第 67 回ベルリン国際映画祭出品

2017年/日本/配給:HIGH BROW CINEMA

2017年12月新宿武蔵野館ほか全国順次公開

Ⓒ2017 LIVE MAX FILM / HIGH BROW CINEMA

解説

主人公のロンを演じるのは『牯嶺街少年殺人事件』の主演を務め人気を博し、『グリーン・デスティニー』『レッド・クリフ』などに出演しアート系からハリウッド大作まで幅広く活躍している、アジアを代表する俳優チャン・チェン。
心を閉ざした少年ジュンを演じるのは、オーディションを勝ち抜き今後の活躍が期待されるバイ・ルンイン。ジュンの母リリーを演じるのは中国のテレビドラマなどで活躍しているイレブン・ヤオ。そしてリリーの過去の恋人 賢次を、『たたら侍』にて主演を務めた劇団 EXILE の青柳翔が演じる。監督は『弾丸ランナー』(96)にて衝撃のデビューを飾り、その後も『アンラッキー・モンキー』(97)『MONDAY』(00)『蟹工船』(09)『天の茶助』(15)などを手掛け、ベルリン国際映画祭常連の SABU が務める。

台湾の腕利きの殺し屋“ロン”が日本での任務に失敗し、追われた先の村で少年ジュンと母リリー、そしてちょっと変わった村人たちと出会い、徐々に人間らしさを取り戻すハートウォーミングバイオレンスストーリー。
チャン・チェンは日本語を喋れない殺し屋ロンを無口ながらも、そのわずかな表情の変化で絶妙な心の動きを表現し、十人のヤクザと対峙するシーンでは流れるような美しいナイフさばきをスタント無しで披露。そのナイフさばきは、本作にて度々描かれる調理シーンにも表れ、手際よく料理するチャン・チェンの貴重な姿も映し出される。
ロンと心を閉ざした少年ジュンの父子のような愛、リリーに一途な思いを寄せる賢次の想いには胸を打つものがあり、世話好きで「食いついたら離れない」という「すっぽん村」の住人たちとロンとのコミュニケーションの中に SABU 監督のユーモアが存分に散りばめられている。
まさに“アクション・笑い・涙”と見どころ満載のエンターテインメントがここに完成した!!
併せて解禁となったメインカットには、鋭い眼光を向けるロンの姿が。その表情が意味するのは、愛するものを守ろうとする決意か、それとも復讐の怒りか!?視線の先に一体何が表れたのか!!?
チャン・チェンの甘いマスクとミステリアスさが存分に発揮された本作に是非期待して欲しい。

ストーリー

スタッフ

監督/脚本:SABU『天の茶助』

製作:LiVEMAX FILM LDH pictures BLK2 Pictures 
Kaohsiung Culture Foundation Rapid Eye Movies

キャスト

チャン・チェン、イレブン・ヤオ、バイ・ルンイン、青柳翔

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