原題:Deceiver

二転三転する事件の真相。 真実を語っているのは誰なのか? そして真犯人はいったい誰なのか?

☆1997年第54回ヴェネチア国際映画祭正式出品 ☆1997年第7回ストックホルム国際映画祭脚本賞/撮影賞受賞

1997年作品/MDPワールドワイド作品/ピーター・グラッツァー・プロダクション作品/アスミック配給/1時間42分

1998年6月20日シネセゾン渋谷にて公開!!

公開初日 1998/06/20

配給会社名 0007

解説

ミステリーは常にエンターテインメントの主流として隆盛を築き、多彩な傑作が生み出されてきました。
そしてまた“嘘”をモティーフとして、このジャンルに果敢にもチャレンジした新しい作品が生まれました。
ジョナスとジュシュ、双子のベイト兄弟が仕掛けた映像の罠。それが『ライアー』です。
普段から何気なく嘘をつき、他人を欺く。だがそうした日常性の裏には意外な落とし穴が潜んでる。
そこに落ちた登場人物たちの秘密が暴かれる過程を縦軸に進むストーリー…。
ペイト兄弟は確信犯的に次々と手がかりとなるイメージを織込んで、大がかりなアクション・シーンも猟奇的な連続殺人も無い密室劇を、一級のサスペンス・ミステリーに仕上げています。
また本作は97年8月に行われた第54回ヴェネチア国際映画祭の招待上映で観客を驚嘆させ、同年11月のの第7回ストックホルム国際映画祭では脚本賞と撮影賞を受賞しました。98年。
この話題作が、いよいよ日本に上陸します。

ストーリー

暗い取調室で1人の男がポリグラフ(嘘発見器)にかけられていた。彼の名前はウェイランド(ティム・ロス)。
娼婦殺人事件の容疑者だ。若く経験の浅いブラクストン(クリス・ペン)とポリグラフ検査のベテラン、ケネソウ(マイケル・ルーカー)が取り調べをはじめた。
有力な手がかりもあり2人の刑事は彼がクロだと考えていた。だが、いざ尋問が始まるとウェイランドのペースに乗せられてテストははかどらない。
金持ちで天才的な頭脳を持つウェイランドに2人は翻弄され対決がヒートアップするばかりだった。
再会された尋問でケネソウは巻き返しを図るが、ウェイランドは突然“TLE(側頭葉てんかん)”の発作を起こして暴れて彼を殴りたおしてしまった。
その2日後ウィランドは自ら出頭してこう言った「ケネソウという男のの話をしよう」と。そして彼は一本のビデオテープを取り出した…。

スタッフ

監督・脚本: ジョナス・ペイト、
ジョシュ・ペイト
撮影: ビル・バトラー
音楽: ハリー・グレッグスン=ウィリアムズ
プロダクション・デザイン: ジョン・D・クレッチマー
衣装: ディナ・アリスン
編集: ダン・レベンタル
製作総指揮: マーク・デイモン
製作: ピーター・グラッツァー

キャスト

ウェイランド ………… ティム・ロス
ブラクストン ………… クリス・ペン
ケネソウ ………… マイケル・ルーカー
エリザベス ………… レネー・ゼルウィガー
ムック ………… エレン・バースティン
ケネソウ夫人 ………… ロザンナ・アークェット
ウェイランドの父 ………… マーク・デモン

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