ルージュの手紙
原題:The Mid Wife
2017/フランス/フランス語/カラー/ビスタ/117分/日本語字幕:古田由紀子 <G>配給:キノフィルムズ/木下グループ
2017年冬、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!
© CURIOSA FILMS – VERSUS PRODUCTION – France 3 CINEMA © photo Michael Crotto
解説
パリ郊外に住むクレールは、優秀なベテラン助産師として働きながら、女手ひとつで一人息子を育てあげてきた。
長年続けてきた助産師の仕事に誇りをもちつつも自分自身の生き方を振り返る時間もなく、気づかぬうちに、心身ともに疲れ果てていた。そんなある日、クレールのもとに1本の電話が入る。電話は、30年前に突如姿を消した、血のつながらない母、ベアトリスからだった。「あなたのお父さんに逢いたい。私が人生で一番愛した人だから」と語るベアトリス。クレールは困惑しながらも、父親は彼女が突如姿を消した事が耐えられず、自殺してしまった事を告げるのだった。子供のように泣きじゃくるベアトリス。ベアトリスはクレールとは真逆の生き方をしてきた女性だ。自由が好きで、お酒が好きで、ギャンブルも好き。クレールは、父親を置いて去った身勝手な彼女への怒りがよみがえりながらも、全てを失って戻ってきたベアトリスの事を放っておけなかった。失われた時間を埋めていく二人。いつしかクレールは、ベアトリスの生き方に影響され、人生の扉を少しずつ開きはじめる。
監督・脚本は『ヴァイオレット-ある作家の肖像-』『セラフィーヌの庭』など女性を描くことに定評のあるマルタン・プロヴォ。クレールを演じるのは今フランスで一番動員力があり日本でも大ヒットした『大統領の料理人』のカトリーヌ・フロ。そしてベアトリスを演じるのは未だ第一線で活躍するフランスの至宝カトリーヌ・ドヌーヴ。フランスを代表する2大女優の初共演となる。また、『少年と自転車』のオリヴィエ・グルメが脇を固める。なお本作は6月22日より開催されるフランス映画祭2017のオープニング作品に決定している。映画『ルージュの手紙』は2017年冬、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。
ストーリー
パリ郊外、モント=ラ=ジョリーに住むクレール(カトリーヌ・フロ)の元に、何の痕跡もなく30年間姿を消していた血のつながらない母、ベアトリス(カトリーヌ・ドヌーヴ)から電話があり、重要で急を要する知らせがあるので会いたいと言われる。クレールは今でも、大事な父を捨てた彼女のことは許せなかった。父はその後、自殺をしてしまったのだ。真面目すぎるクレールと自由で人生を謳歌しているベアトリス。性格が全く違う二人だが、互いを受け入れ、ベアトリスの古い秘密が明らかになることによって失われた年月が埋まっていく。いつしかクレールは、ベアトリスの生き方に影響され人生の扉を少しずつ開きはじめる。
スタッフ
【監督・脚本】マルタン・プロヴォ『ヴァイオレット-ある作家の肖像-』『セラフィーヌの庭』
キャスト
カトリーヌ・ドヌーヴ『シェルブールの雨傘』『しあわせの雨傘』、カトリーヌ・フロ『大統領の料理人』、
オリヴィエ・グルメ『少年と自転車』
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