三浦しをんの最大の問題作がファン待望の映画化!

2017年/日本/配給:ファントム・フィルム

2017年11月下旬、新宿武蔵野館、有楽町スバル座 ほか全国ロードショー

©三浦しをん/集英社・©2017「光」製作委員会 HI-KA-RI.co

解説


本作の原作は「舟を編む」で本屋大賞を受賞した三浦しをんの小説「光」。
三浦しをんの作品群の中でも、徹底的に人間の闇を描き、ファンの中で特別な位置を示す本作。
原作を読んだ大森立嗣監督が「これは生命そのものの讃歌、命の輝きを描きたかった」とこの度、映画化が実現しました。

東京の離島・美浜島で暮らす少年たちに突然襲いかかった天災。直後に発生した津波の猛威は、島での暮らしと共に、彼らだけが知る“ある秘密”をも飲み込んでしまった。
そして25年の月日が経ち、舞台は東京へ。大人になった彼らのもとに、消え去ったはずのあの秘密が訪れる。
過去の秘密が、新たな秘密を生み出し、人間たちを追い込み、本性をむき出しにさせる人間の狂気が剝き出しなサスペンスドラマです。

大人になり東京で美しい妻と可愛い娘と、どこにでもある幸せな家庭を手にし、平穏に暮らす信之(井浦新)。
その信之の元に25年ぶりに現れ、島で起きた秘密をほのめかす島の幼馴染の輔(瑛太)。
幼少期に信之と交際し、そして大人になった今、女優として大きな成功を収めている美花(長谷川京子)。
夫である信之にある秘密を抱えている美しい妻・南海子(橋本マナミ)。

信之役の井浦新さんが「最も化学反応を起こせたのが瑛太くんでした。彼と芝居がしたいと前々から大森監督に言っていた分、この座組でナニかが起きないわけがないとは思っていましたが、彼のポテンシャルは想像以上、互いに後ろを顧みない変化球なしの真っ向勝負の連続は、どのシーンも何が起きるか、どこに向かうのか、まったく予測なんてできません。芝居が終われば心には辛さが残りましたが、微かに全部出し切った心地良さもありました。」と語ると、瑛太さんも「もともと大好きだった井浦新さんとの共演はとにかく刺激的で芝居の新たな面白さを教えていただいた。新さんが演じる信之の内側にある凄まじい熱量と冷酷さは、原作、台本を超越していた。」とお互い長年共演を望み続けた共演が本作にて実現し、計り知れない化学反応が巻き起こりました。

ストーリー

東京の離島、美浜島。記録的な暑さが続くその島で暮らす中学生の信之は、信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。同級生は、幼馴染で美しい恋人の美花ただひとりだ。ある夜、美花と待ち合わせた信之は、島の外部からやってきた者に、美花が犯されている姿を見てしまう。美花を救う為に、信之は取り返しのつかない罪を犯す。そして次の日、理不尽で容赦のない自然の圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てを消滅させる。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった。

それから二十五年。 妻(橋本マナミ)と、一人娘とともに暮らしている信之(井浦新)の前に輔(瑛太)が現れ、過去の事件の真相を仄めかし、やがて、封じ込めていた過去の真相が明らかになっていく。

秘密を握る輔は、記憶の中の信之を取り戻すため、信之と美花を脅し始める、信之は美花(長谷川京子)を守ろうとするが―。

スタッフ

監督・脚本:大森立嗣 
原作:三浦しをん(「光」集英社文庫刊) 
音楽:ジェフ・ミルズ 
配給:ファントム・フィルム

キャスト

井浦新 
瑛太 
長谷川京子 
橋本マナミ  
南果歩 
平田満

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