2018年/日本/配給・宣伝:ビターズ・エンド

2018年

解説

芥川賞作家・柴崎友香が2010年に発表し、第32回野間文芸新人賞を受賞した恋愛小説「寝ても覚めても」。
忘れられないかつての恋人と、その恋人と同じ顔をした現在の恋人との間で揺れ動くある女性の年月を描き、多くの女性の共感を集めた名作の映画化がこの度正式決定となりました。

主演は、いま最も勢いのある若手俳優の一人、東出昌大。
TBSドラマ「あなたのことはそれほど」での不倫妻を追いつめる狂気を秘めた夫の熱演も記憶に新しく、今後も『関ケ原』(原田眞人監督)『散歩する侵略者』(黒沢清監督)、『菊とギロチンー女相撲とアナキストたちー』(瀬々敬久監督)と話題作に立て続けに出演。
演技の幅をますます広げている東出が、本作で初の一人二役という難しい役どころに挑戦!ミステリアスな自由人と、優しくて誠実なサラリーマン。同じ顔を持ち、同じ女性を愛する、タイプの違う二人の男を東出がどう演じ分けるのか、ご期待ください。

ヒロインに、唐田えりか。2015年より現在も放映中のソニー損保のCMで注目を集め、フジテレビドラマ「恋仲」で女優デビュー。
あふれるばかりの透明感がツイッターでも話題になり、2016年タレントパワーランキング「清潔感のある女優10・20代女優部門」で見事第1位に選出されるなど、これからブレイク必至の19歳。
今回、初のヒロイン役として、ふたりの男の間で揺れ動く女性の9年間を体当たりで演じます。

メガホンをとるのは日本映画界・若手実力派No.1の呼び声高い濱口竜介。
30代後半にさしかかった4人の女性の日常と友情、心の機微を丁寧に描き上げた5時間を越える『ハッピーアワー』が、ロカルノ、ナント、シンガポールをはじめ数々の国際映画祭で主要賞を受賞し、その名を世界に轟かせ、芸術選奨新人賞も受賞。いま最も新作が渇望される気鋭・濱口監督が、自らが映画化を熱望した原作「寝ても覚めても」で、満を持して商業映画デビューを果たします。

ストーリー

大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちる。

しかし、彼はある日、忽然と彼女の前から姿を消してしまう。

それから2年後、東京に引っ越した朝子は、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。戸惑いながら、朝子も亮平に惹かれていくが―。麦と亮平―同じ顔をした、過去の”恋”と現在の”愛”が朝子の心を揺らしていく。

スタッフ

監督: 濱口竜介 原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
製作:『寝ても覚めても』製作委員会 
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント

キャスト

東出昌大、唐田えりか

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