永遠のジャンゴ
原題:Django
音楽を武器にナチスに立ち向かった 伝説的JAZZギタリストの知られざる≪真実の物語≫
第67回<ベルリン国際映画祭>オープニング上映作品
2017年/フランス/シネマスコープ/117分/原題:Django/字幕翻訳:星加久実/協力:ユニフランス/配給:ブロードメディア・スタジオ
2017年11月25日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
© 2017 ARCHES FILMS – CURIOSA FILMS – MOANA FILMS – PATHE PRODUCTION - FRANCE 2 CINEMA - AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA
解説
ナチス支配下の戦争の時代を生きた不世出の天才ギタリスト、
ジャンゴ・ラインハルトの知られざる感動の物語が、初めて描かれる――
「マイナー・スウィング」など数々の名曲を残し、ジミ・ヘンドリックス、B.B.キング、エリック・クラプトン、ジェリー・ガルシア、ジミー・ペイジ、カルロス・サンタナ、ジェフ・ベックなど世界中のミュージシャンたちが、もっとも影響を受けた“ギターの英雄”と讃える天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルト。才能に溢れた気ままで奔放なアーティストとして知られ、「ヨーロッパ初の偉大なジャズ・ミュージシャン」と評される彼の、第二次世界大戦中の知られざる物語が、初めて描かれる。
残された名曲の数々をフィーチャーし、音楽史上のレジェンドの“魂”を今に甦らせた映像世界
現代のジプシー・ジャズの最高峰ギタリスト、ストーケロ・ローゼンバーグ率いるローゼンバーグ・トリオが、劇中の楽曲すべてのレコーディングを担当した本作は、音楽映画としても傑出した魅力を放っている。さらに、音源も譜面も一部分しか残存しないジャンゴ作曲による「レクイエム」を、音楽家ウォ-レン・エリスがインスピレーションから創作。初めて再現された幻の曲が、重要シーンで演奏されるのも見逃せない。監督は『チャップリンからの贈り物』『大統領の料理人』などの脚本を手掛けるエチエンヌ・コマール。初監督となる本作で、主演にフランスを代表する実力派俳優レダ・カテブを迎え、ジャンゴの魅力溢れる生き様から、知られざる壮絶な苦しみまでを史実に基づき繊細に描出した。
ただ、美しい音楽を、永遠に奏でていたかった―。
ストーリー
1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。ジプシー出身のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトは、パリでもっとも華やかなミュージックホール、フォリー・ベルジェールに出演し、毎晩のように満員の観客を沸かせていた。まさに音楽界の頂点を極めるジャンゴだったが、一方で、ナチスによるジプシーへの迫害は酷くなり、パリをはじめ各地でジプシー狩りが起きていた。多くの同胞が虐殺され、家族や自身にも危険が迫り、絶望に打ちのめされるジャンゴだったが、そんななか、彼にナチス官僚が集う晩餐会での演奏が命じられる…。
スタッフ
監督/脚本:エチエンヌ・コマール(『チャップリンからの贈り物』『大統領の料理人』脚本) 音楽:ローゼンバーグ・トリオ
キャスト
レダ・カテブ(『預言者』『ゼロ・ダーク・サーティ』)、セシル・ドゥ・フランス(『ヒア アフター』『少年と自転車』)
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