ガールズ ナイト
原題:Girls' Night
“思いっきり泣けて、 思いっきり笑える温かさにあふれた映画”__英、イブニング・ポスト誌” あなたのやさしさ、あなたの強さが、生きることの素晴らしさを教えてくれた。
☆1998年サンダス映画祭、ベルリン映画祭、英国映画祭正式出品作品
1997年イギリス映画/カラー/103分/ビスタサイズ/ドルビー 提供:フジクリエイティブコーポレーション、K2エンタテインメント 配給:K2エンタテインメント
1999年2月27日より、銀座シネスイッチ銀座にてお正月第2弾ロードショー!
公開初日 1999/02/27
配給会社名 0070
解説
イギリスの片田舎に住むジャッキーとドーン。けんかっ早くて男好きなジャッキーと、おとなしくて家族思いのドーンは40年来の親友で義理の姉妹でもある。家計を助けるために毎日毎日、精密機械の工場で肩を並べて働く二人。これといった娯楽が無い小さな町で唯一の楽しみは週末のビンゴ大会“ガールズ・ナイト”。ある日、とうとうビンゴで大金が当たり、突然訪れた幸運。しかし同時に二人を待ち受けていたのは悲しい運命だった…。生きることの素晴らしさ、愛することの素晴らしさを描いたのが本作『ガールズ、ナイト』です。死と向かい合うドーンを穏やかな微笑みで演じるのは『秘密と嘘』でカンヌを始め数々の賞を独占したブレンダ・ブレッシン。そして男運の悪さを呪いつつパワフルに前進するジャッキーに『リタと大学教授』でアカデミー最優秀女優賞にノミネートされたジュリー・ウォルターズ。脚本は今、英国で最も期待を集める脚本家ケイ・メラーが、癌で亡くなった親友のために書き下ろした実体験に基づいたものです。また米国の歌手であり、映画スターとしても知られるクリス・クリストファーソンがラスベガスで出会う憧れのカウボーイとして共演しています。
1998年米・サンダンス映画祭、独ベルリン映画祭、東京・英国映画祭などで正式上映され、世界中の観客から感動の涙とともに熱い支持を受けました。誰にでも訪れる最愛の人との別れを、この映画は「生きる勇気」に変えてくれます。
ストーリー
舞台はイギリスの小さな田舎町。ジャッキーとドーンは同じ工場で肩を並べて働く40年来の親友同士。平凡で退屈な生活を送る彼女たちの唯一の楽しみは毎週金曜の夜、公営ギャンブル場で開かれるビンゴ大会“ガールズ・ナイト”に通うこと。「大金を当てたら亭主と別れてやる!」と言い切るジャッキーと「ラスベガスに生きたい」と夢見るドーンたち。そんなある晩、ドーンが10万ポンド(約2,300万円)の大金を引き当てた!喜ぶ二人。だが幸せもつかの間。数日後ドーンは脳腫瘍で余命幾ばくもないことを宣告される。それはまさに運命の皮肉。ドーンは延命治療を拒否し、家族に病名も打ち明けず病院を退院するが、ジャッキーだけは彼女の異変を見逃さなかった。ドーンと過ごせる時間はあと僅か…そう思ったジャッキーはドーンの夢を叶えようとラスベガスへ旅行へ連れ出した。時の流れを忘れさせるきらびやかな楽園、ラスベガス。黄金の夜景に子供のようにはしゃぐふたり。治療のために老け落ちた髪を華やかなスカーフで覆ったドーンの頬も上気していた。やがて二人は40年以来のつきあいのなかで初めてありのままの心のうちを語り合う。
「ねぇ、ジャッキー。本当の幸せはね。人を深く愛することだわ…泣かないで、私のために強くいて…」夢のような5日間は過ぎ去り二人は帰国した。やがてドーンは静かに息を引き取った。迫りくる自分の死を真っ正面から受け止めるドーンの姿にジャッキーはドーンの美しさ、優しさ、勇気を深く感じ涙する。そして愛する者の死を乗り越え、生きることの素晴らしさを教えられたジャッキーはネバタの砂漠に一人降り立つのだった…。
スタッフ
監督: ニック・ハラン
脚本: ケイ・メイラー
製作総指揮: ピッパ・クロス
製作: ビル・ボイス
撮影: デヴィッド・オッド
キャスト
ドーン: ブレンダ・ブレッシン
ジャッキー: ジュリー・ウォルターズ
コディ: クリス・クリストファー
ポール: ジェームズ・ガダス
スティープ: ジョージ・コスティガン
デイブ: フィリップ・ジャクソン
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