだ。不気味なバーク(ウィリアム・フィクナー)が仕切っている囮捜査を無理やり手伝わされ、ロナは危うく麻薬取引の現行犯で捕まりそうになるが…。その夜、アダムとザックは、バークと彼の強烈な妻、アイリーン(ジェーン・クラコウスキ)と共にクリスマス・イブを祝うことになる。何やら自分のコロンやベッドを熱心に宣伝するバーク。夫妻が2人を家に招待したウラには、ある目的が隠されていたのだ。その後訪れたクラブの帰り、彼らは車でロナを跳ねる。彼らの運命は、良くも悪くも、ロナと深く関わっていたのだ…。

スタッフ

監督:ダギ・ライマン
脚本:ジョン・オーガスト
製作:ポール・ローゼンバーグ、ミッキー・リデル、マット・フリーマン
美術:トム・ウィルキンズ
編集:スティーブン・ミリオン
音楽:BT
衣装デザイン:ジェネヴィーヴ・ティレル

キャスト

クレア・モンゴメリー:ケイティ・ホームズ
ロナ・マーチン:サラ・ポーリー
サイモン・ベイズ:デスモンド・アスキュー
マニー:ネイサン・ベクストン
アダム:スコット・ウルフ
ザック:ジェイ・モーア
トッド・ゲインズ:ティモシー・オリファント
バーク:ウィリアム・フィクナー
マーカス:タイ・ディッグス
タイニー:ブレッキン・マイヤー
サイ:ジェイムズ・デュバル
ビクターSr:J・E・フリーマン
ビクターJr:ジミー・シュバート
ループ:ジェイ・ポールソン
アイリーン:ジェーン・クラコスキー

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