アウト・オブ・サイト
原題:Out Of Sight
全米マスコミがベタ誉め、この映画は“OUT OF SIGHT(最高)”だ! タランティーノが嫉妬した、今年最もクールな映画
1998年度作品/ビスタビジョン/2時間3分 ジャージー・フィルムズ・プロダクション/ユニヴァーサル映画提供 UIP配給/字幕翻訳:菊池浩司
2011年06月22日よりDVDリリース 2010年07月02日よりDVDリリース 2009年05月09日よりDVDリリース 2002年11月22日よりDVD発売&レンタル開始 1999年11月21日より日劇プラザほか、全国ロードショー公開
公開初日 1998/11/21
配給会社名 0081
解説
洒落た会話、オフ・ビートな登場人物、予想外の恋_。今年最もクールでスタイリッシュな映画が登場しました。銀行強盗と連邦捜査官の新感覚のラブ&クライム・ストーリー、『アウト・オブ・サイト』は、巧妙でひねりのきいたセクシーな犯罪ドラマです。また追われる者が追う者に一目惚れしたことから始まる、新しい恋愛が描かれたラブ・ストーリーでもあります。全米で今年、7月に公開されるや、数々の批評家の絶賛を浴び、“『パルプ・フィクション』以来の衝撃作!”と注目を集めました。かつてハリウッドは、その長い映画史の中で次々と魅力的なカップルを生み出してきました。そして今、この映画で『俺たちに明日はない』のボニー&クライド以来最高のカップルが誕生しました。『アウト・オブ・サイト』が生んだホットなカップルはジョージ・クルーニーとジェニファー・ロペス。
銀行強盗のジャック・フォーリーを演ずるジョージ・クルーニーはテレビシリーズ『ER』で人気沸騰。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』でブレイクし、その後、3代目バットマン役を経て『ピースメーカー』でスターの座を手にしました。またジャックを追う連邦保安官補佐、カレン・シスコを演ずるのはジェニファー・ロペス。過去に『Uターン』など出演作品は多かったのですが『アウト・オブ・サイト』で女優として開眼しました。タフで自立したカレンのキャラクターと70年代ファッション、そして見事なプロポーションが醸し出すセクシーさを存分に発揮し、クルーニーに一歩もひけをとらない、魅力的で完璧な演技をロペスは見せています。
最高!の意味もあるタイトルの『Out Of Sight』は最近の口語では男女二人で“消える”というセクシーな含みもあります。この映画はまさに、タイトル通り“クールでセクシーで最高!”一作なのです。『アウト・オブ・サイト』はタランティーノが確立したエンターテイメントのスタイルに新風を吹き込み、今後のフィルム・メーカーに大きな影響を与えることでしょう。
ストーリー
過去20年間に渡って銀行強盗を生業としてきたジャック・フォーリー(ジョージ・クルーニー)はフロリダのクレイズ刑務所に収容されていた。彼は決して武器を使うことなく銀行を襲い、FBIに登録されている誰よりも多くの銀行から金を奪っていた。しかし彼には一つだけ問題があった。車運が悪いのだ。だから逃げる時に何か起る。だから刑務所暮らしもこれが3度目。ジャックの刑期は30年だがもちろんそんなにブタ箱に入っているつもりはない。逃げ出してシャバで暮らそうと決意。そして最後のデカいヤマを成功させ、この世界から足を洗おうと計画する。カレン・シスコ(ジェニファー・ロペス)は連邦保安官。保安官の父(デニス・ファリーナ)の下、警察権力の中で育った。父親が心配なのは娘の男性の好みだった。カレンと付き合う男たちは、いつもワイルドタイプ。今の恋人もFBI特別捜査官で、妻と離婚しているのにまだ一緒に暮らしているような男だ。父親としてはとてもふさわしい相手とは思えなかった。
カレンの誕生日の日、父親からプレゼントとしてオートマティック拳銃SIG380を渡され喜ぶカレン。やがてレイに会いに車で出掛けた途中、召喚と申し立てを行うためにグレイズ刑務所に立ち寄った。と、そこでジャックの脱獄事件に出くわしてしまう。クレイズの脱獄を阻止しようと銃を構えるものの、外で待ち受けていたジャックの仲間、バディ(ヴィング・レイムズ)に羽交い締めされ、そのまま逃走車のトランクに詰め込まれてしまう。トランクに押し込められたカレンとジャックは、暗闇の中でお互いの事を詳しく知り合うことになる。ジャックは完璧な紳士とは言いがたいが彼女と同じく映画ファンであった。カレンはジャックが自分に好印象を与えようとしているのを見て、何か楽しい気持ちになっていく。ジヤックも彼女と一緒にいて安らぎを感じる自分に驚いていた。もし2人が違う場所で出逢っていたら、とジャックは口にしてしまう。なんとか開放されマイアミに戻ったカレンだったが、彼女はジャックのことが忘れられなかった。そして同じ頃、ジャックも同じことを想っていた。やがて二人は意外な場所で再会してしまうが…。
スタッフ
監督: スティーブン・ソダーバーグ
脚本: スコット・フランク
原作: エルモア・レナード
製作: タニー・デビート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェール
製作総指揮: バリー・ソネンフェルド、ジョン・ハーディ
撮影: エリオット・デイビス
衣装: ベッツィ・ハイマン
編集: アン・V・コーテス
音楽: デビッド・ホルムズ
プロダクション・デザイン: ゲイリー・フルトコフ
キャスト
ジャック・フォーリー: ジョージ・クルーニー
カレン・シスコ: ジェニファー・ロペス
バディ・ブラッグ: ヴィング・レイムズ
リチャード・リプリー: アルバート・ブルックス
モーリス・“スヌーピー”・ミラー: ドン・チードル
グレン・マイケルズ: スティーブン・ゼーン
マーシャル・シスコ: デニス・ファリーナ
チノ: ルイス・ガズマン
ケネス: イザイア・ワシントン
アデル: キャサリン・キーナー
ミッジ: ナンシー・アレン
ホワイト・ボーイ・ボブ: キース・ローンカー
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