原題:Chiamatemi Francesco - Il Papa della gente

2015年/イタリア/113分/配給:シンカ、ミモザフィルムズ

2017年6月3日

(C)TAUDUE SRL 2015

解説


“ロックスター”法王と呼ばれ人々を熱狂させる、ローマ法王フランシスコの知られざる激動の半生とは-
約600年ぶりに生前退位した先代ベネディクト16世の後を継いだのは、初の南半球出身者であり、初のイエズス会出身のフランシスコ。
ブエノスアイレス出身のイタリア移民2世で、サッカーとタンゴをこよなく愛する庶民派。
本作『ローマ法王になる日まで』は、そのフランシスコが法王となる前、一介の聖職者だったホルヘ・マリオ・ベルゴリオの激動の日々を描きだします。

第266代ローマ法王に就任したフランシスコは就任式の式典時間を短縮し、サンピエトロ広場に集まった20万人の信徒との直接の触れ合いに時間を割くなど、その姿勢は、驚きと歓喜の熱狂によって迎えられました。

新法王は数々の前例を覆し、自身が関わる様々な慣例を質素なものに変更、“暗殺計画”が漏れ聞こえる中で法王庁改革を成し遂げ、貧しさや困難にあえぐ人々に寄り添った奉仕活動を展開し続けています。
環境問題や人種差別や金融システムにも言及し、壁を作ると発言した選挙中のトランプ大統領候補(当時)に苦言を呈するなど、今や世界で政治家以上の影響力を持つとも言われ、ローリング・ストーン誌の表紙まで飾ったその人気は、“ロックスター”のようだと喩えられました。
しかし本作は、彼の偉業を追ったドキュメンタリーではなく、史上初のアメリカ大陸出身のカトリック教会長となるまでの道のりを、実話に基づき映画化した感動のドラマ。
これまで何度も映画の題材にされてきた“暗黒のアルゼンチン軍事独裁政権”時代を内包しつつ、いかに“彼が彼という人になり得たか”に迫った作品です。

2016年のイタリア映画祭では『フランチェスコと呼んで-みんなの法王』として日本に紹介され、観客に大きな感動を与えました。この度は未公開シーンを加え、オリジナルの言語であるスペイン語上映で、満を持しての公開となります。

ストーリー

コンクラーベ(法王選挙)のためにバチカンを訪れたベルゴリオは、運命の日を前に自身の半生を振り返る-。 1938 年、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオは、イタリア移民の子としてブエノスアイレスに生まれる。大学で化学を学んでいた彼は、 20 歳のとき神に仕えることが自分の道と確信し、イエズス会に入会。神学を学び始め、瞬く間にその指導力が認められて 35 歳 の若さでアルゼンチン管区長に任命される。だが次第に軍の圧力が強まり、恐怖政治の足音が近づいて来る…弱きもの、民衆に 寄り添い続けたベルゴリオが法王となるまでの激動の日々、彼が愛し、彼を支えた人々の姿を感動的に描き出す。

スタッフ

監督:ダニエレ・ルケッティ
製作:ピエトロ・バルセッキ
原案:ダニエレ・ルケッティ
マーティン・サリナス
ピエトロ・バルセッキ
脚本:マーティン・サリナス
ダニエレ・ルケッティ
音楽:アルトゥーロ・カルデラス

キャスト

ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
セルヒオ・エルナンデス
ムリエル・サンタ・アナ
ホセ・アンヘル・エヒド
アレックス・ブレンデミュール
メルセデス・モラーン

LINK

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https://www.youtube.com/watch?v=j1ZQEmgo0mA
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