ウインター・ゲスト
原題:THE WINTER GUEST
人は、ひとりでは生きていけない。 誰かの愛があなたを支えている。
☆1997年ベネチア国際映画祭3部門 (エキュメニカル賞、エース賞最優秀外国語映画賞、パシネッティ賞)受賞。 ☆1997年シカゴ国際映画祭グランプリ受賞。
1997年イギリス映画/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSR/K2エンタテイメント配給/ フジクリエイティブコーポレーション、K2エンタテイメント提供/110分
1998年4月25日シネシャンテ1にて公開!!
公開初日 1998/04/25
配給会社名 0070
解説
“これはプリンセス・ダイアナのための作品です。”
イギリスの舞台俳優であり、映画『いつか晴れた日に』などでも知られるアラン・リックマンは’97年9月、モントリオール映画祭で、彼の初監督作である『ウインター・ゲスト』を今は亡き、プリンセス・ダイアナに捧げました。1995年からロントンで『ウィンター・ゲスト』の舞台を演出していた彼は早くからこの作品が映画向きな事に気付き、舞台で母親役・エルスペスを演じたフィリダ・ローに、彼女の実の娘であるエマ・トンプソンとの共演での映画出演を提案し、エマがこの申し出を快諾したことからこの素晴らしい映画は誕生しました。撮影はスコットランドの港町、ファイフで行われました。登場人物の心の様子を静かな冬の風景に巧みに映し出したのはアイルランド出身の撮影監督シーマス・マクガーヴィー。マイケル・ウィンターボトム監督の『バタフライ・キス』でも撮影監督をつとめた注目のカメラマンです。音楽を担当するのは『陽のあたる教室』のマイケル・ケイメン。ヒーリング系人気グループ、“コクトー・ツインズ”のエリザベス・フレイザーがピアノにあわせて歌う美しい旋律は心に染みわたります。
ストーリー
人は、ひとりでは生きていけない。誰かの愛があなたを支えている……。フランシス(エマ・トンプソン)は長年連れ添った夫を亡くした喪失感からカメラマンの仕事を投げ出したままでいた。彼女の年老いた母親、エルスペス(フィリダ・ロー)はそんな娘の姿をもどかしく思い、ついつい口を出さずにはいられなかった。だがしかし同時に老いた自分を置いて娘が自分から離れていってしまうことも心配でもあった。その一方で悲しげな母フランシスを見つめる息子のアレックス(ゲイリー・ハリウッド)は彼に好意を寄せる少女との淡い初恋で“大人の世界”へ踏み出そうとしていた…。誰もが、凍りついた冬の中で人生に思い悩み方向を失って立ちすくんでいるとき、霧に閉ざされた海の向こうから射す希望の光のように、愛する人のあたたかな手が迷い人をそっと導いてくれる。それが『ウィンター・ゲスト』なのかもしれない。
スタッフ
製作 ………… ケン・リッパー、
エドワード・R.プレスマン
監督 ………… アラン・リックマン
アソシエイト・プロデューサー ………… アラン・J.ワンズ
共同製作 ………… スティーヴ・クラーク=ホール
脚本 ………… シャーマン・マクドナルド&アラン・リックマン
音楽 ………… マイケル・ケイメン
プロダクション・デザイン ………… ロビン・キャメロン・ドン
衣装デザイン ………… ジョアン・バージン
編集 ………… スコット・トーマス
撮影 ………… シーマス・マクガーヴィー
キャスト
フィリダ・ロー
エマ・トンプソン
シーラ・レイド
サンドラ・ヴォー
アーリーン・コックバーン
ゲーリー・ハリウッド
シェーン・ビガースタッフ
ダグラス・マーフィー
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