新世紀、パリ・オペラ座
原題:The Paris Opera
2017/フランス/カラー/110分/字幕翻訳:古田由紀子/字幕監修:堀内修 配給:ギャガ
2017年12月9日(土) Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
© 2017 LFP-Les Films Pelléas - Bande à part Films - France 2 Cinéma - Opéra national de Paris - Orange Studio - RTS
解説
ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマンが撮り、日本で初めてパリ・オペラ座の舞台裏が明かされ大ヒットを記録した『パリ・オペラ座のすべて』(09)や、『ブラック・スワン』(10)の振付師であり、ナタリー・ポートマンの夫としても名を馳せ、史上最年少でバレエ団芸術監督に抜擢されたバンジャマン・ミルピエを追った『ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』(16)など、オペラ座の舞台裏を描く名作は数多く存在する。
そんな中、本作は本国フランスにおいて公開1カ月足らずで動員11万人を突破し、今までのパリ・オペラ座を描いたドキュメンタリー映画の記録を更新、史上最高の動員記録を打ち立てた。また2017年モスクワ国際映画祭にてドキュメンタリー映画賞も受賞。350年以上もの歴史の中で伝統と格式を重んじながらも、常に新しいパフォーマンスを模索し続ける総合芸術の殿堂パリ・オペラ座の華々しい世界の裏側を、本作は丁寧に映し出す。バレエ団芸術監督がミルピエから、エトワールとして長年活躍したオレリー・デュポンに移るオペラ座新時代の波乱の幕開けから始まり、オペラ座史上最大規模の新作オペラ「モーゼとアロン」の1年間にわたるリハーサルや、公演初日直前の主要キャストの突然の降板劇、それに加え職員のストライキ。至高の芸術を完成させるために次々に待ち受ける難題に、オペラ座を索引してきた総裁ステファン・リスナーは苦悩し奔走する。そんな中、ロシアの田舎町から出てきた純朴な青年がパリ・オペラ座のオーディションに現れ、新たなるスターとなるべく光のあたる舞台へと突き進んでいく彼の姿は、パリ・オペラ座、新世紀の幕開けを予感させる。世界一の才能が集まり生み出される圧巻のパフォーマンスには、映像を通してでも鳥肌が立つほどの素晴らしさだ。
ストーリー
スタッフ
監督:ジャン=ステファヌ・ブロン
キャスト
ステファン・リスナー(オペラ座総裁)、バンジャマン・ミルピエ(芸術監督)、オレリー・デュポン(芸術監督)、フィリップ・ジョルダン(音楽監督)、ロメオ・カステルッチ(オペラ演出)、ブリン・ターフェル(バリトン)、ヨナス・カウフマン(テノール)、オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ)、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、ミハイル・ティモシェンコ(期待の新星)
LINK
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